タイ館|横浜園芸博パビリオン・展示紹介
「生きた展示」で魅せるタイの園芸Thailand Pavilion|タイ館
GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)に出展予定のタイ館について、カラー版イメージパースとコンセプトがタイ農業普及局(DOAE)の公式サイトで公開されました。この記事では、公開情報をもとにタイ館の見どころを整理してご紹介します。
| 国・地域 | タイ王国 |
|---|---|
| 責任機関 | タイ農業普及局(DOAE/農業・協同組合省) |
| 全体テーマ | Collaboration with Nature: Caring for Life, Cultivating the Future |
| 展示コンセプト | Living Exhibition(生きた展示) |
「生きた展示(Living Exhibition)」というコンセプト
タイ館は、単なる園芸の展示にとどまらず、「気候変動やフードシステムの変化に対応する農業のリーダー」としてのタイの未来を示す“入り口”を目指しています。
タイならではのアイデンティティに、テクノロジーやイノベーション、持続可能な発展の考え方を重ね合わせ、美しく、持続可能で、世界の人々にインスピレーションを与える展示を志向。全体テーマ「Collaboration with Nature(自然との協働)」は、博覧会全体のテーマ「Scenery of the Future for Happiness」とも響き合う内容になっています。
建物・展示のテーマ「Fallen Flower」
建物と展示のデザインは、タイの伝統絵画(タイ・ジトラカム)に着想を得て、「花」を軸に物語が組み立てられています。
この花は、自然の循環と重ね合わせて語られます。
- 大地から生まれ、
- 芽吹く種となり、
- ふたたび花開いていく
という終わることのない“いのちの循環”を表現。物語の最後は「Blooming Flower(咲く花)」へとつながり、希望・生命の適応・新たな始まりを象徴します。館内の観覧ルートでは「花びら」が主要なモチーフとして使われ、「自然・文化・大地への手当て(ケア)」というタイの物語を伝えていく設計です。
屋内・屋外の両方で展開、タイ庭園やイベントスペースも
展示は屋内・屋外の両方で展開される予定です。館内では「花びら」をたどる観覧ルートでタイの園芸を紹介し、あわせてタイ庭園やイベントスペースも設けられる見込みです。
来場者は、タイの農産物・園芸・ハーブ・高品質なフルーツ・加工品、さらにはアグリツーリズム(農業観光)まで、タイのアイデンティティと最新のイノベーションを一度に体感できる場になりそうです。
ロゴは「マンダーラヴァの花」×桜、キャラクターも登場
ロゴ ― 日タイ友好を花に込めて
タイ館のロゴは、建物・展示のコンセプトと同じく「ドーク・マンターラップ(マンダーラヴァ=天上の花)」をモチーフにしています。しなやかに揺れる花びらは、見ようによっては桜にも見えるデザイン。タイと日本の友好関係を表現したものとされています。
キャラクター ― 豊かな植物資源を世界へ
タイ館には、展示の“語り手”となるキャラクターも用意されます。自然や大きな森をイメージしたキャラクターで、タイの豊かな植物資源と、タイが目指す“グリーンな未来”を世界の舞台へ発信する存在としてデザインされています
日タイ外交関係140周年、若手農家(YSF)も見どころに
タイのGREEN×EXPO 2027への参加は、2025年4月29日の閣議で原則承認され、農業普及局(DOAE)が主担当(ホスト機関)を務めます。DOAE長官が政府代表(Commissioner General of Section)として出展を統括します。
2026年6月末には、タイ代表団が在東京タイ大使館と広報・運営面の連携を協議。日タイ外交関係140周年という節目や、次世代の農業を担う「Young Smart Farmer(YSF)」の取り組みを、展示の見どころに盛り込む案が挙がっています。あわせて6月30日には、横浜で70か国以上が参加した国際参加者会議(IPM)にも出席し、準備を着実に進めています。
会場のどこにできる? ― 会場図でチェック
GREEN×EXPO 2027の会場は、横浜市の旧上瀬谷通信施設。タイ館は、国際出展エリアの一角に位置します。
GREEN×EXPO 2027 開催概要
| 正式名称 | 2027年国際園芸博覧会(International Horticultural Expo 2027, Yokohama) |
|---|---|
| 会期 | 2027年3月19日(金)〜9月26日(日) |
| 会場 | 旧上瀬谷通信施設(横浜市) |
| 全体テーマ | Scenery of the Future for Happiness(幸せを創る明日の風景) |
タイ館(Thailand Pavilion)は、「Fallen Flower=落ちた花」から「Blooming Flower=咲く花」へと続くいのちの循環を軸に、タイの園芸と最新のイノベーションを「生きた展示(Living Exhibition)」として届けるパビリオンです。桜にも見えるマンダーラヴァの花のロゴには、日タイ友好への思いが込められています。
2027年の開幕に向けて、これからも各パビリオンの続報を追いかけていきます
・Thailand Pavilion Expo Yokohama 2027|タイ農業普及局(DOAE)
・Explore the Pavilion/2026年7月1日付ニュースリリース(DOAE)
