園芸博半年前イベント in かながわ レポート|小田原 9/23
GREEN×EXPO 2027の開幕半年前にあたる2026年9月23日(水・祝)、小田原のダイナシティ ウエストで神奈川県の「開催半年前記念イベント in かながわ」が開かれました。
1階のキャニオンステージと4階の催事場を使った終日開催で、ステージ、トゥンクトゥンク&ミャクミャクの撮影会、5か所のスタンプラリー、体験やPRのブースが並びました。会場で見てきたものを順に紹介します。

SECTION 01会場と当日の様子

会場は1階の吹き抜けにあるキャニオンステージと、4階の催事場の2か所に分かれています。1階のステージ前には座席が75席ほど並んでいました。
開館を待って並んでいた人がそのまま流れ込み、席はすぐに埋まりました。立ち見の人も含めて、ステージの周りは開演前から人で囲まれた状態でした。


吹き抜けの構造なので、2階や3階の通路からステージを見下ろしている人もいました。ステージの左右にはスピーカーとカメラが据えられ、後方には報道の機材も並んでいます。
SECTION 02ステージのプログラム
1階キャニオンステージのプログラムは、会場入口に置かれた看板で告知されていました。
- 11:00オープニングトーク「みんなで踊ろう!」ミュージカル「Vibrant INOCHI」/看板の記載は出演:黒岩祐治 神奈川県知事、オープニングゲスト 船越英一郎 氏。トゥンクトゥンク&ミャクミャクも登場
- 12:00風魔忍者ショー(相州乱破衆 風魔)【地元応援ステージ】
- 13:00応援キッズダンス in ODAWARA(トライダンススタジオ)【地元応援ステージ】
- 13:30トゥンクトゥンク&ミャクミャクと一緒に写真を撮ろう!(1回目)
- 15:00応援団トーク&からだ整え体操(ゲスト:橋本はづき 氏)
- 15:30トゥンクトゥンク&ミャクミャクと一緒に写真を撮ろう!(2回目)
- 16:30ミュージカル「Vibrant INOCHI」PRステージ
オープニングのあいさつ
ステージの最初は、神奈川県の副知事のあいさつでした。知事が欠席となったため、この日は副知事が県を代表してあいさつに立ちました。GREEN×EXPO 2027が1都3県で初めての万博であることから話が始まり、県出展のテーマ“Vibrant INOCHI”=一人ひとりの“いのちが輝く”の説明が続きました。
あいさつの中では、オリジナルミュージカル「Vibrant INOCHI」の主題歌「星の子」の“踊ってみた動画”の募集など、県が進めている企画にも触れられました。
船越英一郎 氏が語った「万博」と「園芸博覧会」
会場の看板では、オープニングトークの出演は黒岩祐治 神奈川県知事となっていました。当日は事務局の担当者が登壇し、オープニングゲストの船越英一郎 氏とのトークという形で進みました。
知事は欠席になりました
主催者からは、台風25号に伴う災害対応のため黒岩祐治 知事が欠席となり、オープニングステージの内容を一部変更する、との告知が出されました。

船越 氏はまず、自身が1970年の大阪万博に小学2年生のときに行ったという話から入りました。会場で見たものに、未来はこんな風になるのかと思ったそうです。
覚えている展示として挙げていたのが人間洗濯機。当時の会場で見た機械の話から、万博が何を見せる場なのかという説明へとつながっていきました。
トークで時間を取っていたのは、そもそも万博とは何か、園芸博覧会とは何かという説明です。船越 氏が一つずつ丁寧にたどり、来年の3月に横浜・上瀬谷で始まるのがどういう催しなのかを、初めて聞く人にも分かる言葉で話していました。
船越 氏はかながわ観光親善大使でもあります。トークの後半は神奈川の話になり、この県には何でも揃っている、と話していました。海、山、川、歴史、そして食。
そのうえで挙げていたのが、車で1時間ほどの範囲にそれが全部凝縮されていることが神奈川の魅力だ、という点でした。
会場が小田原だったこともあり、話は県西にも向きました。
会場のある横浜で未来について考え、そのあと県西へ足をのばして自然を体感する。船越 氏はその過ごし方をひとつのパックにして届けたいと話していました。
あわせて、県が観光の面で進めているデスティネーションキャンペーンにも触れていました。デスティネーションキャンペーンは、自治体や観光事業者がJR6社と連携し、3か月にわたって全国から誘客する大型の観光キャンペーンです。
神奈川県と横浜市は2025年3月27日に、令和9年(2027年)4月から6月のデスティネーションキャンペーンの開催地が神奈川・横浜に決まったと発表しました。GREEN×EXPO 2027の会期に重なる3か月で、来場者に県内各地を周遊してもらうことと、キャンペーンで県を訪れた人に園芸博へ来てもらうことの両方を狙う、という趣旨です。
開催の前年度と翌年度の同じ時期には、プレとアフターのキャンペーンもそれぞれ実施されます。具体的な内容は、県・市・経済団体・交通事業者などでつくる推進協議会で検討されます。
会期中の県出展「Vibrant INOCHI Forest かながわ館」の紹介もありました。館には神奈川県産の木材が使われます。
話の締めは、神奈川県全域で盛り上げていこうという呼びかけでした。半年前の記念イベントが横浜ではなく小田原で開かれたのも、そのためだと説明されました。
トゥンクトゥンクとミャクミャクの登場
オープニングトークの途中で、トゥンクトゥンクとミャクミャクの2人が登場しました。ステージの袖からではなく、フロアの人垣のあいだを通ってくる形で、来場者がスマートフォンを掲げて迎えます。丸ビルで開かれた「未来につなぐ万博展」のときと同じような登場でした。

