GREEN×EXPO 2027へのアクセス|最寄り駅・バスルート・シェアサイクル情報まとめ<2026.9.29更新>

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GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の会場になる旧上瀬谷通信施設には、乗り入れる鉄道駅がありません。最寄りの相鉄・瀬谷駅からでも約2km。移動の主役になるのは、会場近くの4駅と会場を結ぶシャトルバスです。

協会の「来場者輸送実施計画 第3版」と、2026年夏に決まった運賃・料金・予約開始日をもとに、先に押さえておきたいことだけを最初にまとめました。そのあとに手段ごとの詳細が続きます。

GREEN×EXPO 2027 ACCESS

ここだけは押さえておきたい6つ

第3版ベース

01シャトルバスは8:30〜21:30

8:30-21:30

開場の1時間前から。現在の予約では、会場発の帰りは閉場と同じ21:30の便までです(2026年9月29日時点)。第3版の計画では、閉場の1時間後の22:30までの運行が想定されていました。

02シャトルバスも駐車場も予約制

9月18日 受付開始

入場チケットの日時予約と同じ日にスタート。予約なしでは乗れない・駐められない前提で計画します。

034駅のどれを使うか先に決める

瀬谷 10分

三ツ境15分/南町田GP 20分/十日市場25分。想定来場者がいちばん少ないのは三ツ境駅です。

04運賃と駐車場代の差は大きい

200円 / 5,000円

シャトルバスは大人200円。会場駐車場は平日5,000円・土休日7,000円で、予約制・事前決済です。

05シェアサイクルは100台分だけ

ポート約100台

駐輪場は約1,700台ありますが、シェアサイクルのポートは約100台分。混雑日は満車・借りられないことを想定して。

06瀬谷駅からは歩いても行ける

約2km / 25-30分

日陰・ミスト・花緑で整えられる推奨ルート。待ち時間が長い日は歩いたほうが早いこともあります。

会期 2027年3月19日(金)〜9月26日(日)/開場 9:30〜21:30

SECTION 01来場スタイル別・5つの選択肢

会場までの行き方は大きく5つ。まず全体像をつかんでから、自分に合いそうなところだけ読み進めてください。

GREEN×EXPO 2027の会場までの主な移動経路と所要時間を示した図
会場までの主な移動経路と所要時間(想定)|「GREEN×EXPO 2027 来場者輸送実施計画 第3版」より
移動手段使い方予約
バス①
4駅シャトルバス
瀬谷・三ツ境・南町田GP・十日市場の4駅から会場へ(約10〜25分)。来場の主役必要
バス②
直行バス
横浜駅・新横浜駅などの主要ターミナル駅と羽田空港から会場へ。横浜都心臨海部(桜木町・みなとみらい・関内・元町・中華街)を結ぶバスも予定調整中
徒歩瀬谷駅から約2km・25〜30分の推奨ルート不要
自転車会場ターミナル入口の南側に約1,700台分の駐輪場不要
タクシー会場ターミナル内のタクシーターミナルに発着―
車会場隣接の北・西駐車場/繁忙期は大和・相模大野のP&R駐車場必要

計画では原則として公共交通機関の利用が呼びかけられています。バスと車はいずれも予約制が基本です。

来場者の4割前後は公共交通機関での来場が想定されていて、その受け皿が4駅シャトルバスです。直行バスやパークアンドライドはそれを補う位置づけ。まずは自分の沿線からいちばん行きやすい駅を決めるところから考えると組み立てやすくなります。

SECTION 02料金と予約|いくらかかる、いつ予約する

予約の受付開始は2027年ではなく2026年9月18日(金)です。

入場チケットの来場日時予約、4駅シャトルバス、駐車場の3つが同じ日にスタートします。駐車場(団体バス)だけは8月3日から先行して受付中です。

4駅シャトルバス大人小児
一般200円100円
障がい者割引100円50円

小児運賃は1歳以上12歳未満(小学生以下)。1歳未満は無料。1歳以上6歳未満は旅客1名につき2名まで無料。

大人200円・小児100円と、路線バス並みのわかりやすい設定です。未就学児は大人1名につき2名まで無料なので、小さな子ども連れでも使いやすい運賃になっています。

駐車場区分料金
会場
自家用車
平日5,000円
会場
自家用車
土休日・繁忙期7,000円
会場
自家用車
障がい者等(平日/土休日)2,500円/3,500円
会場
自動二輪
―2,000円
会場
団体バス
一般/障がい者等10,000円/5,000円
P&R
自家用車
繁忙期のみ3,000円

