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<現地レポート>Sustainable Think. Apartment(有楽町マルイ)

mirai

カラフルな店内、サスティナブルな取り組みの発信拠点に

 有楽町マルイ7階にあるサスティナブルな商品を扱うセレクトショップ「Sustainable Think. Apartment」にお邪魔してきました。

 まず入って圧巻だったのが、色とりどりに敷き詰められた棚です。サスティナブルな取り組みのPRの場所として店頭のBOXを貸し出す新しいサービスを展開しており、SDGsの取り組みをスピーディーに効果的に伝えたい企業や個人の活動を応援する場所となっています。

 「Sustainable Think.」のロゴの文字がSDGs17の目標に合わせ、17色で彩られています。

Sustainable Think.(サスティナブルシンク)とは?

 サスティナブルな商品を通じて、SDGsや地球環境について考え学ぶことのできるコンセプトストア。考え学びながら「みんなに紹介したい」「買って応援したい」「好きな人にプレゼントしたい」と思える、社会や地球環境に配慮した商品を展開します。
 また、このショップは、サスティナブルな商品開発のエコシステム体現するショップでもあり、サスティナブルな素材を開発する工場・メーカーなどが、コンセプト作成や商品開発からローンチ、店頭販売までを一括で行えるラボショップの機能も合わせ持ちます。
 商品開発から販売ローンチまでのエコシステムを体現する、新しいかたちのコンセプトストアをお楽しみください。

Sustainable Think.公式ホームページ

みんなのフィッティングルーム

 お話している中で、紹介してくださったのが「みんなのフィッティングルーム」。ちらっと見かけて、とても広い試着室だなと思ったのですが、中にはたくさんの工夫が。

 もともと車椅子の方が使いやすい試着室にするコンセプトで、中を広く、そして手すりを付けてバリアフリー化。さらには目の不自由な方のために、照明の色合いを調節できる装置や、耳の不自由な方のためには筆談具も。まさに「みんな」にとってのフィッティングルームとなっています。

イチオシはエアバッグからできたリュック「AIRPAQ」

 店員さんに一押しの商品を聞くと、エアバッグから作られたリュックやポーチを紹介していただきました。(王様のブランチでも紹介されたそうです。)自動車大国であるドイツから生まれた「AIRPAQ」(airpaq.jp(instagram))というアップサイクルブランドです。

 エアバッグは命を守る装置であるため、とても丈夫にできています。しかし、ほとんどの場合、エアバッグを使わずに車は乗り終えてしまいます(もちろんその方がいいですね)。そのため、たくさんの技術によって頑丈につくられたエアバッグは日の目を見ずに終わってしまいます。

 それを利用したのがこの製品です。廃車となったエアバッグをあえて外に出し、その生地の強さを生かしてリュックなどに再利用するサステナブルな製品です。また、リュックの留め具にはなんとシートベルトが。おしゃれですよね。シートベルトもとても頑丈ですから、長持ちしそうです。

 また、ロゴマークはMT車のチェンジレバーがデザインされています。日本では、最近AT車が多くなったため、あまり見かけなくなりましたが、ヨーロッパではMT車の方が多いみたいです。

SDGsはまだまだこれから

 日本でもSDGsが広まり始めたが、まだまだヨーロッパなどの海外の方が進んでいる。今の子どもたちは積極的に学んでいるので、大人の方が追いついていかないとという話もしました。

 Sustainable Think. の方は製品に対する想いが本当に強く、「語り出したらキリがないです」とおっしゃっていました。定期的に製品も入れ替わるそうなので、何度でも通う価値が大きいです。

 また、名古屋パルコにもポップアップストアがあるので、お近くの方は是非足を運んでみてください。実際に見て、手にとって見ると意外な発見があります。

店舗概要

店舗Sustainable Think. Apartment (サスティナブルシンクアパートメント)
(2021.03.12〜1年間の予定)
場所有楽町マルイ7階
東京都千代田区有楽町2−7−1
公式サイトhttps://sustainablethink.com
オンラインストアhttps://sustainablethink.stores.jp
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