「みゃくみゃくとつなぐ展 ~万博とひらく未来~」|日本科学未来館

「みゃくみゃくとつなぐ展 ~万博とひらく未来~」日本科学未来館で開催
2025年の大阪・関西万博で生まれた技術・デザイン・建築の挑戦を、次の時代へと“脈々(みゃくみゃく)”とつないでいく――。 東京・お台場の日本科学未来館では、アフター万博企画の第一弾として 「みゃくみゃくとつなぐ展 ~万博とひらく未来~」 を2026年2月18日(水)から開催します。
本展は、大阪・関西万博のテーマであった「未来社会の実験場」を振り返り、その成果を“展示”として再編集する試みです。未来の食、医療、ロボット技術、そしてデザインシステムや建築思想まで、万博が生み出した多面的な価値を体験できます。
開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | みゃくみゃくとつなぐ展 ~万博とひらく未来~ |
| 会期 | 2026年2月18日(水)~4月13日(月) |
| 会場 | 日本科学未来館 1階 シンボルゾーン |
| 開館時間 | 10:00~17:00 ※初日2/18のみ13:00開始 |
| 入館料 | 無料(常設展・ドームシアターは別料金) |
| 主催 | 日本科学未来館 |
| 後援 | 公益社団法人2025年日本国際博覧会協会 |
| クリエイティブ/アートディレクション | 引地耕太(VISIONs) |
| 協力 | 株式会社ワントゥーテン、一般社団法人COMMONs |
見どころ①未来の食・ヘルスケア・ロボット ― 万博の実物展示が東京初公開
大阪・関西万博で大きな話題となった先端科学技術の「実物」が、東京で初めてまとまって公開されます。
主な展示内容
- 家庭で作る霜降り肉(東京初公開) 和牛細胞を培養し、3Dバイオプリントで作製された培養肉。食料問題や持続可能な食文化を問いかけます。
- iPS細胞による心筋シート 心臓病治療の最前線。拍動する細胞のつながりから、生命のダイナミズムを体感できます。
- ミライ人間洗濯機 1970年大阪万博の「人間洗濯機」を現代技術で再解釈。※入浴体験はなし。
- 自律型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」 視覚障害者の移動支援を目指すロボット。万博での実証実験の成果を引き継ぎ、社会実装へ向けた開発が続いています。
“未来はもう始まっている”ことを、実物の質量と存在感で感じられるセクションです




見どころ②みんなが関わりたくなるデザイン ― “こみゃく”と共創の力
大阪・関西万博を象徴する現象のひとつが、市民による二次創作「こみゃく」の爆発的な広がりでした。 その背景にあったのが、「開かれたデザイン」を掲げた万博のデザインシステムです。
本展では、
- 万博デザインシステムのプロポーザル資料
- 年表で振り返る制作プロセス
- 市民が生み出した“こみゃく”展示
- 会場を包んだサウンドスケープの再現
などを通して、「参加と共創をうながすデザイン」の仕組みを解き明かします。 トップダウンではなく、ボトムアップで社会を動かすデザインの可能性を体感できる貴重な機会です。
見どころ③建築の挑戦 ― 大屋根リングと若手建築家たち
万博の象徴建築「大屋根リング」の設計思想を映像で紹介するとともに、若手建築家による実験的な施設建築にも光を当てます。
紹介予定の建築作品
- 休憩所2「Time-scape Pavilion」(工藤浩平)
- トイレ3「レスポンシブ・ストラクチャー」(小俣裕亮)
- トイレ5「積み木のような建築」(米澤隆)
石材によるコスト再考、空気膜構造の再解釈、会期後活用を見据えた設計思想など、万博が“建築の実験場”でもあったことが浮かび上がります。
万博は終わらない。「アフター万博」という次のフェーズへ
「みゃくみゃくとつなぐ展」は、単なる回顧展ではありません。 技術・デザイン・建築という3つの視点から、万博が社会に残した“問い”を次世代へ渡す試みです。
大阪で生まれた実験が、東京で再び芽吹き、そして各地へ広がっていく――。 万博のレガシーを体感できる、まさに“アフター万博”の出発点となる展覧会といえるでしょう。