横浜グリーンエクスポ公式マスコット「トゥンクトゥンク」とは?誕生までの道のりも
横浜グリーンエクスポ公式マスコット「トゥンクトゥンク」とは?誕生までの道のりも
2027年で横浜で開催されるGREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会/横浜グリーンエクスポ)の公式マスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」。最近ではグッズやグリーティングイベントも好評で、公式の推し活キャンペーン、通称「トゥン活」が始まるほど人気が高まってきています。

そんなトゥンクトゥンクの地球そのものを思わせる愛らしい姿と、ちょっと不思議な響きの名前は、どのようにして生まれたのでしょうか。約8か月にわたる選考と、のべ2万件を超える市民の声が形になるまでの経緯をたどります。
トゥンクトゥンクとは?
そもそもトゥンクトゥンクとはどのようなキャラクターなのでしょうか。

はるか宇宙の彼方から、地球に憧れてやってきた好奇心いっぱいの精霊、それがトゥンクトゥンクです。植物をはじめとした万物の気持ちに共鳴し、その想いを人間に伝えてくれる「人と地球の自然との新たな関係を育むコミュニケーター」です。
地球がきれいだとうれしくなって花を咲かせて踊り、地球が汚れると悲しくなって元気がなくなってしまいます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 性格 | ドキドキ・ワクワクすることが好き |
| 特技 | いろんな生きものや、ものの気持ちがわかる |
| くせ | わくから外れて、飛び出そうとする |
| 夢 | みんなの気持ちがつながって、みんながなかよしになること |
デザイン決定まで
公式マスコットは、博覧会の周知と機運醸成を図り、誰にでも愛されるコミュニケーションのきっかけとなる存在として企画されました。来場者にとっては、本博覧会を一緒に体験するパートナーとなることが期待されています。

未来につなぐ万博展(2026.2.19撮影)
デザイナーには、正式略称「GREEN×EXPO 2027」に込められた理念をもとに、次のようなキーワードが提示されました。
- プラネタリー・バウンダリーを意識し、自然共生を共に考える存在
- 子供たちの未来のために、幸せの種をまく存在
- 花と緑で驚きと発見を与える存在
- 生態系との関わりを通じて、持続可能な地球を願う存在
- 植物の可能性に気づき、みんなと共有する存在
- 自然と「人・社会・産業」をつなぐ存在
デザイン決定までの流れ
指名コンペティションと第1回選考
マスコットづくりは、2023年10月20日の指名コンペティション開始からスタートしました。続く11月28日の第1回選考委員会で候補案が選出され、知的財産権に関する調査が行われました。
最終候補3案の発表と意見募集
2024年1月24日、最終候補3案(候補A・B・C)が発表されました。同日から2月6日17時まで、3作品に対する意見が一般から募集され、横浜市と連携した市立小中学校等へのポスター掲出なども実施されました。
寄せられた意見は総数14,323件にのぼり、第2回選考委員会の最終選考の参考とされました。最終候補3案は、それぞれ次のようなコンセプトでした。

| 候補 | モチーフ・コンセプト |
|---|---|
| 候補A | テラリウムの中に地球のような植物たちが共存。 真ん中のハートは生命体の心臓で、地球がひとつの生命体であることを表現 |
| 候補B | 公式ロゴマークと親和性のある「植物の妖精」。 左右の大きな葉の耳で植物や地球の声を聞く |
| 候補C | 「自然の循環と萌芽」がモチーフ。 前向きに歩くポーズで、人や社会と共に未来へ歩むパートナーを表現 |
採用作品の決定
2024年3月19日、開催3年前を迎えるイベントで、第2回選考委員会を経て採用作品が発表されました。選ばれたのは、映像ディレクター・アートディレクターの牧野惇さんによる候補Aのデザインです。

