横浜グリーンエクスポ公式マスコット「トゥンクトゥンク」とは?誕生までの道のりも
GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)の公式マスコットキャラクターが「トゥンクトゥンク」です。はるか宇宙から地球に憧れてやってきた精霊で、胸には小さな地球を抱えています。
グッズやグリーティングに加えて、公式の推し活キャンペーン「トゥン活」も始まりました。名前の由来、デザインを手がけた人、ミャクミャクとの違い、グッズ、これから会える場所まで、トゥンクトゥンクのことを1ページにまとめました。
SECTION 01トゥンクトゥンクとは
トゥンクトゥンクは、2027年3月19日から9月26日まで横浜・上瀬谷で開かれるGREEN×EXPO 2027の公式マスコットキャラクターです。協会が掲げる肩書きは「人と地球の自然との、新たな関係を育むコミュニケーター」。植物や生きものの気持ちに共鳴して、その想いを人間に伝えてくれる精霊です。

プロフィールと4つのキーワード
公式サイトのプロフィールでは、地球がきれいだとうれしくなって花を咲かせて踊り、地球が汚れると悲しくなって元気がなくなる、と説明されています。自然破壊や環境汚染を抱えたこの星で、人間と自然をつなぐ決意をしたキャラクターです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 性格 | ドキドキ・ワクワクすることが好き |
| 特技 | いろんな生きものや、ものの気持ちがわかる |
| くせ | わくから外れて、飛び出そうとする |
| 夢 | みんなの気持ちがつながって、みんながなかよしになること |
胸の地球は仲間からの贈りもの
協会が公開しているストーリーを読むと、あの姿の理由が分かります。精霊たちはもともと宿り先が決まるまで肩を寄せあって暮らしていて、その中の1人が地球に強く惹かれ、ポコンと飛び出してしまったのがトゥンクトゥンクです。「くせ:わくから外れて、飛び出そうとする」はここから来ています。
ひとり旅を心配した仲間たちが、旅の間のおうちとして贈ってくれたのが胸に抱えている小さな地球。美しい星を想い描いてつくられたもの、とストーリーには書かれています。
話しかけられる公式サイトがある
協会は「トゥンクトゥンクとおはなししよう!」という音声対話サイトを公開しています。マイクとスピーカーを許可すると、ブラウザからそのまま話しかけられます。
公式サイトトゥンクトゥンクとおはなししよう!expo2027mascot.jp/ブラウザから話しかけられます首相官邸に置かれたトゥンクトゥンクが話し出し、高市首相が驚く場面の動画も公開されています。
もうひとつ、細かく描き込まれた絵の中からトゥンクトゥンクを探す「みつけて!トゥンクトゥンク」も公式サイトに置かれていて、答えのページも一緒に公開されています。紙版は2026年6月20日のFLOWER Fes 2026 FINALで初めて配られました。


SECTION 02名前の由来
名前は一般公募で決まりました。募集期間は2024年3月19日午後3時から4月8日正午まで、最優秀作品の賞金は30万円(税込み)。集まった6,076件の中から、川崎市在住の北原やえ 氏の案が選ばれました。
「トゥンク」はときめいたときの音
「トゥンク」は心臓の音です。北原氏は、心臓の音といえばドキドキやバクバクが思い浮かぶけれど、「トゥンク」は恋をしたときや何かにときめいたときの音だと説明しています。憧れの地球を旅する精霊たちの気持ちを、その響きで表したそうです。
だから地球の声に耳を傾けよう——そしてみんなで手を取り合ってつながり、たくさんの命あるものがときめくような地球になるように。北原氏はそんな願いを込めて名付けた、とコメントを寄せています。
協会側の説明はもう少し短く、「人といろんな命が共鳴して、つながっている状態」を表す名前とされています。人間が万物への想像力や調和の心をとりもどすことの大切さが広がってほしい、という想いが込められています。
6,076件からどう選ばれたか
選考は2段階です。まずコピーライターやクリエイティブディレクター15人による1次審査で候補を絞り、そのうえで第3回選考委員会が名前を決めました。
選考委員長の田中一雄 氏は、自然の気持ちに触れること、人と自然の気持ちがつながることのドキドキ・ワクワク感が伝わってくる「トゥンクトゥンク」がふさわしいという結論に至った、と選定理由を語っています。
発表の場は2024年6月22日の開催1000日前記者発表会。公式アンバサダーの芦田愛菜 氏が名前を読み上げ、隣にいたトゥンクトゥンクが「すごくいい名前だね、ありがとう」と返す掛け合いもありました。この日が、トゥンクトゥンクが初めて声を出した日です。

