パビリオン・出展情報

大林組モリソラミライ|GREEN×EXPO 2027パビリオン・展示紹介

mirai
Village出展等GREEN×EXPO 2027 パビリオン・展示紹介

大林組 モリソラミライは「もりの国」と「そらの国」|切り株の形をした仮設材の展示館株式会社大林組|Urban GX Village

大林組がGREEN×EXPO 2027に出展する「大林組 モリソラミライ」。館名は、展示の舞台となる2つの国——自然と共生する理想都市「もりの国」と、宇宙との暮らしが日常になった「そらの国」——に由来します。建物のモチーフは“切り株”で、工事現場で使うリユース可能な仮設材をふんだんに使用。森林と共に生きる街「LOOP50」や宇宙エレベーター構想も紹介される予定です。

大林組 モリソラミライの外観イメージ
大林組 モリソラミライ|出典:大林組 GREEN×EXPO 2027 特設サイト
PAVILION DATA|基本情報
舞台2つの国
MOTIF切り株仮設材で構成
AREAUrbanGX Village
名称大林組 モリソラミライ
出展者株式会社大林組
出展コンセプトNew Sustainable Life with MAKE BEYOND
メッセージ自然で心地よい幸せが続く
建物リユース可能な仮設材による“切り株”モチーフの展示館
位置会場西エリア「Urban GX Village」
出展意向の表明2024年12月/館名の決定は2026年3月19日
工期2026年2月 着工/2027年2月 竣工予定
ユニフォーム「ミライのアテンダント」/白とオレンジ基調(2026年9月15日にデザイン決定)
特設サイトexpo2027yokohama.obayashi.co.jp
NAME

「もり」と「そら」と「みらい」

展示館の名前は2026年3月19日に決まりました。「大林組 モリソラミライ」。

この名前は、展示の舞台となる2つの国から来ています。

国設定
もりの国自然と共生する理想の都市
そらの国宇宙との暮らしが日常になった国

もり+そら+みらい。館名がそのまま展示の構成になっています。訪れた人は、この2つの国を舞台に未来のものづくりを体験することになります。

建設会社が森と宇宙を並べるのは、大林組にとっては自然なことです。地上でつくるものと、宇宙でつくるもの。どちらも同じ「ものづくり」として扱われています。

MESSAGE

自然で心地よい幸せが続く

出展コンセプトは「New Sustainable Life with MAKE BEYOND」、未来に向けたメッセージは「自然で心地よい幸せが続く」です。

人類は、ものづくりによって暮らしを便利で豊かにしてきました。しかしその発展の裏側で、地球に大きな負荷をかけてきました。今、私たちにできることは何でしょうか。

かつての美しい地球を取り戻し、人も自然も、我慢しないで心地よい暮らしがずっと続く。そんな未来をつくることはできるのでしょうか。

注目したいのは「我慢しないで」という言葉です。環境の話は、何かを我慢する話になりがちです。そこをあえて否定してから始める——建設会社らしい、つくることを肯定する立場からのメッセージだと思います。

結びはこうです。地球と人の幸せをつなぐ、未来のものづくり。さあ、あなたの手で、理想の未来を描きましょう。

この出展の土台にあるのが、大林グループの長期ビジョンです。2050年のあるべき姿を「地球・社会・人」と大林グループのサステナビリティ実現と定義しており、Urban GX Villageでは未来の期待感を感じられる展示・体験プログラムを通じて、見据える「サステナブルな未来社会」への思いを発信するとしています。

ARCHITECTURE

切り株の形をした、仮設材の展示館

建物のモチーフは“切り株”です。Explorer(開拓者)として木を使い未来を切り拓いていく大林組を表しています。

使われるのは、工事現場で使われるリユース可能な仮設材。これをふんだんに使い、大林組の現場(つくる場)とこの空間(未来をつくる場)をシンクロさせるとしています。

展示館をつくるために特別な材料を用意するのではなく、いつもの現場で使っているものを持ってくる。設計者は「規格寸法の制約をデザインに変える」と表現しています。決まったサイズしかない仮設材を、そのまま形の手がかりにするという発想です。

他の出展が「前の万博の資材を再利用する」形でレガシーを語るのに対し、大林組は日常の現場の資材で同じことを言っています。仮設材はもともと何度も使い回されるものなので、会期後もまた現場へ戻ることになります。実際に、木の外装パネルは会期終了後に工事現場の仮囲いなどに加工のうえ転用される予定です。

