隈研吾デザインのモニュメントが京都丹波に|園芸博PR出展9月18日から
2026年9月18日(金)から11月8日(日)まで開かれる「第43回全国都市緑化フェア in 京都丹波」に、GREEN×EXPO 2027のPR出展が行われます。
展示のシンボルは、隈研吾 氏がデザインしたモニュメント。川崎・岐阜と巡ってきたもので、この先は横浜の会場でも展示される予定です。

EXHIBITGREEN×EXPO 2027の出展概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示期間 | 2026年9月18日(金)〜11月8日(日) |
| 時間 | 10:00〜16:00 |
| 会場 | 京都・亀岡保津川公園(かめきたリバーサイドパーク) |
| 出展者 | 横浜市/神奈川県/第38回全国「みどりの愛護」のつどい実行委員会/公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会の共同出展 |
展示のテーマは「心を満たす 花の波の爽やかな景色を展開」。大地から力強く芽吹く樹木をイメージしたモニュメントと花壇で、丹波の山並みや田畑の穂波を背景にした景色をつくります。
植物や生き物が時とともに姿を変えながら共生する風景を通じて、「自然と社会の調和」というGREEN×EXPO 2027の理念を表現するとしています。
出展者に第38回全国「みどりの愛護」のつどい実行委員会が入っているのも特徴です。「みどりの愛護」のつどいは国土交通省が主催する行事で、2027年の第38回は園芸博の会期中に横浜で開催される予定になっています。
MONUMENT隈研吾 氏デザインのモニュメント
展示のシンボルとなるモニュメントは、GREEN×EXPOラボ マスターアーキテクトを務める隈研吾 氏(隈研吾建築都市設計事務所)のデザインのもとで制作されました。
移動・組立・解体・保管・再利用が容易なフレキシブルジョイントシステムを採用しています。設置環境に応じて形状を変えられる仕組みで、繰り返し活用することで環境負荷を抑える。自然と共生するこれからの建築のあり方を提案する構造です。
使われている木材にも出どころがあります。持続可能な森林経営に取り組む神奈川県立吉田島高等学校と連携し、同校の演習林の木材を活用しています。
地域資源の循環利用と、次世代人材の育成。高校生が育てた森の木が、京都の会場に立っているという構図です。
LEGACY川崎から岐阜、京都、そして横浜へ
このモニュメントは、今回のために作られたものではありません。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2024年秋 | 全国都市緑化かわさきフェアで制作・展示 |
| 2025年 | 全国都市緑化ぎふフェアで展示 |
| 2026年9〜11月 | 第43回全国都市緑化フェア in 京都丹波(今回) |
| 2027年3〜9月 | GREEN×EXPO 2027の会場でも展示予定 |
川崎で生まれ、岐阜を経て、京都へ。そして最後は横浜の会場へたどり着きます。全国都市緑化フェアからGREEN×EXPO 2027へとつながるレガシーを象徴する展示、という位置づけです。
繰り返し使えるジョイントシステムだからこそ、4つの土地を渡り歩けます。設計思想がそのまま巡回を可能にしている点が、この展示のいちばん面白いところです。

FAIR全国都市緑化フェアとは
1983年(昭和58年)に大阪府の服部緑地で第1回が開かれて以来、毎年全国各地で続いてきた「花と緑の祭典」です。提唱は国土交通省、今回の主催は京都府・亀岡市・南丹市・京丹波町・公益財団法人都市緑化機構。
緑の大切さを知り、守り、楽しむ知識を深め、豊かな暮らしのあるまちづくりを進めることを目的としています。中心行事の「全国都市緑化祭」では、子どもたちによる「緑化宣言」や各種表彰が行われます。
園芸博とは規模も位置づけも違います
GREEN×EXPO 2027はA1クラスの国際園芸博覧会で、全国都市緑化フェアとは規模も位置づけも異なります。ただ「花と緑」という同じ土俵にある催しであり、緑化フェアの来場者は園芸博の関心層とも重なります。PR先として自然な選択です。