SECTION 03デザインを手がけたのは牧野惇 氏
デザインの作者は牧野惇(まきの あつし)氏。職業は映像ディレクター・アートディレクターです。選び方は一般公募ではなく指名コンペティションで、キャラクターデザイナーやアーティスト、絵本作家が招かれました。
協会がデザイナーに示したキーワードは、正式略称「GREEN×EXPO 2027」に込められた理念をもとにした次の6つでした。
- プラネタリー・バウンダリーを意識し、自然共生を共に考える存在
- 子供たちの未来のために、幸せの種をまく存在
- 花と緑で驚きと発見を与える存在
- 生態系との関わりを通じて、持続可能な地球を願う存在
- 植物の可能性に気づき、みんなと共有する存在
- 自然と「人・社会・産業」をつなぐ存在
採用作のコンセプトは、テラリウムの中で植物が共存し、中央にハートを抱いた地球そのものの姿。牧野氏は、植物には感情があるとよく言われるけれどそれを直接人間に伝えることはできないので、植物や自然の感情が可視化されて私たちに伝わるようなキャラクターを目指してデザインした、とコメントしています。
選考委員会の副委員長を務めたアートディレクターの森本千絵 氏は「選考委員の全員が賛成できるデザインでした」と評価しています。
決定までの流れ
- 2023年10月20日デザインの指名コンペティションがスタート
- 2023年11月28日第1回選考委員会で候補案を選出。このあと知的財産権の調査
- 2024年1月24日〜2月6日最終候補3案について意見募集
- 2024年2月第2回選考委員会で採用作品を決定
- 2024年3月19日開催3年前記者発表会でデザインを発表。同時に名前の公募がスタート
- 2024年6月22日開催1000日前記者発表会で名前を発表
最終候補は3案あった
2024年1月24日に最終候補3案(候補A・B・C)が公開され、2月6日17時まで一般から意見が募られました。横浜市と連携して市立小中学校などにポスターも掲出され、寄せられた意見は14,323件。第2回選考委員会の最終選考の参考とされました。

| 候補 | モチーフ・コンセプト |
|---|---|
| 候補A | テラリウムの中に地球のような植物たちが共存。真ん中のハートは生命体の心臓で、地球がひとつの生命体であることを表現 |
| 候補B | 公式ロゴマークと親和性のある「植物の妖精」。左右の大きな葉の耳で植物や地球の声を聞く |
| 候補C | 「自然の循環と萌芽」がモチーフ。前向きに歩くポーズで、人や社会と共に未来へ歩むパートナーを表現 |
選ばれたのは候補Aでした。デザインへの意見14,323件と名前の公募6,076件を合わせると、のべ2万件を超える声がトゥンクトゥンクの誕生に関わったことになります。
二次創作のルール
協会はトゥンクトゥンクの二次創作ガイドラインを定めていて、二次創作物をつくること、SNSなどで公開することは認められています。一方で、商品にして販売すること、宣伝や広告に使うこと、無償配布を含む頒布は禁止。画像の提供もしていません。描く前にガイドライン本文(公式サイトにPDF)を読んでおくと安心です。
SECTION 04ミャクミャクとの違い
並べて語られることの多い2人ですが、生まれ方はかなり違います。デザインはトゥンクトゥンクが指名コンペ、ミャクミャクが一般公募。名前はどちらも一般公募で、発表の日はどちらも「1000日前」です。

