APCC-Forum 2026|9/2-4パシフィコ横浜、園芸博がテーマの回も
横浜市が主催する国際会議「アジア太平洋循環型都市フォーラム(APCC-Forum)2026」が、2026年9月2日(水)から4日(金)まで、パシフィコ横浜ノースで開かれます。参加費無料・事前登録制で、どなたでも参加できます。
テーマは「アジア太平洋地域における循環型都市移行への道筋 〜都市の結束と具体行動をGREEN×EXPO 2027とその先へ〜」。会議名に園芸博が入っているとおり、9月3日にはGREEN×EXPO 2027をテーマにしたセッションが組まれています。
OVERVIEW開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | アジア太平洋循環型都市フォーラム2026 (Asia-Pacific Circular Cities Forum 2026) |
| 日程 | 2026年9月2日(水)・3日(木)・4日(金) ※2日は海外都市関係者向けのエクスカーション |
| 会場 | パシフィコ横浜ノース |
| 参加費 | 無料(事前登録制) |
| 形式 | 対面(一部のセッションは後日アーカイブ動画を配信) |
| 言語 | 英語。セッションにより日英同時通訳あり、日本語のみのセッションもあり |
| 主催 | 横浜市 共同主催:一般社団法人イクレイ日本 |
| 後援 | GREEN×EXPO 2027、経済産業省、外務省、国土交通省、環境省 |
これまで14回にわたり開催されてきた「アジア・スマートシティ会議(ASCC)」の実績を基盤に、2026年から名称を変えて新たに始まる会議です。今回が初開催で、アジアを中心とする9カ国・約30都市の自治体と国際機関、企業、専門家が参加します。
2025年11月のアジア・スマートシティ会議で創設されたアジア循環型都市宣言制度(ACCD)は、循環型都市をアジアで推進する国際的な枠組み。欧州の「欧州循環型都市宣言」にならい、横浜市が発起してイクレイ日本が設立しました。2026年5月末時点で7カ国26都市(人口規模で約5,700万人超)が署名しています。
GREEN×EXPOGREEN×EXPO 2027が主役になるセッション
9月3日(木)13:45〜14:45、GREEN STAGEで開かれるプレナリー②「循環型都市への実践知〜GREEN×EXPO2027を契機とした共創と展開〜」が、園芸博と直結するセッションです。
基調講演では、開催まで半年に迫った園芸博の見どころとともに、博覧会におけるサステナビリティをどう社会実装へつなげるか、その仕掛けと展望が語られます。登壇するのはGREEN×EXPO協会 サステナビリティ推進部長の見宮美早 氏と横浜市政策経営・国際戦略局です。
あわせて、セブ市(フィリピン)のネストール・アーチバル 市長、サークル・エコノミーのタマラ・イスカンダル 氏、世界経済フォーラムのアニス・ナサール 氏が登壇し、アジア都市の循環経済政策や欧州の動向を共有します。
園芸博そのものを国際会議の議題に据えるセッションは多くありません。「花と緑の博覧会」が循環型都市の文脈でどう語られるのかを聞ける機会です。日英同時通訳があります。
PROGRAM3日間のプログラム
9月2日(水)
海外都市関係者向けのエクスカーション(市内視察)が行われます。一般セッションはこの日にはありません。
9月3日(木)
- 10:00オープニング——横浜市・イクレイ日本の代表挨拶と、国・国際機関代表による基調講演
- 10:45プレナリー①「アジア太平洋都市における循環経済への道筋」——フィリピン・インドネシアの市長らが登壇
- 13:45プレナリー②「GREEN×EXPO2027を契機とした共創と展開」
- 15:00ゼロウェイスト都市に向けた実践(シティネット分科会セミナー2026)——ポカラ市(ネパール)、バギオ市・イロイロ市(フィリピン)ほか
- 15:00ACCDセッション①(都市プレゼンテーション)
9月4日(金)
- 9:30ビジネスセクター・セッション「循環経済を推進する企業は都市に何を求めるか」——竹中工務店、ヤマハ発動機、レコテック、日本テトラパックほか
- 9:30都市間連携セッション/ACCDセッション②(ACCDメカニズム)
- 11:15ファイナンス・セッション——世界銀行、JFEエンジニアリングほか
- 11:15官民対話セッション(日本語のみ)/ACCDセッション③(プラスチック)
- 14:00ACCD会合・クロージング——フランクフルト市(ドイツ)のミヒャエル・ヨーゼフ 市長、環境省 関谷毅史 地球環境審議官ほか。宣言都市の取組状況に加え、新たな宣言都市と今後の行動計画が発表されます
- 14:00サイドイベント② ユース・セッション(日本語のみ)
9月4日9:30〜14:00のポスターセッションに、神奈川県立横浜瀬谷高等学校 未来共創ラボが出展します。ほかにJICA、川崎市、鹿嶋市、鹿島建設、世界銀行など23団体が並びます。
瀬谷高校は、園芸博の会場となる旧上瀬谷通信施設がある瀬谷区の高校です。総合的な探究の時間の一環として「未来共創プロジェクト」に取り組み、都市型の地域・社会課題の解決に向けた学習を進めています。
瀬谷高校は、農林水産省が主催する「2027年国際園芸博覧会 政府出展参画プログラム」に採択された全国5つの高校生グループのひとつ。2027年の園芸博では、日本政府苑内に『未来咲きガーデン』を制作する予定です。
2026年6月のFlowerFes2026 FINALでは、取り組みを紹介するパンフレットの配布に加え、生徒たちが育てたハーブを使ったクッキーの販売(150円)も行っていました。会場で見かけた方もいるかもしれません。
国際会議のポスターセッションに高校生が並ぶ——その背景には、園芸博本番で政府苑にガーデンをつくるという目標があります。
20272027年の「Yokohama Circular Week」へ
横浜市はこのフォーラムを毎年開催していく方針です。そして2027年には、園芸博の会期中に複数の国際イベントが重なります。
| 2027年に横浜で開かれるもの | 内容 |
|---|---|
| GREEN×EXPO 2027 | 2027年3月19日〜9月26日 |
| APCC-Forum | 園芸博の会期中に開催 |
| APUF-9 | 第9回アジア太平洋都市フォーラム |
| 国際サーキュラー総合展 | 主催:RX Japan、特別協力:横浜市 |
横浜市はこれらをまとめて「Yokohama Circular Week 2027」として打ち出し、相乗効果を最大化する構想を示しています。今回のAPCC-Forumは、その第1回にあたります。
9月4日のユース・セッションでも、2027年のAPUF-9に向けた学生プロジェクトが議題になります。横浜市立大学の吉永ゼミ生が登壇予定です。
SUMMARYまとめ
- APCC-Forum 2026は9月2日(水)〜4日(金)、パシフィコ横浜ノースで開催
- 参加費無料・事前登録制で、どなたでも参加できる(9月3日・4日のセッションが対象)
- テーマに「GREEN×EXPO 2027とその先へ」を掲げ、園芸博が後援に入っている
- 9月3日13:45からのプレナリー②では、GREEN×EXPO協会の見宮美早 氏が園芸博の見どころとサステナビリティの展望を語る
- 2027年は園芸博の会期中にAPCC-Forum、APUF-9、国際サーキュラー総合展が集まり「Yokohama Circular Week 2027」として展開される構想
園芸博の開幕まで半年あまり。その半年前の横浜に、9カ国・約30都市の市長や国際機関の代表が集まります。花と緑の博覧会が、循環型都市という文脈でどう位置づけられるのか——その議論を直接聞ける3日間です。
