GREEN×EXPO 2027では「自転車で行く」が現実的に!〜シェアサイクルで新しいアクセスのかたち〜

mirai

GREEN×EXPO 2027では「自転車で行く」が現実的に!

 2027年3月19日(金)に横浜で開幕する「GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)」では、自転車アクセスの導入が正式な交通戦略の一部として位置づけられています。

 2025年10月下旬から始まる「トゥンクトゥンク特別デザインのシェアサイクル」の展開に加え、「GREEN×EXPO 2027来場者輸送基本計画」(2025年5月)では、会場隣接する駐輪場の整備やシェアサイクルポートの設置が盛り込まれています。

 これは、大阪・関西万博での運用例に続き、「環境にやさしい移動手段」を軸にした博覧会運営となります。


特別デザインのシェアサイクルが登場!

項目内容
実施期間2025年10月下旬〜2027年9月末
展開エリア横浜市内 ほか
実施台数baybike 100台+HELLO CYCLING 100台(計200台)
デザイントゥンクトゥンクなど公式ビジュアル
目的博覧会機運醸成+アクセス強化+環境配慮

 街中や駅周辺でこの自転車を見かける機会が増えることで、来場前から機運を高める仕掛けとなります。


自転車駐輪場は「約1,500台分」整備へ

来場者輸送基本計画(2024年3月、2025年5月)によると、

  • 会場隣接自転車駐輪場(約1,500台)の整備を検討
  • シェアサイクルポートも設置し、baybikeHELLO CYCLING利用者にも対応
  • 歩行者・自転車の安全な経路設定、誘導案内、周辺環境への配慮(ゴミ・騒音対策)
  • 快適でおもてなしを感じる空間演出も検討

 自転車が“アクセス手段”として本格的に組み込まれることで、駅から会場までの移動の自由度が大幅に向上します。


自転車アクセスに最適な駅

 会場の「旧上瀬谷通信施設」は、複数の鉄道駅から自転車でアクセスできる立地です。

駅名距離(目安)所要時間(自転車)
相鉄線 瀬谷駅約3km約10分
相鉄線 三ツ境駅約4km約15分
JR横浜線 十日市場駅約6km約20分
東急田園都市線 南町田グランベリーパーク駅約5km約15分

 駅からシェアサイクルを借りて会場まで走れば、混雑を避けながら自然の中を移動できます。


実際に乗ってみました!

 私も以前、工事中の会場を見に行く際、瀬谷駅からシェアサイクルに乗って向かいました。というのも、現在会場へのアクセスは無いのです!(開会していないので当然ではあるのですが)
 瀬谷駅からバスで向かったとしても、最寄りのバス停から15分ほど歩くので、自転車で向かうことにしました。

瀬谷駅北口のシェアサイクルポート

 既存のアプリから借りることができるので、本番で運用する際に、新たな予約システムなどを構築しなくて良いのはいいかもしれません。

 瀬谷駅を出てからすぐ、まっすぐ南北に伸びる道路を走っていきます。道路はあまり整備されていないので、今後に期待ですね。

 10分ほどで会場に到着しました。

大阪・関西万博(EXPO2025)への自転車来場方法は?

 大阪・関西万博(EXPO 2025)では

  • 予約制駐輪場の導入
  • 自転車専用ルート整備
  • 環境配慮型移動としてのPRが実施されました。
https://www.transport.expo2025.or.jp/images/route/bicycle/route_yumeshima.jpg
https://odekake.blog/wp-content/uploads/2025/07/IMG_0655-1.jpg
https://cdn-img.cyclesports.jp/wp-content/uploads/2024/10/seibi.png

 横浜で開催されるGREENEXPO2027もこれに倣い、自転車を“補助的な手段”ではなく来場者の主要アクセスルートのひとつとして活用する方針を明確にしています。

 しかし、デメリットとしては、前日までの予約が必要であり、その独自の予約システムが煩雑であるという点でした。今回のbaybikeHELLO CYCLINGはすでに多くの場所で利用されているので、スムーズに運用できるかもしれません。


サステナブルで快適なアクセスを実現

期待される効果内容
環境負荷の低減自動車来場の削減、CO₂排出抑制
混雑緩和駅・シャトルバス混雑の分散
快適な移動自然の中を自転車で移動、健康にも寄与
観光促進横浜市内の移動回遊性が向上

 さらに、誘導案内や装飾演出など“おもてなし”空間を整えることで、自転車移動そのものが来場体験の一部になることを目指しています。

まとめ


 自転車アクセスの強化は、GREEN×EXPO2027の「自然との調和」という理念にも合致しています。
 1,500台の駐輪場、公式デザインのシェアサイクル、駅からの快適な移動——

 「自転車で行く万博」が横浜の新しいスタンダードになりそうです。アクセス情報の正式決定に注目です!

公式情報・参考


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地球のミライについて考える個人サイト。大阪・関西万博やGREEN×EXPO(横浜花博)を応援しています。
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