ステージでは、ミュージカル「Vibrant INOCHI」の主題歌「星の子」のダンスを、ダンススタジオのメンバーと一緒に踊りました。モニターには公式の振付動画が流れ、客席側でも手を挙げて踊る人がいました。

SECTION 03トゥンクトゥンク&ミャクミャクの撮影会
撮影会は13:30〜と15:30〜の2回。参加には4階催事場で配られる抽選券が必要で、案内看板には配布と発表の時刻が細かく書かれていました。
| 回 | 流れ |
|---|---|
| 1回目 | 抽選券配布 10:15〜10:45(4階催事場)/当選発表 11:45頃(オープニングトーク終了後)/集合 13:15/撮影 13:30〜 |
| 2回目 | 抽選券配布 12:30〜13:00(4階催事場)/当選発表 14:00頃/集合 15:15/撮影 15:30〜 |

1回目の当選発表では、画面に20件の当選番号が並びました。番号は518まであり、「当選者は13:15にステージ左側にお越しください」という案内が添えられていました。
抽選券が少なくとも518枚配られていたとすると、1回目の当選は20組で、倍率は約25.9倍という計算になります。実際の配布枚数は公表されていないので、倍率はこれ以上だった可能性もあります。
当選発表は1階キャニオンステージと、神奈川県公式のX・Instagramで行われました。抽選券は1グループ1枚の配布で、当選券1枚につき5名まで参加できます。集合場所は1階ステージ正面左側でした。
撮影は来場者のスマートフォンのみで行い、スタッフがスマートフォンを預かって撮影する方式。順番が近づいたらカメラ画面を起動して待つように、と案内されていました。撮影後はその場で写真が保存されているかを確認し、保存エラーのときだけ撮り直しができます。
SECTION 041階ステージ前フロアのブース
ステージの前のフロアには、公式グッズ&チケット販売、メッセージ・折り紙受付、折り紙ワークショップ、SNSコーナー、かながわ館の紹介、応援絵本ワークショップ、小田原の観光情報、神奈川県観光PR、工芸EXPOのPRコーナーが並びました。

公式グッズ&チケット販売のブースには、ぬいぐるみやピンバッジ、タオルなどが並び、ミャクミャク×トゥンクトゥンクのコラボ商品やサンリオキャラクターズとのコラボ商品も置かれていました。支払いは現金・クレジットカード・電子マネーが使え、両替はできないと掲示されていました。かながわキンタロウのぬいぐるみも一緒に並んでいます。
かながわ館の完成イメージとSNSコーナー
フロアの一角には、県出展「Vibrant INOCHI Forest かながわ館」の完成イメージのパネルが立てられていました。木を組んだ大きな屋根の下に、花壇と園路が広がる絵です。

横のパネルには「数億年の時を超え、“いのち”をめぐる壮大な冒険へ。」というコンセプトが書かれています。森で暮らす子どものニホンモモンガ「モモーン」が、森に起きた変化をきっかけに、仲間のVIBRANTsとともに時空を超える旅に出る、という筋立てです。
VIBRANTsはVibrant INOCHIの木から生まれた、「いのち」を象徴する葉っぱのキャラクターで、Grinne(クリン)、Iccho(イッチョ)、Scent(セント)、Nantee(ナンテェ)、Katsura(カツラ)、Momie(モミィ)の6人。かながわ館のロゴは、県内33市町村を重なる葉っぱでシンボル化したデザインだと説明されていました。
同じブースのSNSコーナーでは、かながわ館の公式XかInstagramをフォローするとステッカーがもらえます。

