2027年の横浜は、GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会) と 第9回横浜トリエンナーレ がシンクロし、「自然・都市・アート」が共鳴する特別な124日間を迎えます。
第9回展のアーティスティック・ディレクター(AD)に就任したのは、国際的に高く評価されるキュレーター duo コスミン・コスティナシュ と インティ・ゲレロ。
シドニー・ビエンナーレ2024を成功させた二人が横浜に集い、“より良い明日を生きるためのアート” を提示します。
特に今回の横浜トリエンナーレは、GREEN×EXPO 2027 の理念を公式に共有し、「自然との共生」「幸福感」「未来の風景づくり」をアートで可視化することを掲げています。
GREEN×EXPO 2027とアートが同時期に都市を横断し、横浜全体が新しい文化景観をつくり上げる年になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 第9回 横浜トリエンナーレ(ヨコハマトリエンナーレ2027) |
| アーティスティック・ディレクター | コスミン・コスティナシュ(キュレーター・著述家) インティ・ゲレロ(キュレーター・美術教育者) |
| 会期 | 2027年4月23日(金)〜9月12日(日)[124日間] |
| 会場 | 横浜美術館(みなとみらい)ほか市内文化拠点 ※街中にネットワーク的に展開 |
| 主催 | 横浜市、(公財)横浜市芸術文化振興財団、NHK、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会 |
| 都市テーマ連動 | GREEN×EXPO 2027(国際園芸博)と理念共有 自然との共生、幸福感、未来の風景を可視化 |
| 特徴 | ・横浜の創造都市ネットワークを最大活用 ・市民に開かれた“現代アート入門編” ・国際性 × ローカル性の融合 ・AI時代の不安を超える「喜び・希望」の視点 |
| 公式サイト | https://www.yokohamatriennale.jp/ |
横浜トリエンナーレは、横浜市で3年に一度開催される現代アートの国際展です。
世界で活躍するアーティストの作品から新進作家まで幅広く紹介し、最新の現代アート動向を提示する場として2001年にスタートしました。
創設初期(第1〜3回)は国際交流基金が事務局を担い、日本と世界の文化交流を目的に開催。2011年以降は横浜市主導の「創造都市」政策を象徴する事業として継続し、横浜美術館を中心に多数の来場者を迎えています。
変化の激しい時代に、社会と個人、世界と日本の関係をアートから問い直す国際展として横浜を代表する文化プロジェクトとなっています。
| 回 | 年 | 展覧会名称 | 主なテーマ・副題 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 2001 | 横浜トリエンナーレ2001 | メガ・ウェイブ — 新たな総合に向けて |
| 第2回 | 2005 | 横浜トリエンナーレ2005 | アートサーカス[日常からの跳躍] |
| 第3回 | 2008 | 横浜トリエンナーレ2008 | TIME CREVASSE(タイムクレヴァス) |
| 第4回 | 2011 | ヨコハマトリエンナーレ2011 | OUR MAGIC HOUR — 世界はどこまで知ることができるか? |
| 第5回 | 2014 | ヨコハマトリエンナーレ2014 | 華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある |
| 第6回 | 2017 | ヨコハマトリエンナーレ2017 | 島と星座とガラパゴス |
| 第7回 | 2020 | ヨコハマトリエンナーレ2020 | AFTERGLOW — 光の破片をつかまえる |
| 第8回 | 2024 | 第8回横浜トリエンナーレ | 野草:いま、ここで生きてる |
| 第9回 | 2027 | 第9回横浜トリエンナーレ | 未定 |
GREEN×EXPO 2027は 2027年3月〜9月、
横浜トリエンナーレは 2027年4月〜9月。
→ 横浜の春〜夏は「花とアートの都市フェスティバル」に。
横浜トリエンナーレが掲げた4つの目標のひとつが「GREEN×EXPO 2027の理念を共有する」。
横浜美術館を核に、
・象の鼻エリア
・関内の創造拠点
・みなとみらい周辺
などアートスポットが連結。
GREEN×EXPO 2027の会場とも響き合い、横浜全域で「風景を歩く体験」が生まれます。
・ルーマニア生まれ、ベルリンHKWシニア・キュレーター
・Parasite(香港)元ディレクター
・国際展キュレーション多数(香港、台北、ダカールなど)
・コロンビア出身
・香港を拠点に活動、香港城市大学客員教授
・ヨコハマトリエンナーレ2020 企画展示「熱帯と銀河のための研究所」担当
・アジア・南米での展示経験豊富
二人はシドニー・ビエンナーレ2024を共同ディレクションし高い評価を獲得。