| 項目 | トゥンクトゥンク | ミャクミャク |
|---|---|---|
| 博覧会 | GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会) | 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博) |
| 区分 | AIPHの最上位A1にBIE認定が加わった認定博 | BIEの登録博 |
| デザイン | 牧野惇 氏(映像ディレクター・アートディレクター) | 山下浩平 氏(デザイナー・絵本作家) |
| 選び方 | 指名コンペティション | 一般公募(1,898作品) |
| デザイン発表 | 2024年3月19日(開催3年前) | 2022年3月22日 |
| 名前 | 公募6,076件から北原やえ 氏の案 | 公募3万3,197件から決定 |
| 名前発表 | 2024年6月22日(開催1000日前) | 2022年7月18日(開幕1000日前) |
| かたちの由来 | 植物が共存するテラリウムと、中央のハートを抱いた地球 | 公式ロゴマークがモチーフ。赤は細胞、青は清い水 |
博覧会の区分そのものが違う点も押さえておくと、ニュースの読み方が変わります。A1の国際園芸博覧会はBIEの認定を受けた認定博で、大阪・関西博やリヤド2030のような登録博とは別の枠です。
関連記事万博と園芸博は何が違う?登録博・認定博・A1の関係をまとめています2人が並ぶ場面
初のコラボ商品は2025年9月23日発売でした。A4クリアファイル520円、アクリルキーホルダー770円、ステッカー660円、缶マグネット660円、崎陽軒とのコラボで横濱パイナップルケーキ黒糖(6個入り)1,200円の5点です(いずれも税込み)。2026年春には人気だった4点が再販され、ナップザックやショルダーポーチなどラインナップも増えました。
グリーティングで2人が揃う機会もあります。2026年2月から各地を回った「未来につなぐ万博展」では両者のグリーティングが実施され、2026年9月23日の開催半年前記念イベント in かながわでも揃って登場します。

コラボもたくさん
並ぶ相手はミャクミャクだけではありません。横浜のスポーツチーム、百貨店、人気キャラクターと、コラボのグリーティングが各地で続いています。

2026年8月16日、国立競技場で行われた横浜FCの試合では、クラブのマスコットのフリ丸と一緒に来場者を迎えました。
関連記事国立競技場の横浜FCホームタウンイベント 現地レポートグリーティングとブースのようすをまとめています
2026年7月10日には、横浜髙島屋でハローキティと並んでのグリーティングが行われました。
関連記事トゥンクトゥンク×ハローキティ 現地レポート横浜髙島屋でのグリーティングのようす2026年5月19日には、日本郵便の特殊切手の発表会で、ぽすくまと並びました。

SECTION 05トゥンクトゥンクのグッズ
買える場所
常設のEXPO 2027 オフィシャルストアは、書店や百貨店の中に入る形で東京・神奈川・埼玉・大阪などに出店しています。ポップアップストアとして始まった売り場が常設店に切り替わった例もあり、店舗は開幕に向けて増えています。
あわせてオフィシャルオンラインストア(expo2027shop.jp)があり、こちらは全国どこからでも買えます。常設店・ポップアップとも開店や閉店があるので、どこに何があるかの最新の一覧はまとめ記事で更新しています。
関連記事トゥンクトゥンクグッズはどこで買える?常設店・ポップアップ・オンラインの最新まとめどんな商品があるか
ぬいぐるみ・マスコット
胸元のハートをアップリケと刺繍で立体的に表現した新作ぬいぐるみが2026年3月18日から順次発売。ちょこんと自立する仕様で、ボールチェーン付きのマスコットも同時に登場しました。
ピンバッジ
大橋金属工芸が製造する「EX27 TK」番台のシリーズなど複数の系統があります。赤レンガ倉庫、花火、四つ葉のクローバー、横浜市の花であるバラの「横浜 Ver.」といった図柄が並びます。
コラボ商品
ミャクミャクとのコラボのほか、絵本「くまのがっこう」のジャッキーとのコラボが2026年3月14日に発売。サンリオキャラクターズとのコラボ商品も展開されています。
おかしと食べもの
崎陽軒の横濱パイナップルケーキ黒糖、ありあけの『興味津々!なトゥンクトゥンク 横濱ハーバーダブルマロン』(1,080円税込・2026年7月1日発売)など、横浜の老舗との商品が並びます。
1万円を超える品
相田化学工業のシルバーペンダントは37,400円。SV925にトゥンクトゥンクをレリーフで表現したもので、同シリーズのシルバーピンバッジは33,000円です(2026年9月6日時点のオンラインストア)。
物販以外のライセンス
日本郵便の特殊切手、全国自動車標板協議会のナンバープレート、DNPのLINEスタンプなど、グッズ以外の形でもトゥンクトゥンクが使われています。
ぬいぐるみとボールチェーン付きのマスコットは、オフィシャルストアの店頭にも並んでいます。

