横浜だけで咲く恋の花「ラバーズタウン」―横浜グリーンエクスポにも登場
横浜だけで咲く恋の花「ラバーズタウン」とは
春の横浜を歩いていると、白色からピンク、そして赤へと花色を変えていく不思議なチューリップに出会うことがあります。その名は「ラバーズタウン」。世界中でここ横浜市内の公園だけに植えられている、横浜市限定の大人気のオリジナル品種です。

横浜生まれ、横浜育ちの限定品種
ラバーズタウンは、横浜市都筑区に本社を置くサカタのタネが2014年に開発したチューリップです。2017年に横浜で開催された「第33回全国都市緑化よこはまフェア」を記念して商品化され、フェア前年の2016年春から横浜市内の公園を彩り始めました。
2017年秋に記念の一般販売が一度だけ行われましたが、それ以降は市場に流通していません。育成元であるオランダでの生産が終了したことも重なり、現在では世界で横浜市だけに植栽される、大変貴重な品種になっているといいます。
花弁のフリルと「移り咲き」が魅力
ラバーズタウン最大の特徴は、花弁の縁に入る細やかなフリルと、開花が進むにつれて白色からピンク色へと変化していく「移り咲き」です。
この色の変化には、横浜の街が春先に少しずつピンク色に染まっていく様子と、恋人たちの想いが少しずつ盛り上がっていく様子が重ねられており、それが「ラバーズタウン」というロマンチックな名前の由来になっています。
どこで見られる?
ラバーズタウンは、横浜市内の以下のような公園・エリアで毎年春(見頃は例年4月上旬〜下旬)に見頃を迎えます。
- 横浜公園
- 山下公園・日本大通り
- 港の見える丘公園(展望台花壇)
- 山手公園
- 新港中央広場
- 里山ガーデン(里山ガーデンフェスタ会場)
これらは毎年春に開催される「ガーデンネックレス横浜」の会場とも重なっており、市が推進する「ガーデンシティ横浜」の取り組みの中で、横浜らしい花と緑の風景をつくる存在として定着しています。ガーデンネックレス横浜では「ラバーズタウンめぐり」という企画も行われており、横浜ならではの景色と一緒にラバーズタウンを探して撮影する楽しみ方が提案されています。


GREEN×EXPO 2027にも出展
ラバーズタウンは、横浜グリーンエクスポでも見ることができます。協会が公表している資料によると、会場で使用する植物は「植物調達パートナー」に認定された事業者が提案・調達・育成・納品を担っており、ラバーズタウンについても2025年度の育成契約(球根等311品目のうちの一つ)として、新潟県内で育成が進められています。2026年度からは会場内への搬入と植付けが行われる予定で、開幕時には来場者が会場内でもこの横浜限定チューリップを目にできることになりそうです。

ちなみに、希少植物には、岐阜県高山市丹生川町ゆかりの「宿儺南瓜(すくなかぼちゃ)」もあり、ラバーズタウンと並んで、地域に根付いた品種が国際博覧会の舞台に登場する予定です。
ふるさと納税で自宅栽培も可能に
これまで横浜市内の公園でしか見られなかったラバーズタウンですが、2025年、サカタのタネにとって初のふるさと納税返礼品として、球根栽培セットが横浜市のふるさと納税を通じて登場しました。
寄付金額は1セット11,000円で、球根5球に専用の用土・鉢がセットになった内容。数量限定200セットで、申込期間は6月から9月下旬まで、植え付け適期の10〜11月に球根を植えると、翌年4月頃に開花するというスケジュールです。園芸初心者でも育てやすいとされ、記念日や恋人・夫婦へのプレゼントとしても提案されています。
まとめ
ラバーズタウンは、単なる観賞用チューリップではなく、横浜という街の歴史とイベントの記憶を花色の変化に込めた、ストーリー性のある品種です。2027年にはGREEN×EXPO 2027の会場でも、新潟で丹精込めて育てられた球根が花開く予定です。来春、白からピンクへと移り変わる花びらの中に、恋人たちの想いと横浜の春の物語を探してみてはいかがでしょうか。

関連リンク
- 横浜限定チューリップ ラバーズタウン栽培セット 株式会社サカタのタネ
- カラフルな30万本ものチューリップが横浜各所に咲き誇る 横浜でチューリップが最盛期を迎えています!横浜市限定のチューリップ品種「ラバーズタウン」も必見|PRtimes(2021年4月9日)
- ラバースタウンめぐり|ガーデンネックレス横浜2022
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