KYOTO TANBA京都丹波フェアの見どころ
第43回の舞台は、亀岡市・南丹市・京丹波町の2市1町からなる「京都丹波」エリア。テーマは「食農と環境そしてアートで輝く『京都丹波』」、愛称は「京都丹波みどりの里まつり」です。
これまで都市部で開かれてきた緑化フェアとは異なり、日本の原風景ともいえる農村・里山が広がる自然豊かなエリアでの開催になります。
会場は5つのフェア拠点と、京都丹波の魅力を伝える100を超えるフェアスポットで構成されます。エリア全体がひとつの大きなテーマパークになる形です。会期は52日間。
| 拠点 | 市町 | 特色 |
|---|---|---|
| 京都・亀岡 保津川公園 | 亀岡 | GREEN×EXPO 2027の展示会場。あゆもどき共生ドーム、ひまわり迷路、稲穂ステージ、竹アート、農小屋アート、ヤノベケンジ 氏らのアート作品、自治体出展花壇など |
| 亀岡運動公園 | 亀岡 | 世界的庭園デザイナーが手がけるメインガーデン、霧のガーデン、企業・団体庭園出展コンテスト、亀岡『夢コスモス園』、森と花のステージ |
| 園部公園 | 南丹 | 園部城跡VR体験、新設のウッドデッキと大型遊具、食と健康のマルシェ、小麦山芝生エリア |
| わち山野草の森 | 京丹波 | 約900種の山野草や花木、みどりのトンネル、森の展示室、電車フォトスポット。火曜休園/9:00〜17:00/大人350円・小人250円 |
| 京都府立 丹波自然運動公園 | 京丹波 | こどもの広場、菊花展、あっぱれたんぼ、わくわくアスレチックパーク、京都丹波の食のマルシェ |
展示会場は「京都・亀岡保津川公園」
GREEN×EXPO 2027の展示が行われるのは、フェアのテーマである「環境」「食農」「アート」を五感で満喫できる拠点です。気球搭乗体験、放置竹林を活用した竹アート、新鮮な農産物が並ぶマルシェや青空マルシェが揃います。アートは台湾の明新科技大学・台湾竹藝協会の作品や、西野康造 氏・山口牧生 氏の彫刻、ヤノベケンジ 氏の作品も。
そのほかの拠点にも、約800万本が咲き誇るコスモス園(亀岡運動公園)や、ヘビウリのみどりのトンネル(わち山野草の森)といった見どころがあります。
実行委員会は、これまでの緑化フェアが取ってきた「都市に緑の空間を作る」という視点から転換し、「すでにある自然環境を活かし、価値を再定義する」という新しいアプローチを最大の特徴に挙げています。幻想的な「丹波霧」や里山、田畑といった日本の原風景そのものを展示の根幹に据える構成です。
この会場には天然記念物のアユモドキと共存するビオトープが設けられます。アユモドキは京都府と岡山県の一部にのみ生息する魚で、亀岡市が保全に取り組んできました。里山の自然と人々の暮らしの調和を五感で体感できる会場です。

シンボルマーク「にしいっちょうの花」
フェアのシンボルマークは、京都丹波の樹々に咲く花をモチーフにした仮想の花「にしいっちょうの花」。亀岡市・南丹市・京丹波町それぞれの境界線をかたどった花びらが寄り添い、ひとつになることで大輪の「京都丹波」という花を咲かせる——という意味が込められています。
花の色は各市町の花と木から。亀岡市はつつじ・さくら、南丹市はさくら・ぶな、京丹波町はつつじ・いちょうです。
イメージキャラクターは3体
亀岡市の観光マスコット「明智かめまる」、南丹市の観光大使「さくらちゃん」、京丹波町の食のキャラクター「京丹波 味夢くん」。3つのまちの人気者が集合し、フェアの案内人を務めます。

SUMMARYまとめ
- 第43回全国都市緑化フェア in 京都丹波は2026年9月18日(金)〜11月8日(日)の52日間
- 京都・亀岡保津川公園でGREEN×EXPO 2027のPR出展。展示は10:00〜16:00
- シンボルのモニュメントは隈研吾 氏のデザイン。移動・組立・再利用が容易なフレキシブルジョイントシステムを採用
- 木材は神奈川県立吉田島高等学校の演習林から。地域資源の循環利用と次世代人材の育成にもつながる取組
- モニュメントは川崎(2024年秋)→岐阜(2025年)→京都(今回)と巡り、2027年には横浜の会場でも展示予定
川崎で生まれたモニュメントが、岐阜と京都を経て、2027年に横浜へたどり着きます。会場で見かけたときに「これは3つの土地を回ってきたものだ」と分かっていると、見え方が変わるはずです。関西方面へ出かける予定があれば、先に京都で会っておくのも手です。
出典:GREEN×EXPO協会 プレスリリース「GREEN×EXPO 2027が『第43回全国都市緑化フェアin京都丹波』に参加」(2026年9月18日)、第43回全国都市緑化フェアin京都丹波 公式サイト、京都府、公益財団法人都市緑化機構。
