人流データを活用したイベント分析と提案スキルの向上〜 GREEN×EXPO2027 の経済効果最大化に向けて〜

　横浜市立大学は、2026年2月12日（木）より、位置情報データの基礎理解から実務活用、さらには 大阪万博の人流データを用いた分析実践までを体系的に学べる全6回の講座を開講します。
　会場は みなとみらいサテライトキャンパス。対面とオンラインのハイブリッド形式で実施され、観光・都市計画・イベント運営・行政など、幅広い領域に役立つ内容です。

　近年、観光振興や都市開発、交通インフラ整備など多様な分野で活用が進む「人流データ」。しかし実務では、「どこから手をつければいいか分からない」「成果につながらない」という課題に直面することも少なくありません。

　本講座ではその壁を乗り越えるため、専門家による講義と大阪万博の実データを用いた実践演習を通じて、GREEN×EXPO2027 に向けたデータ起点の施策提案スキルを身につけます。
　企業・行政の担当者をはじめ、観光・エリアマネジメントに関わる多くの方に役立つ実践型プログラムです。

開催概要

■ こんな方におすすめ

• 人流データの実務への活かし方に悩んでいる方
• 位置情報が自社事業にどう役立つか知りたい方
• GREEN×EXPO2027 に事業として関わりたい方
• 観光・宿泊・飲食・交通・エンタメ・DMO関連の方
• エリアマネジメント・都市計画担当者
• 自治体職員、公務員の方

カリキュラム（全6回）

Day 1｜2月12日（木）18:00–19:30

位置情報活用／観光と移動／データ基礎
担当：横浜市立大学 有馬貴之

• GREEN×EXPO2027 の理解
• 観光移動の理論、観光マーケティングの基礎
• 観光データの種類と特徴
• 名刺交換会あり

Day 2｜2月19日（木）18:00–19:30

人流データの収集と分析の実態
担当：ゼンリンデータコム 横内詳平

• 位置情報の取得方法・分析・集計
• プライバシー保護
• 可視化資料を使った読み解き

Day 3｜2月26日（木）18:00–20:00

人流データ体験（大阪万博データを使用）
担当：ゼンリンデータコム 横内詳平

• データの読み解き実践
• 活用アイデアの検討
• 終了後、交流会あり

Day 4｜3月5日（木）18:00–20:00

データベースドな提案フレーム体験
担当：横浜市立大学 有馬貴之 + TA

• GREEN×EXPO2027エリアの地理的条件分析
• ターゲット設定・ペルソナ設計
• カスタマージャーニーの作成

Day 5｜3月12日（木）18:00–20:00

提案と評価指標の設計
担当：横浜市立大学 有馬貴之 + TA

• タッチポイント抽出
• 事業提案の評価指標づくり

Day 6｜3月16日（月）18:00–20:00

成果発表・講評・交流会
講評：一般社団法人 LBMA Japan 代表理事 川島邦之

• 受講者による最終提案プレゼン
• 講評
• 参加者・関係者とのネットワーキング

■ 講師紹介

● 有馬 貴之（横浜市立大学 准教授）

専門：観光地理学／観光経営学／観光地発達史／GIS
インバウンド、オーバーツーリズム、観光商品の企画開発など幅広く研究・実務に関わる。

● 横内 詳平（株式会社ゼンリンデータコム マネージャー）

位置情報ビッグデータ分野で10年以上の実務経験。
累計400社以上にデータ導入を支援。

■ まとめ：GREEN×EXPO2027 に向けた実践型プログラム

本講座は、単に「位置情報を学ぶ」のではなく、
**観光・都市・イベントなど多様な分野での“実務に落とし込む力”**を養う内容です。

特に、
大阪万博データ → GREEN×EXPO2027 の施策提案
という流れで学べる点が大きな特徴となっています。

企業・行政・NPO・教育機関など、GREEN×EXPO2027に関わる方には絶好の学習機会です。

関連リンク

• 横浜市立大学リカレントプログラム

ミライ

地球のミライについて考える個人サイト。大阪・関西万博やGREEN×EXPO(横浜万博）を応援しています。