テラリウムの中で植物が共存し、中央にハートを抱いた地球そのものの姿。「自然や地球との新たな関係を育むコミュニケーター」として、自然の代弁者となり、人と自然の距離を感覚的に縮めてくれる存在というコンセプトが込められています。
牧野さんは「植物には感情があるとよく言われますが、それを直接人間に伝えることはできないので、植物や自然の感情が可視化され、私たちに伝わるようなキャラクターを目指してデザインしました」とコメントしています。
選考委員会の森本千絵副委員長は「選考委員の全員が賛成できるデザインでした」と評価。審査の過程を見守っていた公式アンバサダーの芦田愛菜さんも、「今回採用された作品は、私たちが地球の未来を考えるきっかけを与えてくれると思いました」と期待を寄せました。
名前が決まるまで
一般公募
デザイン発表と同じ2024年3月19日から、マスコットの名前の一般公募がスタートしました。募集期間は3月19日午後3時から4月8日正午まで。プロ・アマや年齢を問わず、幅広い応募が呼びかけられました。

「トゥンクトゥンク」に決定
公募には6,076件の名前案が集まりました。選考委員会で議論を重ねた結果、北原やえさんの作品「トゥンクトゥンク」が選ばれました。
「トゥンク」は心臓の音を表しています。心臓の音は胸に耳をあてないと聞こえないことから、地球の声に耳を傾けよう、そしてみんなで手を取り合いつながって、たくさんの命あるものがときめくような地球になるように——そんな願いが込められた名前です。

選考委員会の田中一雄委員長は、「自然の気持ちに触れること、人と自然の気持ちがつながることのドキドキ、ワクワク感が伝わってくる『トゥンクトゥンク』がふさわしいという結論に至りました」と選定理由を語っています。
1000日前イベントでお披露目
2024年6月22日、開催1000日前を記念したイベントで、公式アンバサダーの芦田愛菜さんが「トゥンクトゥンク」の名前を発表しました。この日、トゥンクトゥンクは初めて声を出し、芦田さんと言葉を交わしています。

「GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会) 開催1000日前 記者発表会」~芦田愛菜さん発表~ 公式マスコットキャラクターの名前は「トゥンクトゥンク」に決定! より(2024.6.22)
芦田さんは「私にとってマスコットキャラクターは、一緒にこの博覧会の魅力を発信していくパートナーのような心強い存在です」とコメントしました。
まとめ
トゥンクトゥンクは、指名コンペティションから名前決定まで約8か月をかけ、デザインへの意見募集14,323件、名前公募6,076件という、のべ2万件を超える市民の声を受けて誕生しました。
「幸せを創る明日の風景」を市民とともに描いていくGREEN×EXPO 2027。その最前線で、トゥンクトゥンクはこれからも活躍していきます。

トゥンクトゥンクとは
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| マスコット名 | トゥンクトゥンク |
| 役割 | 人と地球の自然との新たな関係を育むコミュニケーター |
| デザイン作者 | 牧野 惇(まきの あつし)さん(映像ディレクター・アートディレクター) |
| 名前作者 | 北原 やえ さん |
| デザイン決定 | 2024年3月19日(開催3年前イベント) |
| 名前決定・発表 | 2024年6月22日(開催1000日前イベント) |
| 名前発表者 | 公式アンバサダー 芦田 愛菜 さん |
| 主催 | 公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会 |
トゥンクトゥンクをもっと知ろう!
公式マスコットキャラクター紹介ページ(https://expo2027yokohama.or.jp/about/mascot/)では、トゥンクトゥンクとおしゃべりできるコンテンツが登場! 以前、首相官邸に置かれたトゥンクトゥンクがしゃべり出し、高市首相が驚いたシーンが話題になりましたね。
また、「みつけて!トゥンクトゥンク」という、細かく描き込まれたイラストの中からトゥンクトゥンクを見つけ出す絵本のようなページも。いわゆる「探し絵」絵本と同じ仕組みですね。紙版は2026年6月20日の「FLOWER Fes 2026 FINAL」で初配布されました。


関連リンク
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