繁忙期はGW・9月等の土休日。障がい者等料金はGREEN×EXPO 2027特別割引券対象者および車いす利用者が乗車する車両が対象。

自家用車は平日5,000円・土休日等7,000円で、駐車場も事前予約制・事前決済です。繁忙期だけ開くパークアンドライドは3,000円と割安なので、大和や相模大野に駐めてシャトルバスに乗り換えるほうが費用面でも現実的です。

予約は「入場」と「移動」で別の手続きです

入場チケットの来場日時予約と、シャトルバス・駐車場の予約は別です。来場日時を変えたときは移動側の予約も変更する必要があります。予約できる時間帯や券種ごとの変更回数は別記事にまとめています。

4駅シャトルバスの予約方法(2026年9月28日時点)

協会の発表によると、4駅シャトルバスと駐車場の予約は2026年9月18日(金)に受付を開始しました。シャトルバスは専用の予約サイトでアカウントを登録し、利用したい日時と駅を選んで予約します。予約なしでの乗車はできません。

シャトルバス予約できる時間枠
往路
駅→会場
8:30〜13:00は30分単位/13:00〜最終便は1時間単位
復路
会場→駅
12:00〜15:00は1時間単位/15:00〜21:30は30分単位/21:30〜最終便は1時間単位

2026年9月29日時点では、会場発の帰りの便は21:30までです。第3版の計画では閉場(21:30)の1時間後、22:30までの運行が想定されていたので、閉場まで会場にいる場合は帰りの便に注意してください。

支払いはクレジットカード(QR決済は準備中)。キャンセルは予約時間の5分前まで可能で、前日17時以降のキャンセルは50%の手数料がかかります。予約内容の変更機能は年内を目途に対応予定とされています。

受付開始後の9月20日には、シャトルバス予約サイトから「ご予約便のお支払い受付を開始しました」という件名のメールが大量に送られる不具合がありました。協会は同日中にプログラムを修正し、予約や座席の確保に影響はないと説明しています。

関連記事入場チケット・シャトルバス・駐車場の予約まとめ受付開始日、予約できる時間帯、券種ごとの変更回数まで

SECTION 034駅シャトルバス|どの駅から乗るか

発着駅は相鉄本線の瀬谷駅・三ツ境駅、東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅、JR横浜線の十日市場駅。相鉄・東急・JRの3方向から会場を囲むかたちで、どの沿線から来ても入り口があります。

発着駅距離/所要乗り場運行本数
瀬谷駅
相鉄本線
約2km/約10分北口交通広場(3バース)約20〜40本/時
三ツ境駅
相鉄本線
約4km/約15分北口バスターミナル(乗車2バース)
降車は楽老南公園前の道路上
約10〜30本/時
南町田GP駅
東急田園都市線
約4km/約20分北口広場(4バース)約20〜60本/時
十日市場駅
JR横浜線
約6km/約25分北口ロータリー(4バース)約20〜60本/時

運行本数は通常期の最小値〜繁忙期の最大値。所要時間は目安で、道路の混雑状況により変動します。

距離が近い=所要が短いとは限りません。瀬谷駅は約2kmで約10分ですが、同じ約4kmでも三ツ境15分に対して南町田GPは20分。ルートや信号の数の違いが効いています。

会場近傍4駅から会場までのシャトルバスルートを示した地図
会場近傍4駅からのシャトルバスルート|「GREEN×EXPO 2027 来場者輸送実施計画 第3版」より

