GREEN×EXPO 2027へのアクセス|最寄り駅・バスルート・シェアサイクル情報まとめ<2026.8.2更新>
GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の会場となる旧上瀬谷通信施設には、乗り入れる鉄道駅がありません。最寄りの相鉄・瀬谷駅からでも約2km。そのため来場の主役になるのが、会場近傍の4つの駅と会場を結ぶシャトルバスです。
2026年7月、公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会が「来場者輸送実施計画 第3版」を公表しました。シャトルバスの運行本数、駅ごとの乗り場、駐車場の台数、繁忙期のパークアンドライド駐車場の場所まで、かなり具体的な数字が出そろっています。この記事では第3版をもとに、「自分はどの駅から、どうやって行くのがよさそうか」を判断できるかたちで整理しました。
BASICS 01まず押さえたい3つの前提
細かい話に入る前に、GREEN×EXPO 2027のアクセスを考えるうえで前提になる3つのポイントを先に共有します。ここを踏まえておくと、以降の情報がぐっと読みやすくなります。
1. 会場直結の駅はない
会場付近に乗り入れる鉄道・軌道がないため、鉄道で来た人は近傍4駅からシャトルバスに乗り換えます。瀬谷駅からは徒歩という選択肢もあります。
2. シャトルバスは事前予約制
駅前の混雑をおさえるため、4駅シャトルバスには輸送量に応じた事前予約制が導入されます。予約時間より早く着いた場合は、指定の待機場所へ案内されます。
3. 原則は公共交通機関
会場周辺は市街化が進んでいるため、計画では「原則、公共交通機関の利用を呼びかける」とされています。駐車場も事前予約制・事前決済です。
会期と開場時間
2027年3月19日(金)から9月26日(日)までの192日間。開場時間は9:30〜21:30。シャトルバスは開場1時間前から閉場1時間後まで走ります。
シャトルバスの運行時間は8:30〜22:30。
夜のイベントまで楽しんでも、帰りの足は確保されています。
OPTIONS 02来場スタイル別・5つの選択肢
会場までの行き方は、大きく5つに分かれます。まず全体像をつかんでから、自分に合いそうなところを読み進めてください。
| 移動手段 | 主な使い方 | 予約 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| バス① 4駅シャトルバス | 瀬谷・三ツ境・南町田GP・十日市場の4駅から会場へ(約10〜25分) | 事前予約制 | 鉄道で来るほとんどの人。来場の主役 |
| バス② 直行バス | 横浜駅・新横浜駅などの主要ターミナル駅、羽田空港から会場へ | 調整中 | 遠方から来る人、荷物が多い人 |
| 徒歩 | 瀬谷駅から約2km(25〜30分)の推奨ルート | ― | 歩くのが苦にならない人 |
| 自転車 シェアサイクル | 会場ターミナル入口の南側に約1,700台分の駐輪場 | 予約不要 | 近隣にお住まいの人 |
| タクシー | 会場ターミナル内のタクシーターミナルに発着 | ― | シャトルバスの利用が難しい人 |
| 車 自家用車・P&R | 会場隣接の北駐車場・西駐車場/繁忙期は大和・相模大野のP&R駐車場 | 事前予約制・事前決済 | 公共交通の利用が難しい人 |
計画では原則として公共交通機関の利用が呼びかけられています。バス・車はいずれも予約制が基本です。
計画上、来場者の4割前後は公共交通機関の利用が想定されていて、その受け皿が4駅シャトルバスです。直行バスやP&Rはそれを補う位置づけ。まずは自分の沿線からいちばん行きやすい駅を決めるところから考えると、組み立てやすくなります。
BUS 03バス①:会場近傍4駅とシャトルバス
シャトルバスの発着駅は、相鉄本線の瀬谷駅・三ツ境駅、東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅、JR横浜線の十日市場駅の4駅です。相鉄・東急・JRの3方向から会場を囲むかたちになっていて、どの沿線から来ても入り口があるのが特徴です。
| 発着駅 | 路線 | 距離/想定所要 | 乗り場 | 運行本数 |
|---|---|---|---|---|