VISION

LOOP50と宇宙エレベーター

森林と共に生きる街「LOOP50」

「LOOP50」は、日本の豊かな森林資源を最大限に活用し、持続可能性と魅力ある暮らしを両立させる、中山間地域の新しい街の提案です。大林組が2017年11月に構想を発表しました。

展示では、この「LOOP50」の世界観を実際に体験できます。「もりの国」の中身にあたる部分です。

森林と共に生きる街「LOOP50」の構想図
森林と共に生きる街「LOOP50」|出典:大林組「森林と共に生きる街『LOOP50』を構想」(2017.11.30)

宇宙エレベーター

会場では宇宙エレベーターのような未来構想も紹介される予定です。こちらは「そらの国」につながります。

2017年の構想と、宇宙への構想。どちらも実現はまだ先ですが、大林組が長く温めてきたテーマです。それを半年間の展示館で見せることになります。

RECRUIT

アテンダントの募集

展示館で来館者を迎えるアテンダントが募集されています。雇用会社は株式会社KOmAです。

ユニフォームは「ミライのアテンダント」

2026年9月15日、開催半年前を迎えるなかで、スタッフ向けユニフォームのデザインが決定しました。コンセプトは「ミライのアテンダント」です。

展示館を大きな乗り物に見立て、来場者を乗り物の中へ案内し、「もりの国」「そらの国」、そして理想の「ミライ」へといざなう案内人(アテンダント)をイメージしてデザインされています。

白とオレンジを基調としたユニフォームのデザイン画
白とオレンジを基調としたユニフォームのデザイン画|出典:大林組「展示館『大林組 モリソラミライ』のユニフォームのデザインが決定しました」(2026.9.15)

アクセントのオレンジ色は、大林組の職員が工事現場で着用しているサイトウェア(作業服)の色がモチーフです。前述の工事の様子の動画にも、このオレンジの作業服を着たスタッフが写っています。

展示館を乗り物に見立てるという設定が効いています。来場者は「見に来た人」ではなく「乗る人」で、スタッフはその案内人。切り株が並ぶ建物の中で、どう動線が組まれるのかが気になります。

募集要項

項目内容
募集職種大林組展示館「モリソラミライ」アテンダント
雇用形態有期契約社員(雇用会社:株式会社KOmA)
業務内容来館者の案内・屋内外誘導・説明・演出パフォーマンス、館内簡易清掃、その他付随する業務
契約期間2027年2月中旬〜9月26日(研修期間:2027年2月中旬〜3月18日)
給与時給2,000円(月給目安 約440,000円/出勤日数・時間により変動)
勤務時間8:30〜21:00の間でシフト制(11時間程度の拘束・実働8時間以内)
休日週2日程度
手当住宅手当+交通費:月額7万円を上限に実費支給
応募資格契約期間中フル勤務可能な方(副業不可)/公共交通機関で通勤可能な方(引越し時は住宅手当あり)/日常英会話ができる方を歓迎

目を引くのが住宅手当です。引越しを伴う応募も想定されており、遠方から来る人を受け入れる構えになっています。業務内容に「演出パフォーマンス」が入っている点も、他の出展の募集とは違うところです。

PROGRESS

着工から竣工まで、工事の歩み

展示館は2026年2月に着工し、2027年2月の竣工を目指して工事が進んでいます。2026年7月31日の工事レポートで、ここまでの経過が3段階に分けて公開されました。

基礎工事とクリーンクリート(2026年2〜4月)

建物を支える基礎土台を地中に構築するため、油圧ショベルで掘削と地盤改良を実施。建物の位置や高さを正確に定めるために捨てコンクリートを打設し、土台の強度を高める鉄筋を組み立て、型枠を設置してコンクリートを流し込むという手順です。

基礎コンクリートには、低炭素型の「クリーンクリート®」が採用されました。大林組が開発したもので、セメントの大部分を高炉スラグ微粉末などの産業副産物に置き換えることでCO2排出量を大幅に削減できるコンクリートです。

山留材を柱と梁に(2026年5〜6月)

鉄骨建方では、山留材を柱・梁に使用しています。山留材は本来、掘削工事のときに周囲の土砂の流入を抑えるために使う仮設の鋼材です。それを建物の骨組みに転用しています。