出発地別・どの駅を選ぶか

横浜駅・相鉄沿線から瀬谷駅

相鉄本線で瀬谷駅へ。シャトル約10分と最短で、天気がよければ徒歩という選択肢もあります。混雑時は三ツ境駅に振り分けるのも手です。

渋谷・東京都心から南町田GP駅

東急田園都市線で南町田グランベリーパーク駅へ。乗り換えが少なく、駅前でそのまま買い物や食事もできます。

新横浜・新幹線から十日市場駅

JR横浜線で十日市場駅へ。シャトル約25分と最も長いものの、新幹線からの乗り継ぎはシンプルです。

小田急・中央林間から2ルート

中央林間で東急田園都市線に乗り換えて南町田GP駅、または大和で相鉄本線に乗り換えて瀬谷駅。どちらも行きやすい位置です。

発着駅乗換なしで行ける主な駅からの所要時間
瀬谷駅横浜21分/新横浜22分/新宿55分/海老名12分
三ツ境駅横浜19分/新横浜20分/新宿53分/海老名15分
南町田GP駅渋谷35分/大手町54分/中央林間4分
十日市場駅新横浜12分/横浜25分/町田9分/八王子41分

GREEN×EXPO 2027公式サイト「交通アクセス」の掲載値をもとに作成。ダイヤや時間帯により変動します。

混雑を避けるなら三ツ境駅

繁忙期(D日程)の片道の想定来場者数は、南町田GP駅が約15,000人、瀬谷駅が約12,000人、十日市場駅が約11,000人、三ツ境駅が約6,000人。三ツ境駅だけ半分以下なので、混雑を避けたい日の候補になります。

駅(片道・1日)平日土休日繁忙期
瀬谷駅約5,000〜7,000人約9,000人約12,000人
三ツ境駅約3,000〜4,000人約4,000人約6,000人
南町田GP駅約6,000〜9,000人約11,000人約15,000人
十日市場駅約4,000〜6,000人約8,000人約11,000人
車両は環境配慮型のEVバス

乗り降りの時間を短くできる路線バスタイプが主に使われ、毎日使う約90台はEVバス等を想定。会場ターミナルに充電器を置いて運用します。調達台数は平日約90〜110台、土休日約120台、繁忙期約160台です。

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SECTION 04駅での乗り場と待ち方

4駅はいずれも通勤・通学で使われる日常の駅です。計画では、一般の駅利用者や路線バス利用者への影響が最小限になるよう、待機列の設定や誘導員の配置に配慮するとされています。

  • 利用は予約時間に基づくのが基本。早く着いた場合は指定の待機場所へ案内されます
  • 混雑時は駅前の広場空間を待機スペースとして活用できるよう確保
  • 車いす利用者や待機列で待つことが難しい人には別の待機場所を用意
  • 乗車場所には日除けの屋根(テント)を設置
  • 大型手荷物は事前にロッカー等へ預けてからの来場が推奨されています

バスの待機所も駅の近くに用意されます。瀬谷駅は会場に最も近いため会場ターミナル内が待機所、三ツ境駅は北口バスターミナルに3台程度、南町田GP駅と十日市場駅は駅近隣にそれぞれ6台程度です。

瀬谷駅(相鉄本線)

北口交通広場の3バースから乗車。改札から横断通路を通って北口へ出る動線で、来場ピーク時は広場北側にも待機列のスペースが確保されます。

瀬谷駅のシャトルバス乗車場所と案内動線・待機スペースを示した図
乗車誘導・待機スペース|輸送実施計画 第3版
瀬谷駅北口のバスターミナル
瀬谷駅バスターミナル(2026.3撮影)

三ツ境駅(相鉄本線)

乗車は北口バスターミナルの2バース。降車場は、楽老南公園前の道路上(2バース)になります。行きと帰りで場所が違う点に注意しておきたい駅です。

三ツ境駅のシャトルバス乗車場所と案内動線・待機スペースを示した図
乗車誘導・待機スペース|輸送実施計画 第3版
三ツ境駅北口のバスロータリー
三ツ境駅のバスロータリー(2025.11撮影)

南町田グランベリーパーク駅(東急田園都市線)

