【万博ロスなあなたへ】横浜花博の予習を!大阪鶴見緑地で大阪花博に思いを寄せて
大阪・関西万博が閉幕し、次はいよいよ 2027年 横浜 GREEN×EXPO。
“万博ロス”を感じている方におすすめしたいのが、1990年の大阪花博(国際花と緑の博覧会)の舞台となった「鶴見緑地公園」の散策です。
この公園では、当時の花博の名残を随所に感じることができ、未来の横浜花博を“予習”するのにぴったりの場所です。
🌸 大阪花博とは?
1990年4月1日から9月30日まで(183日間)、鶴見緑地を舞台に開催されたのが 「国際花と緑の博覧会(EXPO ’90)」 です。
「自然と人間の共生」をテーマに、83か国・55の国際機関が参加。半年間で約2,300万人が来場し、日本中に「花と緑の文化」を広めました。
- 🌿 開催地:大阪・鶴見緑地
- 🏵 参加国数:83か国
- 🧭 テーマ:「自然と人間の共生」
- 👥 来場者数:2,300万人以上
この花博が、日本における園芸・造園文化を大きく前進させ、後の「花博」や「都市緑化」の礎になったといわれています。
現在の鶴見緑地公園は、まさにその “花と緑のレガシー” が今も息づく場所です。
花の万博会場図

🌸 「バーチャル花博」QRコードで蘇る“あの頃”

🌿 まるで「バーチャル花博」。過去と現在がリンクする散策体験!
園内各所に設置された案内板のQRコードを読み込むと、1990年当時の国際庭園の写真や解説を見ることができます。
現在の姿とスマホ画面の中の昔の風景を見比べながら歩くとまるで“タイムトリップ”。
特に各国のパビリオン跡地では、造園デザインや雰囲気が今も残っており、世界の庭園文化を感じられるのが魅力です。
タイ王国
【当時】タイ王国(1990年)
タイは、タイ王族の宮殿庭園の様式を取り入れ、タイの伝統と文化を色濃く反映した庭園を出展した。
庭園は、美しく刈り揃えられたアザレアの生垣に囲まれ、生垣の間にはタイから運ばれた花鉢に赤、ピンクのベゴニアが鮮やかなアクセントで植えられた。正面の生垣の内側には青、白、赤に植え分けられたパンジーの花壇が華やかに来園者を迎えた。


【現在】タイ王国(2025年)
建物部分には上がれませんでしたが、昔と同じ雰囲気を味わうことができました。
ネパール王国
【当時】ネパール王国(1990年)
ネパール庭園は、仏陀誕生の地「ルンビニ」の聖なる庭園を模した 下段の「ルンビニ・ピース・ガーデン」と、仏教寺院様式の 上段の「パゴダ」エリア で構成されています。
中央の池の周囲にはネパール独自のモニュメントと、クスノキやツツジ類などの植栽が配置され、上段には精巧な彫刻が施されたパゴダと僧侶の宿坊「サタル」、ヒマラヤスギなどの樹木が植えられています。
また、陶芸品の展示やネパール人陶工によるデモンストレーションも行われ、ネパールの伝統と文化を立体的に体感できる庭園です。


【現在】ネパール王国(2025年)
圧巻のパゴダはそのままに、当時の立派な建築が保存されていました。
🏞 花と緑のレガシーを歩く

- 🌼 咲くやこの花館:花博当時に建てられた温室。世界の珍しい植物が集結
- 🌻 風車の丘:春にはチューリップと青空の絶景が広がる人気スポット
- 🪻 国際庭園エリア:各国の庭園跡が整備され、QRコードで当時の姿を閲覧可能
今も多くの人が訪れるこの公園は、“花と緑のレガシー”を未来へとつなぐ場所です。
🌱 横浜花博への“つなぎ”
1990年の大阪花博が「花と緑の万博」の原点なら、
2027年の横浜花博は「未来のグリーンイノベーション」の発信地。
- 🌿 大阪 → 横浜へ続く“花と緑”のバトン
- 🌍 世界の庭園文化と日本の風景デザインの進化を感じる
- 🧭 万博ロスを癒しながら次の「万博」にワクワク!
📍アクセス情報
- 🏞 所在地:大阪府大阪市鶴見区緑地公園2-163
- 🚇 アクセス:Osaka Metro 長堀鶴見緑地線「鶴見緑地駅」すぐ
- 🌐 公式サイト