配られていたのは、VIBRANTsとモモーンが並んだ非売品のステッカー。一緒に置かれていたカードはジャーマンカモミールの種を漉き込んだ紙でできていて、「次の万博は、神奈川の横浜で。」と書かれています。春か秋にひと晩水につけてから鉢土に軽く埋め、毎日水をやると芽が出るそうです。

折り紙トゥンクトゥンクと夢のメッセージ
フロアの中央には、トゥンクトゥンクの球体のモニュメントと、「夢のメッセージを届けよう!」と書かれた大きな木のボードが置かれていました。折り紙で作ったトゥンクトゥンクにメッセージを付けて、この木に飾る仕掛けです。


ボードの横の案内には、作った折り紙とメッセージがGREEN×EXPO 2027の「かながわ館」に展示されるチャンスがあると書かれていました。
応援絵本「あちちち地球とだいじなやくそく!」
神奈川県GREEN×EXPO 2027応援絵本のワークショップでは、テントの隣に絵本の紹介パネルと原画が展示されていました。タイトルは『あちちち地球とだいじなやくそく! ニコとサクの大冒険』。地球温暖化とVibrant INOCHIをテーマに神奈川県が制作した絵本です。

パネルによると、「温暖化は自分のせい」と自分を責めるCO2のニコが、元気いっぱいの不思議な存在サクと地球中を旅する物語で、300人の子どもたちの協力で生まれた科学絵本とのことです。
壁には「CO2をへらそう」「みどりをふやそう」「くらしをみなおそう」の3枚のパネルと、絵本の絵が並びます。テーブルには絵の具やパステル、すり鉢、筆が用意され、新聞紙を敷いた上で子どもたちが制作していました。
同じパネルには、県出展のメインテーマ“Vibrant INOCHI”=一人ひとりの“いのちが輝く”の説明もありました。花や緑、農などの植物や自然を通じて、自然も人もともに輝く持続可能な社会を創造する、という内容です。
ミュージカル「Vibrant INOCHI」
県のオリジナルミュージカル「Vibrant INOCHI」のブースでは、2027年3月スタートと書かれたパンフレットが配られていました。

主題歌「星の子」の“踊ってみた動画”も募集中で、QRコードからYouTubeの動画に飛べるようになっていました。#踊ってみた #星の子を付けてSNSに投稿する形です。
観光PRと工芸EXPO
神奈川県の観光PRブースには、公式観光サイト「観光かながわNow」や、COJI-COJIと行く!のんびり・気ままな花さんぽ(かながわ謎解きデジタルラリー)、ローズフェスティバル秋2026、日本遺産「大山詣り」、湯めぐり旅などのチラシが並びました。GREEN×EXPO 2027の入場チケットの種類と価格の一覧も置かれています。
工芸EXPO(KOUGEI EXPO in KANAGAWA)のPRコーナーでは、箱根町の職員が寄木細工の秘密箱を持ち込み、来場者が開け方に挑戦していました。開けられた人にはプレゼントがある、という案内です。
SECTION 054階催事場のブースと体験
4階の催事場は、ドライフラワーアレンジメント、かながわ西エリア観光情報、第51回全国育樹祭&神奈川の森林・木材利用、2027年インターハイPR、ベルマーレのキックターゲット、そして撮影会の抽選券配布が集まる場所です。
ドライフラワーアレンジメント
一般社団法人神奈川県園芸協会のブースで行われた体験です。掲示された案内には参加無料、各回6名、随時受付とあり、開始時刻は10:30/11:00/11:30/12:00/13:30/14:30/15:30/16:30の8回。対象は神奈川県在住のこども(高校生以下)とその保護者です。
テーブルにはオアシスを入れた白い器と、ユーカリやかすみ草などのドライフラワーが人数分用意されていました。

第51回全国育樹祭と神奈川の森林・木材利用
催事場の壁一面を使った展示です。令和10年(2028年)秋、神奈川県で第51回全国育樹祭が開かれます。パネルによると、お手入れ行事は南足柄市広町県有林(第61回全国植樹祭のお手植え会場)、式典行事は小田原市総合文化体育館・小田原アリーナ、全国緑の少年団活動発表大会は秦野市文化会館で行われます。
シンボルマークは第61回全国植樹祭の「かなりんちゃん」を継続使用し、育樹祭用にアレンジしたデザインを制作するとのことでした。