北口広場の4バースから乗車。改札から北口を出て、路線バス乗り場の先にシャトルバス乗り場が並びます。来場ピーク時は地下道側にも待機列が設定されます。

南町田グランベリーパーク駅のシャトルバス乗車場所と案内動線・待機スペースを示した図
乗車誘導・待機スペース|輸送実施計画 第3版
南町田グランベリーパーク駅北口のバスロータリー
南町田GP駅のバスロータリー(2026.1撮影)

十日市場駅(JR横浜線)

北口ロータリーの4バースから乗車。ロータリーは開催前までに改良される予定です。来場ピーク時は南口側にも待機列が設定され、南口からの案内動線も用意されます。

十日市場駅のシャトルバス乗車場所と案内動線・待機スペースを示した図
乗車誘導・待機スペース|輸送実施計画 第3版
十日市場駅北口のバスロータリー
十日市場駅北口のバスロータリー(2025.11撮影)

SECTION 05会場ターミナルと直行バス

会場側のバスターミナルは来る方向で2つに分かれます。帰りの乗り場を探すときに効いてくるので、先に知っておくとスムーズです。

ターミナル対象の駅バース数
北ターミナル南町田GP駅・十日市場駅乗車7/降車8
南ターミナル瀬谷駅・三ツ境駅乗車6/降車8

ターミナル中央にはシャトルバスの待機所とEVバス用の充電器。メインゲート付近にタクシーターミナル、その北側にパークアンドライドシャトルバスと直行バスのターミナルが置かれます。

主要ターミナル駅・空港からの直行バス

4駅シャトルバスを補うものとして、横浜駅、新横浜駅などの主要ターミナル駅や羽田空港を発着地とする直行バスの設定に向けた調整が進んでいます。鉄道で4駅まで行ってから乗り換える2段階が1本になるので、遠方から来る人や荷物が多い人には有力な選択肢です。

ルート・本数・料金は調整中

第3版の時点では「実施に向けて関係者と調整を進める」段階で、運行ルート・本数・乗降場所は決まっていません。決まりしだいこの記事に追記します。

横浜都心臨海部と会場を結ぶ直行バス(2026年9月29日発表)

横浜市は2026年9月29日の「開催半年前メディア発表会」で、横浜駅・新横浜駅・羽田空港からの直行バスに加えて、会場と横浜都心臨海部を直接結ぶバスの運行を予定していると発表しました。臨海部の主要な観光拠点を回るルートが示されています。

横浜都心臨海部からの直行バスの運行予定ルート(拠点名は資料の図の表記。小さな文字は資料に添えられている地区名・施設名)|横浜市記者発表資料(2026.9.29)をもとに作成

会場行きは桜木町駅を出て7つの拠点を回ってから会場へ、臨海部行きは会場を出て同じ順番で7つの拠点を回り、桜木町駅に着く形で示されています。本数・運賃・停留所の詳しい位置・予約の要否は、この発表では示されていません。

関連記事横浜市出展は「つなぐ横浜館」に|開催半年前メディア発表会で発表されたこと直行バスのルートのほか、市主催の催しや市出展の名称も発表

SECTION 06徒歩|瀬谷駅から約2km

最寄りの瀬谷駅からは徒歩での来場も想定されています。距離は約2km、歩いて25〜30分ほど。横浜市と連携して推奨ルートが設定されます。

瀬谷駅から会場までの徒歩による来場推奨ルートを示した地図
徒歩による来場の推奨ルート|「GREEN×EXPO 2027 来場者輸送実施計画 第3版」より

この歩行空間は単なる移動路ではなく「演出区間」として整えられます。日陰づくりやミスト設置といった暑さ対策に加えて、花緑による彩りやGREEN×EXPO 2027が感じられる装飾を行うと明記されています。駅前広場ではベンチや花壇で憩える空間をつくり、地産地消マーケットなどのイベントも予定されています。

