大阪・関西万博「ノモの国」のハンモックベンチが丸の内へ|資材リユースで街に残る万博レガシー

大阪・関西万博「ノモの国」ハンモックベンチが丸の内仲通りで限定展示

 2025年の大阪・関西万博で大きな注目を集めた、パナソニックグループパビリオン「ノモの国」。「ノモの国」を象徴する展示のひとつであるハンモックベンチが、万博閉幕後のレガシーとして東京・丸の内に移設されました。
 現在開催中のMarunouchi Street Terrace 2025に合わせて、2025年12月25日(木)まで展示中です。

「ノモの国」ハンモックベンチ(2025.12.23撮影)

うみのハンモックベンチが丸の内仲通りに

「ノモの国」ハンモックベンチ(2025.12.23撮影)

 うみのハンモックベンチは、EXPO2025 パナソニックグループパビリオン「ノモの国」からの贈り物として設置された体験型ベンチです。ハンモックベンチは丸の内永楽ビル付近に2個設置してあります。
 ハンモック状のベンチに「寝る・座る」ことで、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

基本ルール

  • 寝たり、座ったりして利用してください
  • 1基あたり最大:大人2人(合計160kgまで)
  • 3歳以下の子どもは、保護者同伴で利用してください
  • 靴を履いたまま利用してください

禁止事項

  • ハンモックの上で立ち上がらないでください
  • 飛び跳ねたり、飛び降りたりしないでください
  • 引っかかる物(荷物など)を身につけたまま利用しないでください
  • 利用中はお子さまから目を離さないでください
「ノモの国」ハンモックベンチ (2025.12.23撮影)

展示概要

項目内容
移設場所丸の内仲通り(北側テラス)
引渡・移設時期2025年11月(移設済)
展示期間Marunouchi Street Terrace 2025 開催期間中
開催日程2025年12月5日(金)~12月25日(木)
展示物「ノモの国」ハンモックベンチ

※本展示は Marunouchi Street Terrace 2025 の期間限定展示です。

MAP

 ハンモックベンチは丸の内永楽ビル付近に2個設置してあります。

「ノモの国」とは何だったのか

2025年大阪・関西万博 パナソニックグループパビリオン「ノモの国」Unlock体験を実現した展示物等のリユース先を決定|PRtimes より

 「ノモの国」は、大阪・関西万博におけるパナソニックグループのパビリオンとして、「モノは、こころの持ちようで捉え方が変わる」というコンセプトを体験として表現した空間でした。
 47万人以上が体験した「Unlock体験」を通じて、価値観の転換や循環をテーマに、モノと人との関係性を問いかけてきました。

2025年大阪・関西万博 パナソニックグループパビリオン「ノモの国」Unlock体験を実現した展示物等のリユース先を決定|PRtimes より

万博レガシーとしての「循環」

 パナソニックグループは、企画段階から資源循環型パビリオンを掲げて設計・施工を実施。
閉幕後には、

  • パビリオン建築物の 99%以上をリユース・リサイクル
  • 廃棄率 1%未満 を実現

という高い成果を達成しています。

 今回のハンモックベンチを含む展示物も、空港・自治体・学校・公共施設などへと移設され、「ノモの国」で提示された循環の思想が都市や日常の風景の中で生き続けるかたちとなりました。

丸の内で感じる、万博のその先

 万博会場を離れてもなお続く「ノモの国」の物語。丸の内仲通りという都市の中心で、大阪・関西万博のレガシーに実際に座り、触れ、体感できる機会は貴重です。
 街を歩く途中でふと出会うハンモックベンチ。そこには、万博が問いかけた「未来社会におけるモノとの関係」が、静かに息づいています。

関連リンク

mirai