TAISEI GREEN TERRACE|横浜園芸博パビリオン・展示紹介
会場を一望する丘状のランドマークに、12の環境技術を実装TAISEI GREEN TERRACE|大成建設
大成建設は2026年8月20日、GREEN×EXPO 2027のランドマークとなる大型木製テラス「TAISEI GREEN TERRACE」に実装する12の環境技術を公開しました。解体・再利用を可能としたボルト・ビス接合の木フレームをはじめ、脱炭素・資源循環・自然共生を体現する技術が一つの建築に集約されます。この記事では、施設の概要と12技術の全リストをご紹介します。
| 施設名称 | TAISEI GREEN TERRACE |
|---|---|
| 出展者 | 大成建設株式会社(ダイヤモンドパートナー) |
| 設置場所 | GREEN×EXPO 2027 会場中央部・主催事場付近 |
| 施設概要 | 大型木製テラス(展望施設) |
| 特徴 | 会場の花と緑の景観を一望できる丘状のランドマーク |
| 主な機能 | 展望スペース、休憩スペース、回遊動線 |
| 規模 | スロープ延長:約90m / 展望高さ:約4.5m / 延床:約800㎡ |
「建てて終わり」ではない建築へ
TAISEI GREEN TERRACEは、大成建設グループの長期環境目標「TAISEI Green Target 2050」が掲げる3つの社会(脱炭素社会・循環型社会・自然共生社会)の実現に向けた代表技術を、一つの建築物に集約・実装した施設です。
建物自体で発電する太陽光発電パネル「Green Multi Solar」、CO2排出量を低減した環境配慮コンクリート「T-eConcrete」、雨水・潅水の再利用、間伐材の活用など、建物の基礎から外装、外構に至るまで12の環境技術を集約することで、多面的な環境価値を創出します。
特筆すべきは木質構造です。ボルト・ビス接合による解体可能な木フレームを採用し、会期終了後も部材の再利用・再資源化を可能とすることで、「建てて終わり」ではない建築を実現します。博覧会のテーマ「幸せを創る明日の風景」を、建築として具現化する試みです。
実装する12の環境技術(2026年8月20日公開)
2026年8月20日、施設に実装する12の環境技術が公開されました。カテゴリは脱炭素・資源循環・自然共生の3種類。それぞれ設置場所まで明らかにされています。
| No. | カテゴリ | 正式技術名 | 設置場所 |
|---|---|---|---|
| 1 | 脱炭素 | Green Multi Solar(ソリッドタイプ) | 地上部の外装 |
| 2 | 脱炭素 | Green Multi Solar(シースルータイプ) | 地上部のガラス外装 |
| 3 | 資源循環 | アクリル板アップサイクル | 技術紹介パネル |
| 4 | 自然共生 | 間伐材の利用 | 木質構造体の一部 |
| 5 | 資源循環 | 森林循環システム | 木質構造・地域連携 |
| 6 | 自然共生 | 雨水・潅水の再利用 | 植栽・灌水系統 |
| 7 | 自然共生 | 群集マット | 植栽帯の一部 |
| 8 | 脱炭素 | T-eConcrete/建築基準法対応型 基礎 | 建物基礎 |
| 9 | 脱炭素 | T-eConcrete/Carbon-Recycle 平板 | テラス下の床 |
| 10 | 資源循環 | ウッドファイバー舗装 | テラス下の舗装 |
| 11 | 資源循環 | T-WOOD COAT | 木質構造体 |
| 12 | 資源循環 | 解体可能な木フレーム | 木質構造体 |
内訳は資源循環が5技術、脱炭素が4技術、自然共生が3技術。特設Webページでは各環境技術の概要や採用目的も紹介されており、来場前から理解を深められるようになっています。
展示内容 ― 回遊しながら風景の移ろいを楽しむ
TAISEI GREEN TERRACEは、会場中央付近に設置される丘状のランドマーク型展望施設。来場者が会場全体の花と緑の風景を圧倒的な眺望で見渡すことができる空間です。
緩やかなスロープで構成された立体的なテラスは、回遊しながら風景の移ろいを楽しむことができ、来場者同士の交流や休憩の場としても利用されます。木材を活用した大規模なテラスは、会場のランドスケープと調和する立体的なデザインを採用。屋根下には日差しや雨を避けながら休憩できる空間を設けるなど、来場者が快適に過ごせる施設となる予定です。
これまでの経緯 ― パース初公開から起工式、そして技術公開へ
- 2026年3月19日:施設名称を「TAISEI GREEN TERRACE(仮称)」とし、イメージパースを初公開
- 2026年4月3日:開催予定会場内で起工式を実施し、本格着工
- 2026年8月20日:実装する12の環境技術を公開(この発表では「(仮称)」が外れています)
大成建設グループは「人がいきいきとする環境を創造する」という企業理念のもと、GREEN×EXPO 2027を契機として環境技術の社会実装をさらに加速させ、脱炭素社会・循環型社会・自然共生社会の実現に向けた取り組みを推進するとしています。
会場のどこにできる?
TAISEI GREEN TERRACEは、会場中央部・主催事場付近に設置されます。Urban GX VillageとFarm & Food Villageのあいだ、会場の中心にあたる位置です。
GREEN×EXPO 2027 開催概要
| 正式名称 | 2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027) |
|---|---|
| 会期 | 2027年3月19日(金)〜9月26日(日) |
| 会場 | 旧上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区・旭区) |
| 全体テーマ | Scenery of the Future for Happiness(幸せを創る明日の風景) |
TAISEI GREEN TERRACEは、会場中央で花と緑を一望できる丘状の展望施設であると同時に、建物そのものが12の環境技術のショーケースです。ボルト・ビス接合の解体可能な木フレームにより会期後も部材を再利用できる、「建てて終わり」ではない建築が実現します。
2027年の開幕に向けて、これからも各パビリオン・展示の続報を追いかけていきます。
・【保存版】横浜園芸博のパビリオンは?|Village別 出展企業リストと最新情報
・GREEN×EXPO 2027 公式参加国・国際機関まとめ
特設サイト
・大成建設株式会社・GREEN×EXPO 2027特設ページ
出典・関連リンク
・GREEN×EXPO 2027「TAISEI GREEN TERRACE」に実装する、脱炭素・資源循環・自然共生を実現するための12の環境技術を公開|大成建設(2026.8.20)
・GREEN×EXPO 2027 会場を一望するランドマーク「TAISEI GREEN TERRACE(仮称)」のイメージパースを初公開|大成建設(2026.3.19)
・「TAISEI GREEN TERRACE(仮称)」の起工式を実施 ―GREEN×EXPO 2027のランドマークとなる展望施設が本格着工―|大成建設(2026.4.6)
・GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)オフィシャルサイト