路面温度を約10℃、体感温度を約2℃下げる舗装。ドライミストで気温を2〜3℃低減。

休憩スポットは駅前から約1km、環状4号線(海軍道路)沿いの「ハマッ子」直売所瀬谷店の前あたり。桜並木の下にベンチが置かれる計画です。

予定地はいまはまだ整備の途中です。上が計画のイメージ、下が同じ場所の現在。開幕までにこの姿へ変わっていきます。

瀬谷駅北口駅前広場のおもてなし空間の計画イメージと、整備工事中の現地写真の比較
瀬谷駅北口駅前広場。上=計画イメージ(輸送実施計画 第3版)/下=現在(2026.8.31撮影)
環状4号線(海軍道路)沿いの休憩スポットの計画イメージと、現地写真の比較
環状4号線(海軍道路)「ハマッ子」直売所瀬谷店前。上=計画イメージ/下=現在(2026.8.31撮影)
瀬谷駅北口イトーヨーカドーの外壁に施された大型広告のテスト施工
瀬谷駅北口のイトーヨーカドー。大型広告のテスト施工も行われた(2026.3撮影)

SECTION 07自転車・シェアサイクル

会場ターミナル入口の南側に約1,700台分の自転車駐車場が整備されます。こちらは事前予約なしで駐輪できます。GREEN×EXPO 2027を契機に自転車専用通行帯や矢羽根型路面表示も整備され、瀬谷駅・三ツ境駅方面や南町田GP駅方面からの推奨ルートが設定されます。

シェアサイクルのポートは約100台分

自転車駐車場は約1,700台ぶんありますが、そのうちシェアサイクルのポートは約100台分です。混雑する日は「行きは借りられても、帰りに返せない」「そもそも空きがない」ことが起こりえます。シェアサイクルで向かうなら、満車だったときにどうするか(徒歩・シャトルバス)を先に決めておくと安心です。会場近傍4駅を中心にポートの新設・増設も進められています。

駅会場までの距離所要(自転車)
瀬谷駅約3km約10分
三ツ境駅約4km約15分
南町田GP駅約5km約15分
十日市場駅約6km約20分

GREEN×EXPO 2027公式サイト「交通アクセス」の掲載値をもとに作成。自転車ルートのため、シャトルバスの走行距離とは一致しません。

  • 電動キックボード等(特定小型原動機付自転車)のポートは設置されません
  • 特例特定小型原動機付自転車は、北駐車場の自動二輪用駐車場区画へ
  • 歩行者が多い会場周辺の交差点では、誘導員から自転車の押し歩きの呼びかけがあります

SECTION 08タクシー

タクシーは、シャトルバスの利用が難しい人のための補完的な交通手段という位置づけです。会場ターミナル内にタクシーターミナルを設け、一般タクシー・福祉タクシー・ハイヤーそれぞれの乗降場所を整備。待機バースも一般用とハイヤー用に分けられ、時間帯によって乗り場の数を変える運用も検討されています。

配車アプリは会場周辺では呼べません

周辺道路への影響を避けるため、周辺道路上では配車アプリの乗車位置を指定できないよう各社と調整が進められています。会場近くに配車アプリ専用の乗車ポイントが別途設けられる想定なので、当日は案内表示に従って移動してください。

SECTION 09自家用車と駐車場・パークアンドライド

原則は公共交通機関ですが、公共交通の利用が難しい人や移動に配慮が必要な人のために、会場に隣接する駐車場が整備されます。事前予約制・事前決済で、予約時に方面別の入口や推奨ルートが案内されます。

区分北駐車場西駐車場
自家用車約5,690台約540台
自動二輪車約1,000台―
障がい者等用約200台
上記とは別枠
―
おもいやり駐車場約110台―
団体バス約410台約220台

予約状況に応じて、団体バスと自家用車の区画を相互に転用することが想定されています。

会場は東名高速道路の横浜町田ICと、国道16号保土ヶ谷バイパスの上川井ICに隣接。主要ルートは東名高速・国道246号・保土ヶ谷バイパスで、駐車場への入退場は環状4号線と八王子街道が予定されています。方面ごとに走ってほしい道路が決まっていて、予約時に推奨ルートが案内されます。

会場までの自動車交通によるアクセスルートを示した地図
会場までの自動車交通によるアクセス|輸送実施計画 第3版
自家用車で会場へ向かう際の推奨ルートを示した地図
自家用車の推奨ルート|輸送実施計画 第3版

