未来の宇宙世紀へ向けた挑戦を、見て・聴いて・体験しよう!
バンダイナムコグループの横断プロジェクト「ガンダムプロジェクト」が推進するサステナブルプログラム「ガンダムオープンイノベーション(GOI)」は、2025年11月18日(火)・19日(水)の2日間、東京・お台場の日本科学未来館で成果発表会『GUNDAM OPEN INNOVATION 2021-2025 ~GOI PROJECT REPORT~』を開催します。
「ガンダムオープンイノベーション(GOI)」は、人口問題・環境問題・宇宙開発といった社会課題に対し、「ガンダム」と「未来技術」を掛け合わせて解決策を探る共創型プロジェクト。
2021年の開始以来、自治体・大学・企業・宇宙開発機関など多様なパートナーとともに研究を進めてきました。
成果発表会では、4年間の集大成として15の共創チームによる研究成果を、パネル展示・講演会・体験コーナーなどを通して公開。
1979年の『機動戦士ガンダム』が描いた未来と、2025年の現実社会をつなぐ内容となっています。
大阪・関西万博に出展していた「大阪ヘルスケアパピリオン」とパンダイナムコが連携。大阪府内の小学5・6年生を対象にした持続可能なものづくりなどを学ぶ授業「ガンプラアカデミア」で集められたガンプラのランナーを再利用し、モニュメント「スペースコロニー」を制作、万博会場で展示されました。
TEAM SPACE LIFEでは、空間拡張技術を活用し、デモンストレーション用「空間投影型デブリ除去シミュレーションゲーム」を開発。狭い場所でもあたかも宇宙空間にいるような感覚で別の作業者とコミュニケーションを取りつつ、ゲームをすることができます。
近年宇宙開発が活発化する一方で、衛星やロケット上段などのスペースデブリが弾丸の10倍のスピードで飛んでいて非常に危険です。デブリが漂う場所は、主に「低軌道」と「静止軌道」があり、それぞれ国際宇宙ステーション(ISS)や気象衛星、放送衛星など日常生活に欠かせない重要な衛星が存在するエリアです。
スペースデブリの除去は、宇宙に住む環境を整備する上で非常に重要です。この任務の難しさを、空間拡張技術を活用した没入感のあるゲームを通じて体感いただけます。
宇宙に漂っているデブリを制限時間内するのですが、前後左右、回転したりなど複数の操作が必要だったので、デブリをキャッチするだけでも精一杯でした。
デブリ回収シミュレーションゲーム、是非チャレンジしてみてください!
東京理科大学を中心とする6機関の「TEAM SPACE LIFE」が開発した小型自律分散型環境センサー(TEM)は、2025年4月21日にスペースXのファルコン9で打ち上げられ、ISS船内で空気環境を測定する実証実験を行いました。さらに、先日打ち上げに成功した HTV-X にも2回目となる環境センサーが搭載されています。
本プロジェクトはガンダムオープンイノベーションの公認プロジェクトとして支援を受け、ISS搭載機器として必要な高い安全性を確保しながら、ガンダムをイメージした独自デザインを実現した点が特徴です。
今回、そのISSで実際に運用された環境センサーが展示されています。
環境センサー(TEM)(2025.11.18撮影)
| 時間(開場) | 講演内容 | 登壇者 |
|---|---|---|
| 10:30〜10:50(10:10開場) | 開会のご挨拶 | 株式会社BANDAI SPIRITS 代表取締役社長・チーフガンダムオフィサー 榊原 博 |
| 11:10〜11:50(10:50開場) | 「宇宙で暮らす宇宙世紀を創る」 | 東京理科大学 スペースシステム創造研究センター 木村 真一 |
| 13:00〜13:40(12:40開場) | ビーム・サーベルで農業!未来のプラズマ農場とは? | 東北大学 金子 俊郎 |
| 14:00〜14:40(13:40開場) | ミッション&機器開発について 月でもお米が作れるの!? ~グリーンコロニー・プロジェクト~ | 三菱重工業株式会社 宮地 佑輔 東北大学 東谷 篤志 |
| 15:00〜15:40(14:40開場) | “巨大ロボットのつくり方 ~モビルスーツの実現を目指して” | チームBALL アスラテック株式会社 吉崎 航 |
| 16:00〜16:30(15:40開場) | 宇宙医学の現状と未来 | 国際医療福祉大学宇宙医学研究会 瀧澤 玲央 |
| 時間(開場) | 講演内容 | 登壇者 |
|---|---|---|
| 10:30〜11:00(10:10開場) | 月輸送ミッションとGOI宇宙世紀憲章合金開発 | ispace / チーム宇宙世紀の矛と盾 株式会社ispace Japan Lunar Business Development Group 髙尾 和憲、後藤 拓也 / 東北大学金属材料研究所 笠田 竜太 |
| 11:30〜12:00(11:10開場) | 『君は、生き延びることができるか?』スペースコロニー時代に向けた挑戦 | 大和大学 立花 晃 ・天野 健作 |
| 13:00〜13:30(12:40開場) | GOI活動を通した科学と社会の橋渡し − ELSI、科学コミュニケーションの観点からー | U-ELSI 慶應義塾大学 木下 翔太郎 |
| 14:00〜15:00(13:40開場) | GOIに参画時の期待と実際に得たモノ | チーム宇宙世紀の矛と盾 / GOI参加共創パートナーおよび学生ほか 東北大学 山村 海爾 / 自然科学研究機構 核融合科学研究所 伊藤 篤史(モデレーター) |
| 15:30〜16:00(15:10開場) | 閉会のご挨拶 | 株式会社バンダイナムコ研究所 取締役 堤 康一郎 |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2025年11月18日(火)「ビジネスデー」 19日(水)「一般公開デー」 各日10:00〜16:30 |
| 会場 | 日本科学未来館 7階(未来館ホール・コンファレンスルーム) |
| 入場料 | 無料(※常設展・ドームシアターは別途料金) |
| 主催 | 株式会社バンダイナムコ研究所・ガンダムオープンイノベーション事務局 |
| 協力 | バンダイナムコフィルムワークス、創通 |
👉 詳細アクセス:日本科学未来館 公式サイト
大阪・関西万博で高い人気を集めた「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」。会期中の来場者は延べ100万人を超え、修学旅行や社会科見学で訪れた児童も約3万人に上りました。ガンダムを通じて世界の人々がつながり、「未来」についてともに考える場となり、多くの来場者が宇宙での農業や最先端の研究に触れる貴重な機会となりました。
関西エリアに初めて登場する実物大ガンダム像。高さは約17mで、片膝を立てて腕を大きく上げるこれまでにないポーズは、宇宙、そして未来に向けて手を差し伸べているイメージとなっています。
型番:RX-78F00/E
全高(指先まで)16.72m/頭部高12.31m/総重量49.1t