| 瀬谷駅 | 相鉄本線 | 約2km/約10分 | 北口交通広場(3バース) | 約20〜40本/時 |
| 三ツ境駅 | 相鉄本線 | 約4km/約15分 | 北口バスターミナル(乗車2バース) 降車は楽老南公園前の道路上(2バース) | 約10〜30本/時 |
| 南町田GP駅 | 東急田園都市線 | 約4km/約20分 | 北口広場(4バース) | 約20〜60本/時 |
| 十日市場駅 | JR横浜線 | 約6km/約25分 | 北口ロータリー(4バース) ※開催前までに改良予定 | 約20〜60本/時 |
運行本数は通常期の最小値〜繁忙期の最大値。時間帯によって本数やバース数を変えて運用する場合があります。所要時間は目安で、道路の混雑状況により変動します。
おもしろいのは、距離が近い=所要時間が短い、とは限らないところです。瀬谷駅は約2kmで約10分ですが、南町田グランベリーパーク駅は同じ約4kmの三ツ境駅より5分長い約20分。ルートや信号の数の違いが効いています。
主要駅から4駅までの所要時間(乗換なし)
シャトルバスの乗車時間だけでなく、そもそもその駅までどれくらいかかるかも判断材料になります。乗り換えなしで行ける主な駅からの所要時間は次のとおりです。
| 発着駅 | 乗換なしで行ける主な駅からの所要時間 |
|---|---|
| 瀬谷駅 | 横浜駅から21分/新横浜駅から22分/新宿駅から55分/海老名駅から12分 |
| 三ツ境駅 | 横浜駅から19分/新横浜駅から20分/新宿駅から53分/海老名駅から15分 |
| 南町田GP駅 | 渋谷駅から35分/大手町駅から54分/中央林間駅から4分 |
| 十日市場駅 | 新横浜駅から12分/横浜駅から25分/町田駅から9分/八王子駅から41分 |
GREEN×EXPO 2027公式サイト「交通アクセス」の掲載値をもとに作成。ダイヤや時間帯により変動します。
車両は環境配慮型のEVバス
シャトルバスには、乗り降りの時間を短くできる路線バスタイプの車両が主に使われます。毎日使用する約90台は環境に配慮したEVバス等を想定していて、会場ターミナルに充電器を設置して運用する計画です。会場周辺・駅周辺の温室効果ガスと騒音を減らす狙いがあります。
調達台数は日によって変わり、平日(GWを除く夏休みまで)は約90台/日、平日(GWおよび夏休み以降)は約110台/日、土休日は約120台/日、繁忙期は約160台/日が想定されています。
BUS 04出発地別・どの駅を選ぶ?
4駅のどれを使うかは、乗り換え回数とシャトルバスの乗車時間のバランスで決まります。おおまかな考え方は次のとおりです。
横浜駅・相鉄沿線から
瀬谷駅相鉄本線で瀬谷駅へ。シャトル約10分と最短で、体調や天気がよければ徒歩という選択肢もあります。混雑時は三ツ境駅に振り分けるのも手です。
渋谷・東京都心から
南町田GP駅東急田園都市線で南町田グランベリーパーク駅へ。乗り換えが少なく、駅前でそのまま買い物や食事もできる立地です。
新横浜・新幹線利用なら
十日市場駅JR横浜線で十日市場駅へ。シャトル約25分と最も長いものの、新幹線からの乗り継ぎはシンプルです。横浜駅・新横浜駅からの直行バスも検討が進んでいます。
小田急・中央林間方面から
南町田GP駅/瀬谷駅中央林間で東急田園都市線に乗り換えて南町田グランベリーパーク駅、または大和で相鉄本線に乗り換えて瀬谷駅。どちらもアクセスしやすい位置です。
駅ごとの想定来場者数にはかなり差があります
計画では、繁忙期(D日程)の片道で南町田GP駅が約15,000人、瀬谷駅が約12,000人、十日市場駅が約11,000人、三ツ境駅が約6,000人と想定されています。三ツ境駅は相対的に余裕があるので、混雑を避けたい日は候補に入れておくとよさそうです。
| 駅(片道・1日あたり) | A日程 平日 | B日程 平日(夏休み以降) | C日程 土休日 | D日程 繁忙期 |
|---|---|---|---|---|
| 瀬谷駅 | 約5,000人 | 約7,000人 | 約9,000人 | 約12,000人 |
| 三ツ境駅 | 約3,000人 | 約4,000人 | 約4,000人 | 約6,000人 |
| 南町田GP駅 | 約6,000人 | 約9,000人 | 約11,000人 | 約15,000人 |
