アルカリと塩基の違いとは?
アルカリと塩基?
「酸性」や「アルカリ性」という言葉は、小学校や中学校の理科でよく聞きましたよね。
しかし、高校の化学になると急に「アルカリ性」ではなく「塩基性」という言葉に変わります。これはなぜなのでしょうか。
塩基が水に溶けたものを「アルカリ」
実は「酸」と逆の性質をもつものは「塩基」と呼ばれます。その塩基のうち水に溶けたものを「アルカリ」と呼ぶのです。
中学までは水に溶けたものしか扱わない
中学理科までは酸・アルカリの定義を以下のようにしています。
水溶液中で電離し,H+を生じる物質が酸,OH–を生じる物質がアルカリ。
ということなので、水に溶けていることが前提なので、「アルカリ」という名前でいいんですね。ちなみにこの定義はスウェーデンの科学者であるアレニウス(Svante August Arrhenius)が定義したものです。