続いて、外周部のコンクリートの上に、外装材を支持するための足場材をクレーンで組み立てました。これが外装の支持材になります。

山留材が柱と梁、足場材が外装の下地。仮設材をふんだんに使うという説明が、そのまま構造の話になっています。「規格寸法の制約をデザインに変える」という言葉の中身がここにあります。

木の外装パネル(2026年7月〜)

木の外装パネルの取り付けが始まり、建物の輪郭が見え始めました。パネルは1枚1枚、色や模様に違いがあるとされています。

そして会期終了後、このパネルは工事現場の仮囲いなどに加工のうえ転用される予定です。現場の資材で展示館をつくり、終わったら現場の資材に戻る。行き先まで決まっている点が、この出展の特徴です。

2027年2月の竣工に向けて

今後は内装工事と、電気・空調などの設備工事に取り掛かります。冬頃には植栽など外構部の仕上げを進め、2027年2月の竣工を目指します。展示物の制作にも並行して取り組んでいるとのことです。

これまでの発表

日付内容
2024年12月出展意向を表明
2026年2月展示館の建設に着工
2026年3月19日館名を「大林組 モリソラミライ」に決定
2026年4月15日バックステージ Episode02 を公開(意匠・構造・電気・機械の担当者4名が語る)
2026年7月31日工事レポート:建物の輪郭が見え始めた
2026年9月15日ユニフォームのデザインを決定
2026年9月18日公式Xで工事の様子の動画を公開
2026年9月28日国内30の建設現場と各拠点での機運醸成の取り組みを発表
2027年2月竣工予定

特設サイトにはティザー動画と、プロジェクトメンバーによるバックステージのインタビュー動画(Episode01・02)も公開されています。

開幕半年前、工事の様子が公開

2026年9月18日、大林組の公式Xが開幕半年前にあわせて、工事の様子をスライドショーの動画で公開しました。社内や現場が盛り上がっていることを伝える投稿です。

動画では次のような場面が見られます。

  • 工事事務所:木造の建物で、室内も木があらわしになっている。看板には「国際園芸博PV工事事務所」
  • 模型:円筒をいくつも寄せ集めた白い模型。切り株が集まった全体の構成が分かる
  • 建設中の外観:木の縦板で覆われた円筒が立ち上がり、上端から緑が垂れ下がる。クレーンが入っている段階
  • 現場のスタッフ:全員で建物を指さしている
  • 他の現場でのPR:江戸川水閘門など大林組の工事現場の仮囲いに「地球と。咲きに行こう。」のポスターが貼られ、「大林組は、GREEN×EXPO 2027のVillage出展パートナーです」と記されている

模型と現場を並べて見ると、切り株のモチーフが実際に立体になっていることが分かります。上端から垂れる緑も、すでに取り付けられていました。

最後の1点が目を引きます。園芸博とは関係のない工事現場の仮囲いが、そのままPRの面になっている。会場の外で園芸博の名前を見る機会が、こういう形でも増えていることになります。

国内30の建設現場と各拠点でPR(2026年9月28日発表)

2026年9月28日、大林組は建設現場・拠点におけるGREEN×EXPO 2027の機運醸成に向けた取り組みを発表しました。

  • 建設現場:東京23区、横浜市をはじめ、大阪市、名古屋市など国内30の建設現場で、通りに面した仮囲いに、GREEN×EXPO 2027のキービジュアルを用いたポスターを掲出
  • 拠点:大林組の国内の各拠点にもポスターやデジタルサイネージを設置。発表では大林組名古屋支店のデジタルサイネージと大林組東日本ロボティクスセンターのポスター掲出が写真で紹介されている

仮囲いのポスターは、通行する人や地域の人に向けて開催を広く知らせるためのもの。拠点での掲出は、社内外に向けて開催への期待感を高める取り組みとされています。なお、掲出を始めた日付は発表には記載されていません。

9月18日の動画にも、工事現場の仮囲いに園芸博のポスターが貼られた様子が写っていました。今回の発表で、仮囲いへの掲出が国内30の建設現場で行われていることが公表されました。

ABOUT ME
ミライ
ミライ
地球のミライについて考える個人サイト。大阪・関西万博やGREEN×EXPO(横浜園芸博)を応援しています。
記事URLをコピーしました