| 十日市場駅 | 約4,000人 | 約6,000人 | 約8,000人 | 約11,000人 |
日程区分の内容は「混雑の見通しと来場者の内訳」の章で解説しています。
BUS 05駅での乗り場と待ち方
4駅はいずれも通勤・通学で使われている日常の駅です。計画では、一般の駅利用者や既存の路線バス利用者への影響が最小限になるよう、待機列の設定や誘導員の配置に配慮するとされています。
- シャトルバスは予約時間に基づいた利用が基本。早く着いた場合は指定の待機場所へ案内されます。
- 混雑時は駅前の広場空間を待機スペースとして活用できるよう確保しておく方針です。
- 車いす利用者や待機列で待つことが難しい人には、別に待機場所を設けて誘導します。
- 乗車場所には日除けの屋根(テント)を設置し、暑さ対策を講じます。
- 大型手荷物は、事前にロッカー等に預けてから来場することが推奨されています。
各駅の待機所(バスの待ち場所)
バスの速達性・定時性を保つため、駅の近くにシャトルバスの待機所も用意されます。瀬谷駅は会場に最も近いことから会場ターミナル内が待機所、三ツ境駅は北口バスターミナルに3台程度、南町田グランベリーパーク駅と十日市場駅は駅近隣にそれぞれ6台程度が確保される計画です。
駅ごとの乗車場所・案内動線・待機スペース
第3版の資料編では、4駅それぞれについて改札から乗り場までの案内動線と、混雑時の待機列の位置まで図示されています。当日の動きをイメージしておくと安心です。
瀬谷駅(相鉄本線)
北口交通広場の3バースから乗車します。改札から横断通路を通って北口へ出る動線で、来場ピーク時は広場北側にも待機列のスペースが確保されます。車いす利用者向けの待機列は別に設けられます。
三ツ境駅(相鉄本線)
乗車は北口バスターミナルの2バース。降車場は乗車場と分かれていて、楽老南公園前の道路上(2バース)になります。行きと帰りで場所が違う点に注意しておきたい駅です。
南町田グランベリーパーク駅(東急田園都市線)
北口広場の4バースから乗車します。改札から北口を出て、路線バス乗り場の先にシャトルバス乗り場が並ぶ配置。来場ピーク時は地下道側にも待機列が設定されます。
十日市場駅(JR横浜線)
北口ロータリーの4バースから乗車します。ロータリーは開催前までに改良される予定。来場ピーク時は北口だけでなく南口側にも待機列が設定され、南口からの案内動線も用意されます。
BUS 06会場ターミナルはこうなっている
会場側のバスターミナルは、来る方向によって2つに分かれます。ここを知っておくと、帰りの乗り場探しがスムーズです。
| ターミナル | 対象の駅 | バース数 |
|---|---|---|
| 北ターミナル | 南町田グランベリーパーク駅・十日市場駅 | 乗車7バース/降車8バース |
| 南ターミナル | 瀬谷駅・三ツ境駅 | 乗車6バース/降車8バース |
ターミナル内の配置は「来場者輸送実施計画 第3版」の資料編による。
ターミナルの中央部にはシャトルバスの待機所とEVバス用の充電器を設置。メインゲート付近にはタクシーターミナル、その北側にはパークアンドライドシャトルバスと直行バスのターミナルが置かれます。乗車場所には駅と同様、日除けの屋根が設けられます。
BUS 07バス②:主要ターミナル駅・空港からの直行バス
4駅シャトルバスを補う位置づけとして、横浜駅、新横浜駅などの主要ターミナル駅や羽田空港を発着地とする直行バスの設定に向けて、関係者との調整が進められています。第3版でも、シャトルバスとは別枠の交通手段として明確に位置づけられました。
会場側の発着場所も決まっています。メインゲート付近のタクシーターミナルの北側に、パークアンドライドシャトルバスと共用の直行バスターミナルが置かれる計画です。会場までのルートは、団体バスと同じく保土ヶ谷バイパス・上川井IC方面や東名高速・横浜町田IC方面からのアクセスが想定されています。
乗り換えを減らせる
鉄道で近傍4駅まで行き、そこからシャトルバスに乗り換える——という2段階が1本になります。新幹線や飛行機で来る人にとっては、移動の負担がかなり変わります。
大きな荷物があるとき
4駅シャトルバスでは、大型手荷物は事前にロッカー等へ預けてからの来場が推奨されています。荷物を持ったまま向かいたい場合、直行バスは有力な候補になりそうです。
