null2(ヌルヌル)が形を変えて横浜・園芸博へ!落合陽一氏が発表
null2(ヌルヌル)“新プロジェクト”が横浜で!
2025年11月28日に開催された第2回「人・自然・生命」シンポジウムにて、大阪・関西万博で話題をさらった null2(ヌルヌル) の生みの親、落合陽一さんから横浜・園芸博にて「形を変えて、違う形の null2(ヌルヌル)を計画している」とのコメントがありました。

形を変えた新たなnull2が横浜で蘇る!
壇上で落合陽一さんは、「横浜園芸博でも一肌脱ぎます」と力強く発言。さらに続けて、
「形を変えて、違う形の null2(ヌルヌル)を計画している」
と明かし、会場は拍手に包まれました。
終了後のXでも以下のように、言及しています。
<とても大切なお知らせ第三弾>大阪関西万博シグネチャーパビリオン落合陽一館null²横浜園芸博にも転生します. 新しい形のヌルにぜひ来てください!

大阪・関西万博で強烈な存在感を放ったnull2(ヌルヌル)が、横浜で開催される2027年国際園芸博覧会(GREENEXPO2027)で新たな形として蘇ります!
テクノロジー×アート×身体性で魅せた大阪万博版から、自然×テクノロジーの園芸博版へどう進化するのか—
まさに 「続報を待たずにいられない」 状況です。
基調講演の内容
屈強な“万博市民”がどれほど横浜に来るか
基調講演にて、落合陽一さんは、大阪万博の現場で見えてきた“人間行動の社会的変化”に注目。
- 大阪万博では、国際協調が自然と生まれる空気があった。
行列や待ち時間の中でも、多様な来場者同士が交流し、
ある種の“万博コミュニティ”が成立していた。 - 行列を苦にしない屈強な“万博市民”という新しい来場者層が形成。
→ 「体験への熱量」が文化を作る、という指摘。
また、園芸博の成功にはこの“万博市民”がどれだけ横浜に流れてくるかが鍵だと示しました。
テクノロジーの時代と“新しいエコシステム”
また、講演の中で落合さんは、現代はコンピュータの情報処理量(非生物バイオマス)が自然のバイオマスを上回った時代であり、この状況で どこに“生態系(エコシステム)”を見出すべきか? が問われていると述べました。
人間×機械、物質×情報の境界が融解する「ポストヒューマン時代」に入りつつある。新しい生態系・価値観をどう築くかが重要であると示しました。
「人間らしさ」の再定義
自然・文化・技術を縦横に結ぶ中で、人間とは何か、人間らしさはどこに宿るのかを探る議論につながりました。
もし人間が“サピエンス性(知性の優位)”を手放しても、どうすれば人間らしく生きられるのか。これはAI時代以降の大きな哲学的テーマです。