北駐車場は環状4号線側のA入口と会場ターミナル側のB入口、西駐車場は環状4号線沿いの入口から入退場します。場内は来場車と退場車の動線が分けて設計されているので、当日は誘導に従って進むかたちです。

自家用車駐車場への入退場ルートを示した地図
自家用車駐車場へのアクセスルート|「GREEN×EXPO 2027 来場者輸送実施計画 第3版」より
生活道路への流入対策が行われます

会場周辺は住宅地です。抜け道として使われるおそれのある道路の出入口には案内サインが重点的に設置され、繁忙期を中心に誘導員も配置されます。カーナビや地図アプリの事業者と連携した対策も予定されているので、当日は案内サインに従った走行を心がけたいところです。

繁忙期のパークアンドライド(P&R)

GWや9月の土休日などの繁忙期には、会場外にパークアンドライド駐車場が用意され、会場までのシャトルバスが運行されます。料金は3,000円で、会場駐車場より割安です。

P&R駐車場場所台数/会場まで
大和イオンモール大和/イトーヨーカドー大和鶴間店
大和市下鶴間1-2-1、1-3-1
約500台/約4km
相模大野相模大野立体駐車場
相模原市南区相模大野4-4-2
約200台/約8km

P&R駐車場も事前予約制で、会場から戻る復路のシャトルバスも予約制です。乗降場所は大和が大和市役所の近く、相模大野が相模女子大学グリーンホール付近の想定。

大和・相模大野のP&Rシャトルバスの運行ルートを示した地図
P&Rシャトルバスルート|輸送実施計画 第3版
P&R駐車場と提携駐車場対象駅の位置を示した地図
P&R駐車場および提携駐車場の位置図|輸送実施計画 第3版

もうひとつの選択肢が、4駅から離れた駅周辺のコインパーキングを使う「提携駐車場」です。ここに車を停めて鉄道で4駅へ向かうパークアンドレールライドが案内されます。想定されているのは町田・長津田・青葉台・中山・鴨居・中央林間・大和・海老名・二俣川・鶴ヶ峰・西谷など、地元住民の通常利用にも配慮して選ばれた駅の周辺です。

SECTION 10混雑の見通しとバリアフリー

会期192日は来場者特性に応じて4つの日程に分けられています。総来場者数は有料1,000万人に対し、余裕をみて約1,200万人に対応できる計画で検討されています。

分類日数想定来場者公共交通/団体バス/自家用車
A 平日
GW除く夏休みまで
80日約5.0万人/日36%/36%/23%
B 平日
GWおよび7/20以降
47日約5.6万人/日46%/16%/32%
C 土休日
繁忙期を除く
46日約7.9万人/日41%/25%/30%
D 繁忙期
GW・9月等の土休日
19日約10.5万人/日42%/23%/30%

残りは周辺地域からの自転車・徒歩等(各日程4〜5%)。数値は千単位で端数処理しているため比率と合計が一致しない場合があります。GWは4/29〜5/5。

春の平日は団体バス(教育旅行・観光ツアー)の比率が高く、夏休み以降の平日は個人の公共交通利用が増えます。落ち着いて回りたいなら夏休み以降の平日(B日程)が候補です。繁忙期でも設計基準の10.5万人/日を上回らないよう、来場者の平準化が図られます。

バリアフリー・アクセシビリティ

2025年3月に策定された「2027年国際園芸博覧会アクセシビリティ・ガイドライン」に基づき、交通アクセス面でも配慮が進められています。

  • メインゲートに近い北駐車場に、全駐車台数の3%にあたる約200台分の障がい者等用区画(4.6m×9mが約30台、3.5m×6mが約170台)。利用は事前予約制
  • 高齢者・妊産婦・けが人など移動に配慮が必要な人が使える「おもいやり駐車場区画」約110台をメインゲート近くに整備
  • 4駅シャトルバスでは、車いす利用者や待機列で待つことが難しい人のために別の待機場所を用意
  • 団体バスの車いすリフト・スロープ付バスは、駐車場の予約に加えて会場ターミナル内の乗降場所の事前予約が必要