ルート・本数・料金は調整中
第3版の時点では「実施に向けて関係者と調整を進める」段階で、運行ルート・本数・乗降場所は確定していません。過去の版では東京駅・品川駅・新宿駅・渋谷駅・横浜港なども発着地の候補として挙げられていました。横浜市側でも、横浜都心部(横浜駅・みなとみらい・関内など)や新横浜駅を発着拠点とするバス運行案、市内18区からのバス運行案の検討が進められています。続報が出次第、この記事に追記します。
ON FOOT 08徒歩(瀬谷駅ルート)
会場の最寄り駅である瀬谷駅からは、徒歩での来場も想定されています。距離は約2km。歩いて25〜30分ほどの道のりで、横浜市と連携して推奨ルートが設定されます。
注目したいのは、この歩行空間が単なる移動路ではなく「演出区間」として整えられる点です。計画には、日陰づくりやミスト設置といった暑さ対策に加えて、花緑による彩りやGREEN×EXPO 2027が感じられる装飾を行うと明記されています。会場に着く前から博覧会が始まっている、という体験設計です。沿道のごみの発生抑制や騒音への配慮といった環境対策も、横浜市と連携して実施されます。
瀬谷駅北口の駅前広場と、駅前から約1kmの環状4号線(海軍道路)沿いに休憩スポット。
路面温度を約10℃下げる舗装と、気温を2〜3℃下げるドライミストが計画されています。
駅前広場ではベンチや花壇で憩える空間をつくり、地産地消マーケットなどのイベントも実施される予定です。
BICYCLE 09自転車・シェアサイクル
会場ターミナル入口の南側に、約1,700台分の自転車駐車場が整備されます。事前予約なしで駐輪でき、GREEN×EXPO 2027を契機に自転車専用通行帯や矢羽根型路面表示も整備され、瀬谷駅・三ツ境駅方面や南町田GP駅方面からの推奨ルートが設定されます。
| 駅 | 会場までの距離(目安) | 所要時間(自転車) |
|---|---|---|
| 瀬谷駅 | 約3km | 約10分 |
| 三ツ境駅 | 約4km | 約15分 |
| 南町田GP駅 | 約5km | 約15分 |
| 十日市場駅 | 約6km | 約20分 |
GREEN×EXPO 2027公式サイト「交通アクセス」の掲載値をもとに作成。自転車ルートのため、シャトルバスの走行距離とは一致しません。
- 自転車駐車場内にシェアサイクルポート約100台分を設置。会場近傍4駅を中心に、ポートの新設・増設も進められます。
- 電動キックボード等(特定小型原動機付自転車)のポートは設置されません。
- 特例特定小型原動機付自転車は、北駐車場の自動二輪用駐車場区画に駐車します。
- 歩行者が多い会場周辺の交差点では、誘導員から自転車の押し歩きの呼びかけがあります。
TAXI 10タクシー
タクシーは、シャトルバスの利用が難しい人のための補完的な交通手段として位置づけられています。会場ターミナル内にタクシーターミナルを設置し、一般タクシー・福祉タクシー・ハイヤーそれぞれの乗降場所を整備。待機バースも一般タクシー用とハイヤー用に分けられ、時間帯によって乗り場の数を変えるなどの運用も検討されています。
配車アプリを使うときの注意
会場周辺の道路への影響を避けるため、周辺道路上では配車アプリの乗車位置を指定できないよう各社と調整が進められています。会場近くには配車アプリ専用の乗車ポイントが別途設けられる想定です。当日は案内表示に従って移動しましょう。
CAR 11車①:自家用車と会場駐車場
計画では原則として公共交通機関の利用が呼びかけられていますが、公共交通の利用が難しい人や移動に配慮が必要な人のために、会場に隣接する駐車場が整備されます。駐車場は事前予約制・事前決済で、予約時に方面別の入口や推奨ルートが案内されます。
| 区分 | 北駐車場 | 西駐車場 |
|---|---|---|
| 自家用車 | 約5,690台 | 約540台 |
| 自動二輪車 | 約1,000台 | ― |
| 障がい者等用 | 約200台 (上記とは別枠) | ― |
| おもいやり駐車場 | 約110台 | ― |
| 団体バス | 約410台 | 約220台 |
予約状況に応じて、団体バスと自家用車の区画を相互に転用することが想定されています。
アクセスルート
