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pH1.7の温泉(草津温泉・万代源泉)

温泉自然湧出量一位の日本を代表する温泉

 草津温泉は,群馬県吾妻郡草津町にある温泉で,温泉の自然湧出量は日本一を誇ります。泉質は強酸性で殺菌力が高く,皮膚病などに効能があるとされています。

草津温泉には7つもの源泉が

 草津には昔は100以上の源泉があるとされていましたが,1970年に湧出量の多い万代鉱(ばんだいこう)が発見され,その後温泉として使うようになってからは徐々に源泉の数が減りました。今は6つの湧出量の多い源泉が主なものになっています。

 その6つの主要源泉とは,万代鉱・湯畑・白旗・西の河原・煮川・地蔵源泉です。万代鉱の湯元が温泉街のはずれで,その他の5つは温泉街にあるため,万代鉱以外の源泉は「町内源泉」とも言われます。

 また,稀有で素晴らしい温泉として「わたの湯」源泉もあります。

酸性度が高い源泉は?

 下の表からもわかる通り,pH値(小さい方が酸性度が高い)も源泉の温度も,万代鉱泉が断トツで一位ですね。私も入ったことがあるんですが,少し肌がぴりぴりとしますが,とろみのある素晴らしい温泉でした。

源泉pH源泉の温度湧出量
万代鉱約1.7095.4℃6200L/分
地蔵2.0553.0℃386L/分
白旗の湯2.0655.5℃1508L/分
湯畑2.0855.7℃4437L/分
西の河原2.0849.3℃1400L/分
煮川2.151.6℃689L/分
わたの湯2.1151.1℃

pH1.7って胃液と同じくらい!

 万代鉱泉のpH1.7とは,身近なものでどのようなものと同じなのでしょうか。

 実は胃液とほぼ同じで,胃液はpH1.5〜2.0です。ちなみにレモン汁はpH2.5なので,pHだけで言うと,レモン汁よりも酸性が強い温泉なんですね。

入って大丈夫なの?

 胃液と同じと言うと,なんだか消化されちゃうのでは?と思いますが,消化されるのは消化酵素であるペプシンなどが入っているからですね。ですので,結論から言えば大丈夫です!ただ,肌が弱い人は妊婦さんなどは入浴の際には注意したほうが良いそうです。また飲用には適していないので,飲まないように気をつけましょう。

湯もみを行う理由は?

 名物の湯もみは、温泉の効能を薄めずに温度を下げるために考案されました。水を入れることで冷ます方法もありますが,せっかくの温泉の成分が薄まってしまい,pHも7に近づいてしまいますね。

参考サイト