【レポート記事】SusHi Tech Tokyo 2026が万博すぎた。東京で体験した“未来の現場”

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SusHi Tech Tokyo 2026が万博すぎた。東京で体験した“未来の現場”

 アジア最大級のグローバルイノベーションカンファレンス「SusHi Tech Tokyo 2026」が2026年4月27日(月)〜4月29日(水・祝)、東京ビッグサイトで開催中です。スタートアップビジネスイベントのはずなのに、会場に入った瞬間に感じたのはまさに「万博」でした。今回は4月28日ビジネスデイに訪れた際の様子をレポートします。

SusHi Tech Tokyo 2026(2026.4.28撮影)

<万博すぎた①>海外パビリオンに広がる“万博の空気”

 会場を歩いてまず印象に残るのが、各国のブースいわば「パビリオン」です。シンガポールやオランダといった国単位での出展が並び、それぞれが自国のスタートアップや技術を紹介している様子は、まさに万博そのものです。

 ただ、ここはビジネス向けのブースになっているので、全体を歩きながら空気を感じ取るように楽しむのがちょうどいいと感じました。

オランダパビリオンではミッフィーとの写真撮影も(2026.4.28撮影)
シンガポールパビリオン(2026.4.28撮影)

日本の各地域のパビリオンも

 さらに、日本の地域ごとのパビリオンも展開。関西パビリオンの表示に、どこか万博のゲートの雰囲気を重ねてしまいました。

関西パビリオン|どこか万博のゲートのような雰囲気が(2026.4.28撮影)
九州・沖縄パビリオン(2026.4.28撮影)

<万博すぎた②>チェコパビリオンの木製人形対戦ゲーム「Kenka」—代表はまさかの小学生!?

 数ある展示の中でも、特に“万博らしさ”を感じたのが、チェコの展示ブースにある木製人形を使った対戦ゲーム「Kenka」です。大阪・関西万博チェコパビリオンでも展示された「Kenka」は、一見すると素朴な木のおもちゃですが、実際に触れてみると印象は一変します。

木製人形対戦ゲーム「Kenka」(2026.4.28撮影)

 プレイヤーは台の下から糸や棒を使って人形を操作し、相手と剣を交えるようにして戦い、相手の仮面を取ったら勝利。操作は直感的でありながら、思い通りには動かない。力の入れ方やタイミング次第で結果が変わるため、自然と真剣になります。

木製人形対戦ゲーム「Kenka」|武器は3Dプリンターで製作(2026.4.28撮影)

 さらに驚いたのが、アンバサダーとしてこのゲームを広めているのが小学生の男の子だということ!詳しい経緯は彼が運営しているInstagram(@sekai_bridge)を見てほしいです。全力で応援したくなりました!現在プロジェクトに賛同してもらえる方を募集しているそうです!

チェコ展示ブース(2026.4.28撮影)

<万博すぎた③>未来都市パビリオン(Future Experience Pavilion)

 4階にある「未来都市パビリオン」は大人から子供まで楽しめる最先端技術が詰まったパビリオン。その中で展示をピックアップしました!

「香味醗酵」の展示が示す“嗅覚のデジタル化”

 未来都市パビリオン内にある「香味醗酵」のブース(B-388)。大阪・関西万博のNTTパビリオンのVIPショーケーシングラウンジ(NTT顧客限定)で展示した匂い再構成・伝送技術が展示されており、たくさん万博へ通った方も体験できなかった貴重な展示となっています。

「香味醗酵」匂い再構成・伝送技術(2026.4.28撮影)

 体験ブースでは、「匂い再構成ディフューザ」を用いて、映像に合わせた匂いをリアルタイムで調香して噴務することで映像に臨場感を与えます。

「香味醗酵」桜の映像に合わせて桜の香りが(2026.4.28撮影)

 独自開発の匂い数値化センサーで悪臭を測定し、どの嗅覚受容体が反応しているのかを特定。その働きを抑える化合物を選ぶことで、消臭剤を開発しているそうです。スタッフの方に声をかければ、実際にその効果を体験することもできます。

「香味醗酵」匂い再構成・伝送技術(2026.4.28撮影)

ロボットと触覚技術による職人技能デジタル共有

 デジタル技術によって職人の「手の技」をロボットと触覚技術(ハプティクス)で再現。熟練のろくろ成形の動きを“触って”体感できるほか、ロボットアバターを用いて職人の技能を実際に体感できます。

ロボットと触覚技術による職人技能デジタル共有(2026.4.28撮影)

<万博すぎた④>空飛ぶクルマ

 大阪・関西万博でも話題になり、先日東京での初デモフライトも実施したSkyDrive社の「空飛ぶクルマ」の展示。1/5サイズモックとパネル、映像を通じ、渋滞を避けた都市移動や遊覧飛行の未来像を見ることができます。

 さらに、SusHi Tech Tokyo終了後、4月30日(木)~ 5月6日(水)の7日間、日本科学未来館1階シンボルゾーンにある「Tokyo Mirai Park」において、特別イベント「Tokyo Mirai Weeks」においても展示を行います。

 空飛ぶクルマをはじめ、様々な未来のモビリティとその最新技術を紹介する展示や体験、ワークショップを行います。 モビリティや都市生活がどのように変化していくのか、「未来の東京」を想像しながら楽しむことができます。

<万博すぎた⑤>石黒浩さんの講演も!

 公演は28日(火)のみではありますが、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーの大阪大学教授・石黒浩さんの講演もありました。

 テーマは「人を理解するAIとロボットが未来のホスピタリティを変えていく」で、人とAI・ロボットの関係は、代替ではなく共生へと進みつつあります。ホスピタリティにはルールが基盤として必要であり、AIは知識や正確性に強みを持ちますが、長く寄り添うための共感や情動には課題が残ります。人間とロボットの役割の境界はまだ明確ではなく、状況によって信頼のあり方も変わります。今後は人を理解し、適切に関わる存在として、両者の協働が新たな価値を生み出していきます。

SusHi Tech Tokyo 2026(2026.4.28撮影)
SusHi Tech Tokyo 2026(2026.4.28撮影)
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その他の展示も見どころたくさん!

ドローンサッカー|SusHi Tech Tokyo 2026(2026.4.28撮影)
SusHi Tech Tokyo 2026(2026.4.28撮影)
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SusHi Tech Tokyo 2026(2026.4.28撮影)

 

開催概要

区分日程会場主な内容・特徴
ビジネスデイ4月27日(月)・28(火)
9:00~18:30
東京ビッグサイト
西展示棟1~4ホール
スタートアップ750社の出展、投資家・大企業との商談、リーダーによるセッション
パブリックデイ4月29日(水・祝)
10:00~18:00
東京ビッグサイト
西展示棟1~4ホール
【入場無料】
若者・市民向けの体験、市岡元気先生の実験ショー、ARスポーツ、工作WS

アクセスは無料シャトルバスもおすすめ!

 東京駅(有楽町駅)近くの鍛冶橋駐車場と東京ビッグサイト間の無料送迎シャトルバスが会期中は運行しています。

2026年4月29日の時刻表

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