会場は東名高速道路の横浜町田ICと、国道16号保土ヶ谷バイパスの上川井ICに隣接しています。主要ルートとして想定されているのは東名高速道路・国道246号・保土ヶ谷バイパス。北駐車場・西駐車場への入退場ルートは、幹線道路である環状4号線と八王子街道が予定されています。
会場周辺では、方面ごとに走ってほしい道路があらかじめ決められています。予約時に案内される推奨ルートは次のとおりです。
駐車場への入退場
北駐車場は環状4号線側の「北駐車場A入口」と会場ターミナル側の「北駐車場B入口」、西駐車場は環状4号線沿いの入口から入退場します。場内は来場車と退場車の動線が分けて設計されているため、当日は誘導に従って進むかたちになります。
生活道路への流入対策が行われます
会場周辺は住宅地です。抜け道として使われるおそれのある道路の出入口には推奨ルートへ誘導する案内サインが重点的に設置され、繁忙期を中心に誘導員も配置されます。カーナビや地図アプリの事業者とも連携した対策が予定されているので、当日は案内サインに従った走行を心がけたいところです。
CAR 12車②:繁忙期の会場外駐車場(P&R)
ゴールデンウィークや9月の土休日などの繁忙期には、会場外にパークアンドライド駐車場が用意され、会場までのシャトルバスが運行されます。場所は第3版で具体的に示されました。
| P&R駐車場 | 場所 | 台数 | 会場まで |
|---|---|---|---|
| 大和 | イオンモール大和(大和市下鶴間1-2-1) イトーヨーカドー大和鶴間店(大和市下鶴間1-3-1) | 約500台 | 約4km |
| 相模大野 | 相模大野立体駐車場(相模原市南区相模大野4-4-2) | 約200台 | 約8km |
P&R駐車場も事前予約制で、会場からP&R駐車場に戻る復路のシャトルバスも予約制です。大和のシャトルバス乗降場所は大和市役所の近く、相模大野は相模女子大学グリーンホール付近が想定されています。
提携駐車場とパークアンドレールライド
もうひとつの選択肢が、会場近傍4駅から離れた駅周辺のコインパーキングを使う「提携駐車場」です。ここに車を停めて鉄道で4駅までアクセスするパークアンドレールライドが案内されます。対象として想定されているのは、町田・成瀬・つくし野・すずかけ台・長津田・田奈・青葉台・中山・鴨居・つきみ野・中央林間・南林間・相模大塚・大和・さがみ野・かしわ台・海老名・希望ヶ丘・二俣川・鶴ヶ峰・西谷といった駅の周辺です。地元住民の通常利用にも配慮して選定されます。
FORECAST 13混雑の見通しと来場者の内訳
計画では、会期192日間を来場者特性に応じて4つの日程に分類しています。総来場者数は基本計画の有料来場者1,000万人に対し、余裕をみて約1,200万人に対応できる計画として検討されています。
| 分類 | 日数 | 想定来場者 | 公共交通 | 団体バス | 自家用車 |
|---|---|---|---|---|---|
| A日程 平日(GWを除く夏休みまで) | 80日 | 約5.0万人/日 | 約18,000人(36%) | 約18,000人(36%) | 約12,000人(23%) |
| B日程 平日(GWおよび7/20以降) | 47日 | 約5.6万人/日 | 約26,000人(46%) | 約9,000人(16%) | 約18,000人(32%) |
| C日程 土休日(繁忙期を除く) | 46日 | 約7.9万人/日 | 約32,000人(41%) | 約20,000人(25%) | 約24,000人(30%) |
| D日程 繁忙期(GW・9月等の土休日) | 19日 | 約10.5万人/日 | 約44,000人(42%) | 約24,000人(23%) | 約32,000人(30%) |
残りは周辺地域からの自転車・徒歩等(各日程4〜5%)。数値は千単位で端数処理しているため、比率と合計が一致しない場合があります。GWは4/29〜5/5。
ここから読み取れるのは、春の平日は団体バス(教育旅行・観光ツアー)の比率が高く、夏休み以降の平日は個人の公共交通利用が増えるという傾向です。落ち着いて回りたいなら、夏休み以降の平日(B日程)が候補になりそうです。なお繁忙期でも設計基準の10.5万人/日を上回らないよう、来場者の平準化が図られます。
来場者はどこから来る?