SECTION 11周辺道路の整備とTDM

横浜市が渋滞解消とまちづくりに向けて進めている整備が、会場周辺の交通容量拡大にも活用されます。八王子街道(市道五貫目第33号線)と環状4号線はいずれも2車線から4車線へ、目黒交番前交差点は立体化。上川井IC出口(横浜方面)の拡幅は完了済みで、東名 横浜町田IC(下り)の加減速車線の延伸、十日市場駅北口ロータリーの改良なども進みます。

約6か月の会期を通じて来場者交通と日常の交通を共存させるため、住民や企業に交通行動の変容を呼びかけるTDM(交通需要マネジメント)も実施されます。目標は、道路で「会場周辺の混雑を現況より増大させない」こと、鉄道で「横浜駅・新横浜駅などでの乗換利便性を低下させない」こと。とくに協力が呼びかけられるのは次の期間です。

  • 4/24〜5/9GW期間
  • 8/7〜8/15お盆期間
  • 9/1〜9/10会期末
  • 9/11〜9/26閉幕までの2週間は、さらに強く呼びかけ
TDMの呼びかけ期間を示したカレンダー
TDM呼びかけ期間|「GREEN×EXPO 2027 来場者輸送実施計画 第3版」より

来場者輸送実施計画は2025年5月に初版、2026年2月に第2版、2026年7月に第3版が公表されました。協会は2026年12月を目途に第4版をとりまとめることを目指しています。直行バスの路線・本数など未確定の部分は、今後の版で固まっていく見込みです。

SUMMARYまとめ

  • 会場に直結する鉄道はなく、瀬谷・三ツ境・南町田GP・十日市場の4駅からのシャトルバスが移動の中心。運行は8:30〜21:30(2026年9月29日時点)。第3版の計画では22:30まで想定されていたので、閉場まで楽しむなら帰りの便の時刻に注意
  • シャトルバスも駐車場も事前予約制。受付開始は2026年9月18日(金)で、入場チケットの日時予約と同じ日
  • 所要は瀬谷約10分/三ツ境約15分/南町田GP約20分/十日市場約25分。想定来場者数がいちばん少ないのは三ツ境駅
  • 運賃は大人200円・小児100円。会場駐車場は平日5,000円・土休日等7,000円で、繁忙期のP&Rは3,000円
  • 横浜駅・新横浜駅・羽田空港からの直行バスに加え、桜木町・みなとみらい・関内・元町・中華街を回って会場と結ぶバスも運行予定(2026年9月29日に横浜市が発表)
  • 瀬谷駅からは徒歩約2km・25〜30分。日陰・ミスト・花緑で整えられる推奨ルートになる
  • 駐輪場は約1,700台ぶんあるが、シェアサイクルのポートは約100台分。混雑日は返せない・借りられない可能性を見込んでおく
  • ゆったり回るなら、個人の公共交通利用が増える夏休み以降の平日(B日程)が狙い目

アクセス計画を読んでいて印象に残るのは、「速く運ぶ」だけでなく「地域の生活を守る」という視点が全編に通っていることでした。生活道路への流入対策、駅の一般利用者への配慮、EVバスによる騒音低減。会場が住宅地に囲まれた場所だからこその設計です。

そして瀬谷駅から会場までの2kmを、日陰と花緑で彩る歩行空間として整えるという一文。ここにこの博覧会らしさがよく表れている気がします。

出典:公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会「GREEN×EXPO 2027 来場者輸送実施計画 第3版」(2026年7月)および同【資料編】、GREEN×EXPO 2027公式サイト「交通アクセス」、同「来場日時予約開始にあわせてシャトルバス・駐車場の予約を開始しました」(2026年9月18日)、同「4駅シャトルバス予約サイトにおけるメールの大量送信について(お詫び)」(2026年9月23日)、横浜市記者発表資料「『横浜グリーンエクスポ開催半年前メディア発表会』を開催」(2026年9月29日)。写真は特記のない限り筆者撮影。本記事の数値・計画内容は第3版時点のもので、今後の検討により変更される場合があります。

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