重版決定!専門誌『ブレーン』2026年2月号「大阪・関西万博デザインシステム大特集」が初の増刷へ

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【重版決定】『ブレーン』2026年2月号「大阪・関西万博デザインシステム大特集」──異例の増刷が示す“デザインのレガシー”

 クリエイティブ専門誌『ブレーン』2026年2月号(発行:株式会社宣伝会議)が、好評につき重版となりました。
 月刊誌としては同誌初(発行元が宣伝会議となった1999年以降)の増刷対応となり、デザイン誌としては異例の動きです。

 発売は2025年12月末でしたが、年明け以降に在庫僅少が続き、「紙で残したい」「デザイン誌は手元で見たい」といった声から増刷が決まりました。入荷時期は 2026年1月末予定

特集内容:大阪・関西万博の“デザインシステム”を再評価

特集テーマは
 「大阪・関西万博デザインシステム大解剖〈拡大版〉」

 2025年8月号で完売した特集をベースに、約40ページ増の拡大版として編集。象徴的キャラクター「ミャクミャク」、二次創作「こみゃく」、そして“生成的オープンデザインシステム”として機能したEXPO 2025 Design System を軸に展開されています。

 中心となったクリエイティブディレクター・引地耕太氏をはじめ、建築・広告・行政・思想など多領域のインタビュー/対談を収録。

見どころ・主な企画

 本号では“デザイン”を単なる表現ではなく、社会のインフラとして扱っています。主な内容は以下の通り:

  • 万博デザインシステムの年表(初期構想〜閉幕後まで)
  • 「開かれたデザイン」を支えた仕組みと思想
  • 「こみゃく」二次創作文化の分析
  • 大阪府知事・吉村洋文氏×引地耕太氏 対談
  • 建築家 藤本壮介氏ほか、各界からの視点
  • ソフトレガシーの継承(制度・文化・都市デザイン)
  • 万博後の創造性はどこに向かうのか?

 特に、“閉幕後に万博のデザインを語る” という構図は貴重で、展示・広告物が消えていく中でソフトレガシーをどう残すのかを正面から扱っています。

「デザインレガシー」という文脈

特集を担当した引地氏は本号をこう位置づけています:

「未来のためのレガシーを見据え、現在進行形の歴史そのものをアーカイブした特集」

 ここでいうレガシーは施設や構造物ではなく、生成モデル・制度・文化・共創といった“非物質的な成果”を指します。行政・民間・クリエイターが混ざった万博らしい概念です。

 万博閉幕後にこうした形で整理が進むことは、日本の国際博覧会史では珍しい事例とも言えます。

重版が示す社会的サイン

今回の重版には、いくつかの背景が考えられます:

✔ 紙で残すべき資料性

デザインシステムはデジタル文脈で語られがちですが、
検証・研究・保存の面では紙媒体の価値が依然高い領域です。

✔ 万博の“ソフトレガシー”への関心拡大

大阪・関西万博は閉幕後にSNS・二次創作・制度面で広がりが続き、
国内外からアーカイブ需要が発生しています。

✔ 日本のデザイン史的な意味

2025年は日本のデザイン運動においても特異な年となり、
学術領域における引用ニーズが生まれつつあります。

宣伝会議という媒体の役割

 『ブレーン』(1961創刊)は、広告・デザインを横断する専門誌。1999年に宣伝会議へ移管後は“IDEA AND CREATIVITY”を掲げ、文化的批評性を持った稀少な雑誌として機能しています。

 今回の万博特集は“メディアによるアーカイブ”という側面でも重要で、都市、文化政策、行政、建築、クリエイティブ産業の交点を記録しています。

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