「くまのがっこう」とのコラボでは、ジャッキーとトゥンクトゥンクが並んだぬいぐるみも登場しています。

ピンバッジでは、ハードロックカフェでトゥンクトゥンクとミャクミャクが入ったコラボピンも作られています。

公式ライセンス商品を手がける会社の一覧は2027MLOが公開していて、2026年9月2日版で全218件・社名の重複を除くと152社が掲載されています。
SECTION 06登場スケジュール
これから会えるところ
出演予定は、協会よりもイベントの主催者側から先に発表されることがよくあります。2026年9月に告知されているのは次の3件です。
- 9月13日(日)ベトナムフェスタin神奈川/日本大通り メインステージとPRブース(横浜市中区)
- 9月13日(日)関西はGREEN×EXPO 2027を応援するデー/花博記念公園鶴見緑地(大阪市鶴見区)
- 9月23日(水・祝)GREEN×EXPO 2027 開催半年前記念イベント in かながわ/ダイナシティ ウエスト(小田原市)。ミャクミャクと2人で登場し、グリーティングは抽選制
日付も出演時間も入れ替わるので、確認できた分はグリーティングのまとめ記事に集約しています。出かける前にもう一度、主催者の告知を確認してください。
関連記事トゥンクトゥンク グリーティングイベントまとめ出演時間と開催場所の一覧を随時更新していますこれまでの主な登場
観光PRのイベントにも顔を出しています。2026年4月11日には、神奈川・横浜プレデスティネーションキャンペーンのオープニングイベントに登場しました。
着ぐるみでのグリーティングのほか、街なかのイベントでは大きなパネルが置かれることもあります。

- 2024年3月19日開催3年前記者発表会でデザインが発表され、芦田愛菜 氏と初対面
- 2024年6月22日開催1000日前記者発表会で名前が発表される
- 2025年9月24日EXPO 2027 オフィシャルポップアップストア MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店で、ミャクミャクと一緒にグリーティング(事前予約制・11時、15時、17時)
- 2025年11月大阪市長と横浜市長による開催都市の引き継ぎ式典に登場
- 2025年11月6日ジャパンモビリティショー2025の全国自動車標板協議会ブースで特別仕様ナンバープレートをPR
- 2026年2月〜全国巡回展「未来につなぐ万博展」で、各会場でミャクミャクとのグリーティング(事前応募制)
- 2026年3月14日「くまのがっこう」コラボ商品の発売初日に、ジャッキーと記念撮影会
- 2026年6月20日FLOWER Fes 2026 FINALのGREEN×EXPO 2027ブースでグリーティング(各回約30分・先着順)
- 2026年8月30日EXPO2025 Futures Tour 金沢会場に計3回登場
最新情報の追い方
登場予定は、イベントの主催者側から先に出ることがよくあります。協会の公式X(@expo2027_japan)と公式Instagram、神奈川県の特設サイトと県公式X(@GE2027_Kanagawa)を見ておくと取りこぼしが減ります。
futureearthでは、確認できた出演時間と会場をカレンダーにまとめています。雨天や運営の都合で中止・変更になることがあるので、出かける前にもう一度、主催者の告知を確認してください。
SUMMARYまとめ
- トゥンクトゥンクはGREEN×EXPO 2027の公式マスコットキャラクター。肩書きは「人と地球の自然との、新たな関係を育むコミュニケーター」
- 名前は6,076件の公募から選ばれた北原やえ 氏の案。「トゥンク」はときめいたときの心臓の音
- デザインは指名コンペティションで選ばれた牧野惇 氏の作品。胸の地球は仲間から贈られた旅のおうち
- デザインへの意見14,323件と名前の公募6,076件、のべ2万件を超える市民の声を受けて誕生した
- ミャクミャクとはデザインの選び方が違い、名前はどちらも一般公募。コラボ商品とグリーティングで並ぶ機会もある
- グッズは各地の常設オフィシャルストアとオンラインストア、期間限定のポップアップで販売中
- 直近のグリーティングは2026年9月23日、小田原のダイナシティ ウエスト。参加は抽選制
デザインが発表されたのが2024年3月、名前が決まったのが同じ年の6月。開幕まで半年を切って、トゥンクトゥンクに会える場所は横浜の外へも広がっています。名前の意味を知ってから会いに行くと、胸の地球の見え方が少し変わるかもしれません。
