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【延期となりました】シンポジウム「北上川から、環境新時代を考える~明るい未来へとつながる、 SDGs ・カーボンニュートラルの時代へ~」

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延期となりました】シンポジウム「北上川から、環境新時代を考える~明るい未来へとつながる、 SDGs ・カーボンニュートラルの時代へ~」

昨今の新型コロナウイルスの急激な感染拡大を考慮いたしまして、
開催を延期することといたしました。
後日改めて開催の予定ですので、日程が決まり次第、
再度ご案内させていただきます。
今回ご応募いただいた皆様個人情報につきましては、当方で責任をもって破棄いたします。ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

岩手県八幡平市にある「旧松尾鉱山新中和処理施設」は、岩手県から委託されて JOGMEC が運営管理を行っていますが、 1982 年の処理開始以来、無事故運転を継続し、 2022 年 3 月に運転開始から 40 年を迎えます。これを記念し、シンポジウム「北上川から、環境新時代を考える~明るい未来へとつながる、 SDGs ・カーボンニュートラルの時代へ~」をホテルメトロポリタン盛岡およびオンラインにて開催します。

松尾鉱山と中和処理施設

北上川は、北上山地と奥羽山脈との間を南下し、宮城県石巻市で太平洋に注ぐ全長249km、全国で5番目、東北地方第一の大河です。
松尾鉱山は、この北上川の支流の一つである赤川の上流部、八幡平の中腹で、大正3年(1914)から本格的に硫黄や硫化鉄鉱を生産し、一時は「雲上の楽園」と呼ばれたほど隆盛を極めていました。しかし、昭和40年代(1960年代後半)になって経営が大きく悪化し、昭和46年(1971)には採掘が終了され、閉山しました。この鉱山から大量の強酸性水が赤川に流出して北上川本流を汚染し、魚が姿を消してしまいました。

松尾鉱山
赤く染まった北上川

この問題を解決するため、昭和47年から建設省が暫定中和処理を実施するとともに、岩手県は昭和46年(1971)7月に「北上川水質汚濁防止の恒久対策の樹立」を国に請願しました。
      国は、同年11月に、当時の通商産業省(現、経済産業省)、建設省(現、国土交通省)、自治省(現、総務省)、環境庁(現、環境省)、林野庁で構成される「北上川水質汚濁対策各省連絡会議」(通称、五省庁会議)を設置し、対策の検討が進められ、昭和51年(1976)8月に、新たな中和処理施設を旧松尾鉱山元山地区に建設することが決定されました。

中和処理施設外観

この新中和処理施設は、岩手県が通商産業省の補助を受けて、昭和52年(1977)8月に建設工事に着手し、中和処理施設に約62億円、貯泥ダムに約31億円を費やして、昭和56年(1981)11月に完成しました。以後、365日・24時間、坑廃水を中和処理することによって、北上川は清らかな流れを取り戻し、「母なる川」としてよみがえったのです。施設の維持管理は、岩手県の委託を受けて、昭和57年(1982)4月から独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(元・金属鉱業事業団)が実施しています。

中和処理施設によって綺麗になった北上川①

開催概要

日時延期 日時未定
会場ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイング4階「メトロポリタンホール」
主催独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構
後援経済産業省、環境省、国土交通省東北地方整備局、岩手県、八幡平市、日本鉱業協会、
一般社団法人資源・素材学会、公益社団法人日本水環境学会

「第1部」13:00~14:40 基調講演 

● 松尾鉱山の鉱害防止事業について

-岩手県の環境保全の取り組み-岩手県副知事 保 和衛

● 山と川、地球を守るということ

-我が国の金属鉱山とその環境保全への取り組み-JOGMEC理事(金属環境・海洋・石炭本部長)廣川 満哉

● SDGs、カーボンニュートラルからみる「水」の問題

-SDGsを踏まえた将来の鉱害防止事業の在り方-早稲田大学理工学術院 創造理工学部 教授 所 千晴

「第2部」14:50~16:00パネルディスカッション 

特別ゲスト女優・創作あーちすと のん

早稲田大学理工学術院創造理工学部教授 所 千晴

岩手県立大学総合政策学部教授 辻 盛生

日本鉱業協会 専務理事矢島 敬雅

一般社団法人いわて流域ネットワーキング代表理事内田 尚宏

モデレーター IBC岩手放送アナウンサー神山 浩樹

公式サイト

https://matsuo-neutralization40th.jp
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