隣には森林の多面的機能、歴史に見る森林利用の変化、森林再生の取組、無花粉スギ・無花粉ヒノキの実用化などのパネルが並びます。テーブルには県産材のサンプルを使った「この木なんの木?樹種あてゲーム」や、木づかいブック、かながわ木づかい応援カタログが置かれていました。
かながわ西エリア観光情報
箱根・小田原・あしがら・真鶴・湯河原を紹介するブースです。ガイドブックや缶バッジ、未病改善のパンフレットが並び、県西会場の「対話の広場」の案内も出ていました。Instagramのフォローでくじ引き抽選会に参加できる企画もありました。

SECTION 065か所を回るスタンプラリー
会場の入口には、スタンプラリーの案内ボードが立っていました。1階に3か所、4階に2か所のポイントがあり、①〜④はどこからでもスタートでき、4階の⑤がGOALです。
| ポイント | 場所 |
|---|---|
| ① | ウエスト1F ステージ側 |
| ② | ウエスト1F メッセージ・折り紙受付の近く |
| ③ | ウエスト1F 小田原の観光情報・神奈川県観光PRの近く |
| ④ | ウエスト4F 催事場の入口側 |
| ⑤(GOAL) | ウエスト4F 催事場 |

台紙は「GREEN×EXPO 2027 スタンプラリー」と題した非売品で、製作は神奈川県農業振興課。遊び方は会場の5つのスタンプを探して集めると、トゥンクトゥンクが完成するというもので、色の違うスタンプを重ね押ししていく仕組みです。台紙にはGREEN×EXPO 2027の会期と会場、テーマも印刷され、#withGREENEXPOを付けた投稿も呼びかけられていました。
同じ重ね押し式のスタンプラリーは、2026年5月の横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2026でも行われていました。
関連記事横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2026 レポート5月2日〜4日に開かれたフェスティバルのようす5つ集めると、台紙のトゥンクトゥンクが色を重ねた状態で完成します。完成した台紙を見せると、景品のステッカーがもらえました。神奈川県の名前が入った非売品のシートで、EXPO 2027のロゴと3つのポーズのトゥンクトゥンクが1枚になっています。

SECTION 07開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2026年9月23日(水・祝)10:00〜17:00 |
| 会場 | ダイナシティ ウエスト(小田原市中里208)1Fキャニオンステージ/4F催事場 |
| 主催 | 神奈川県 |
| 後援 | GREEN×EXPO協会(公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会) |
| 参加 | 申込不要・参加費無料(撮影会のみ抽選制) |
SUMMARYまとめ
- 2026年9月23日(水・祝)、ダイナシティ ウエスト(小田原)で神奈川県の開催半年前記念イベントが開かれた
- 1階ステージの客席は75席ほど。開館を待って並んでいた人がそのまま流れ込み、席はすぐに埋まった
- ステージは11:00のオープニングトークから16:30のミュージカルPRステージまで7プログラム
- 撮影会は13:30と15:30の2回。抽選券は4階催事場で配布、当選券1枚につき5名まで参加でき、撮影は来場者のスマートフォンで行われた
- 折り紙トゥンクトゥンクに付けたメッセージは、会期中の「かながわ館」に展示されるチャンスがある
- 4階では、ドライフラワーアレンジメント(各回6名・県内在住のこどもと保護者が対象)や、令和10年秋の第51回全国育樹祭の展示が行われた
- スタンプラリーは1階に3か所・4階に2か所。5つ集めるとトゥンクトゥンクが完成する重ね押し式
GREEN×EXPO 2027の開幕は2027年3月19日、会場は横浜市の旧上瀬谷通信施設です。この日に折られた折り紙トゥンクトゥンクとメッセージは、会期中の「Vibrant INOCHI Forest かながわ館」で展示される予定です。
関連リンク
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外部リンク
※内容は取材時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。出典:会場に掲示されたプログラム・撮影会案内・スタンプラリーの案内ボード、各ブースの配布物および展示パネル、神奈川県 記者発表資料(令和8年8月17日)、神奈川県 記者発表「令和9年春のデスティネーションキャンペーンの開催地が神奈川・横浜に決定しました!」(2025年3月27日)。写真は特記のない限り筆者撮影(2026年9月23日)。