方向別の内訳では、総来場者1,200万人のうち関東圏が1,043万人。内訳は東京290万人(24.2%)、その他神奈川234万人(19.5%)、横浜市218万人(18.2%)、茨城・栃木・群馬106万人(8.8%)、埼玉100万人(8.3%)、千葉95万人(7.9%)です。関東圏以西は137万人、関東圏以北は20万人。海外からの来場者は、関東圏内の滞在先から来場するものと想定されています。
ACCESSIBILITY 14バリアフリー・アクセシビリティ
2025年3月に策定された「2027年国際園芸博覧会アクセシビリティ・ガイドライン」に基づき、交通アクセス面でも配慮が進められています。
- メインゲートに近い北駐車場に、ガイドラインの推奨基準である全駐車台数の3%にあたる約200台分の障がい者等用駐車場区画を整備。内訳は4.6m×9m区画が約30台、3.5m×6m区画が約170台です。
- 障がい者や車いす利用者に限らず、高齢者・妊産婦・けが人など移動に配慮が必要な人が使える「おもいやり駐車場区画」約110台を、メインゲートへのアクセスがよい位置に整備します。
- 障がい者等用駐車場区画の利用は事前予約制です。
- 4駅シャトルバスでは、車いす利用者や待機列で待つことが難しい人のために別の待機場所を設けます。
- 団体バスの車いすリフト・スロープ付バスは、駐車場の予約に加えて会場ターミナル内の乗降場所の事前予約が必要です。
ROADS & TDM 15周辺道路の整備と交通需要マネジメント
開催までに進む道路整備
横浜市が日常的な渋滞の解消と新たなまちづくりに向けて進めている整備が、会場周辺の交通容量拡大にも活用されます。
- 八王子街道(市道五貫目第33号線)の改良:2車線から4車線へ(幅員約18m→22m)
- 環状4号線の改良:2車線から4車線へ(幅員18m→25〜31m)
- 目黒交番前交差点の立体化
- 上川井IC出口(横浜方面)の拡幅:完了
- 三ツ境下草柳線・瀬谷地内線・地区内幹線街路の整備
- 東名 横浜町田IC(下り)の加速車線・減速車線の延伸、十日市場駅北口ロータリーの改良 ほか
TDM(交通需要マネジメント)
約6か月にわたる会期を通じて来場者交通と日常の交通を共存させるため、住民や企業に交通行動の変容を呼びかけるTDMが実施されます。2025年12月には「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」が設置され、検討が進んでいます。
目標は、道路では「会場周辺の混雑を現況より増大させない」こと、鉄道では「横浜駅・新横浜駅などの駅における乗換利便性を低下させない」こと。指標には道路の平均旅行速度、鉄道の通路の混雑度と乗り換え所要時間が使われます。
SCHEDULE 16今後のスケジュール
来場者輸送実施計画は、2025年5月に初版、2026年2月に第2版、そして2026年7月に第3版が公表されました。協会は今後の状況を踏まえつつ、2026年12月を目途に第4版をとりまとめることを目指しています。
シャトルバスの予約方法や料金、直行バスの具体的な路線・本数などは、今後の版や関係機関との調整のなかで固まっていく見込みです。動きがあり次第、この記事も更新していきます。
SUMMARYまとめ
- 会場に直結する鉄道はなく、瀬谷・三ツ境・南町田グランベリーパーク・十日市場の4駅からのシャトルバスが移動の中心。
- シャトルバスは事前予約制。運行時間は8:30〜22:30で、夜まで滞在しても帰りの足は確保されている。
- 所要時間は瀬谷約10分/三ツ境約15分/南町田GP約20分/十日市場約25分。三ツ境駅は想定来場者数が最も少なく、混雑を避けたい日の候補。
- 横浜駅・新横浜駅などの主要ターミナル駅や羽田空港からの直行バスも、シャトルバスとは別枠で調整が進んでいる。
- 自家用車は事前予約制・事前決済。北駐車場約5,690台+西駐車場約540台に加え、繁忙期は大和・相模大野にP&R駐車場を用意。
- 混雑が読めるのは日程区分。ゆったり回るなら夏休み以降の平日(B日程)が狙い目。
アクセス計画を読んでいて印象的なのは、「速く運ぶ」だけでなく「地域の生活を守る」という視点が全編に通っていることでした。生活道路への流入対策、駅の一般利用者への配慮、EVバスによる騒音低減。会場が住宅地に囲まれた場所だからこその設計です。
そして瀬谷駅から会場までの2kmを、日陰と花緑で彩る歩行空間として整えるという一文。ここに、この博覧会らしさがよく表れている気がします。開幕まであと少し、続報を追いかけていきます。
出典:公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会「GREEN×EXPO 2027 来場者輸送実施計画 第3版」(2026年7月)/同【資料編】GREEN×EXPO 2027の来場者輸送検討状況。本記事の数値・計画内容は第3版時点のものです。今後の検討により変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。
