【レポート記事】未踏会議2026|石黒浩×吉崎航「人とロボットの未来」セッションとミャクミャク登場

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未踏会議2026|石黒浩×吉崎航「人とロボットの未来」セッションとミャクミャク登場

 2026年3月7日、東京・赤坂の東京ミッドタウン・ホールで 未踏会議2026 MEET DAY が開催されました。
 未踏事業の修了生や研究者、スタートアップなどが集まり、AI・ロボット・量子技術などの最先端プロジェクトを紹介するイベントです。

未踏会議2026(2026.3.7撮影)

 会場では展示やトークセッションが行われ、大阪・関西万博に関わる未踏人材の紹介展示や、ロボット研究の第一人者 石黒浩氏 によるセッションも実施。
さらに 大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク も登場し、未来技術と万博のつながりを感じるイベントとなっていました。

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未踏会議とは

 未踏会議は、経済産業省とIPAが推進する 未踏事業 のコミュニティイベントです。
 未踏事業は、日本のIT人材育成プログラムとして知られ、これまで落合陽一氏や今回登壇された吉崎航氏など多くの研究者や起業家を輩出してきました。
 未踏会議では、修了生によるプロジェクト展示やトークセッションが行われ、AI、ロボット、量子技術などの最先端研究が紹介されます。

大阪・関西万博で活躍する未踏人材

 会場では 「大阪・関西万博で活躍した未踏人材」 を紹介する展示も行われていました。

 2025年の大阪・関西万博では、未踏事業出身の研究者や開発者が、パビリオン制作や技術展示などさまざまな形で関わっています。未踏会議の展示からは、万博が未来技術の実験場として機能していることがうかがえました。

万博パビリオンを手がけた研究者たち

 展示では、大阪・関西万博のシグネチャーパビリオンをプロデュースした研究者の紹介もありました。

大阪・関西万博閉会式で使用された衣装展示も

大阪・関西万博閉会式で使用された衣装展示

 上條陽斗さん(2024年度未踏IT人材発掘・育成事業)が制作した4Dファブリケーションテキスタイルが、パフォーマー衣装の素材として採用されました。

上條さんは、4Dファブリケーションテキスタイルを使用したオブジェを制作。IPA LIFE 2050 パビリオン「Live Anywhere/星の島の夏祭り」に展示されました。その素材に魅了された「大阪・関西万博」閉会式衣装監修のRemi Takenouchiさんが、テキスタイルに新たな命を吹き込みました。

大阪・関西万博閉会式で使用された衣装展示も(2026.3.7撮影)

特別セッション「人とロボットが描く未来のビジョン」

 ステージプログラムでは、特別セッション「人とロボットが描く未来のビジョン」 が開催されました。登壇したのは

  • 石黒浩氏(大阪大学教授)
  • 吉崎航氏(ロボット汎用OS「V-Sido」開発者)

です。ファシリテーターは 滝川クリステル氏 が務めました。
 万博の最前線で活躍する両氏が、人とロボットが共生する未来社会や、ロボット技術の社会実装について語りました。

ロボットの課題は触覚

 ロボットの視覚認識技術はすでに大きく進歩しており、大量の画像を取り込みAIで解析することで周囲の状況を把握できます。一方で課題として挙げられていたのが 触覚(ロボットの皮膚) です。
 ロボットが「触る」「触られる」という感覚を再現する研究はまだ発展途上で、現在は皮膚のトレーニング研究が進められているとのことでした。

日本のものづくりの力

 ロボット開発にはAIだけでなく日本の精密なものづくり技術が不可欠だという話もありました。ロボットはソフトウェアとハードウェアの両方がそろって初めて成立します。

AIは人間の能力を拡張する

 スマートフォンの普及によって、電話番号を覚える機会は減りました。しかしこれは退化ではなく脳のリソースを別のことに使える進化とも言えるという指摘がありました。また「スマホを使いながらAIが怖いと言うのは不思議」という発言も印象的でした。

人間は機械の身体になる?

 将来的には、人間が 機械の身体を持つ存在になる可能性 もあると語られました。人間は生まれたときから他者に依存しなければ生きられない存在であり、AIやロボットに依存することも自然なことという視点も示されました。

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ミャクミャクがフォトセッションに登場

 イベントでは 大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」 も登場しました。田村淳さんのラジオ公開収録にサプライズで登場したほか、石黒浩氏のセッションの最後にも登場

石黒浩氏のセッション後に登場した「ミャクミャク」(2026.3.7撮影)

 このタイミングでは 撮影可能なフォトセッション が行われ、来場者が写真を撮ることができました。

展示紹介

  会場ではロボットやAIに関する展示も行われていました。例えば、大型6脚ロボット 「ハルモニア・コンパス」 の紹介展示もあり、荒れた地形でも歩行可能なロボットとして開発が進められています。

ハルモニア・コンパス(2026.3.7撮影)

 このロボットは ロボット制御システム「V-Sido」 を採用しており、AIを活用した歩行学習や人とのインタラクションの研究にも活用されているとのことです。

未来技術と万博

 未踏会議は、AIやロボットなどの最先端研究が集まる場ですが、同時に 未来社会を考えるコミュニティ でもあります。
 大阪・関西万博、そして2027年に開催される GREEN×EXPO 2027 のような国際博覧会は、こうした技術が社会へ広がるきっかけとなります。
 未来技術と社会をつなぐ場として、今後も注目したいイベントです。

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