イタリア館|横浜園芸博パビリオン・展示紹介

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国際出展GREEN×EXPO 2027 パビリオン・展示紹介

大阪・関西万博の感動を再び ―「自然・伝統・革新の調和を設計するイタリア」Italy Pavilion|イタリア館

GREEN×EXPO協会は2026年7月9日、駐日イタリア大使館においてイタリアとGREEN×EXPO 2027の公式参加契約を調印したと発表しました(7月13日発表)。大阪・関西万博で絶大な人気を誇ったイタリア館の建築・展示要素の一部を横浜に受け継ぐ、注目のパビリオンです。この記事では、調印の概要と現時点で分かっている展示の方向性をまとめます。

イタリアとGREEN×EXPO 2027の公式参加契約調印式
公式参加契約調印式(左から:新美潤 2027年国際園芸博覧会政府委員、マリオ・アンドレア・ヴァッターニ 陳列区域政府委員・駐日イタリア大使、河村正人 GREEN×EXPO協会事務総長)|出典:GREEN×EXPO協会プレスリリース
PAVILION DATA|基本情報
契約調印2026.7.9
キーワード循環経済(大阪から再利用)
節目日伊160周年
国・地域イタリア共和国
出展テーマ自然・伝統・革新の調和を設計するイタリア
陳列区域政府委員マリオ・アンドレア・ヴァッターニ 駐日イタリア大使
調印場所駐日イタリア大使館(2026年7月9日)
CONCEPT

テーマは「自然・伝統・革新の調和を設計するイタリア」

イタリアの出展テーマは「自然・伝統・革新の調和を設計するイタリア」。GREEN×EXPO 2027では、イタリアの豊かな文化、自然と共に歩んできた知恵、そして革新的な技術を通じて、持続可能な未来に向けた同国のビジョンを紹介する予定です。

来場者がイタリアならではの感性に触れ、自然と人が調和する未来のあり方を感じる機会となるとともに、会場に創造性と国際的な広がりをもたらすことが期待されます。大阪で得た経験を生かし、イタリアは自然・伝統・革新の関係性を探求する展示を展開する予定です。

EXHIBITION

大阪・関西万博イタリア館の要素を再利用 ― 循環経済を体現

今回の調印で示された最大の特色が、2025年大阪・関西万博イタリア館から建築および展示要素の一部を取り入れるという方針です。大阪で多くの人々に親しまれた要素に新たな命を吹き込むことで、イタリアは、貴重な資源の責任ある再利用を通じ、循環経済と持続可能性への強いコミットメントを示すことを目指します。

イタリア側報道より ― 水の効率利用と強靭な作物に焦点

イタリア側の報道(Agenzia Nova)によると、横浜の新しいパビリオンは大阪のイタリア館の建築・演出要素を責任をもって再利用する強いエコロジー志向のプロジェクトとなり、ガイド付きの観覧ルートでは、農業イノベーション分野の水利用効率のシステムや気候変動に強い作物に焦点を当てた先進的な展示を通じて、伝統的な知恵とテクノロジーの融合による環境保全の具体的なソリューションを提示するとされています。園芸博の主題とも強く響き合う内容です。

大阪・関西万博で絶大な人気を誇った「イタリア館」

大阪・関西万博のイタリア館は、ファルネーゼ・アトラスやレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿など、イタリアが誇る“本物”の至宝を展示。現代アートや職人技、各州の文化に加え、ローマ教皇庁による展示も融合させた没入感のある体験で、連日長蛇の列ができるほどの人気を集めました。この感動が横浜でどう受け継がれるのか、期待が高まります。

大阪・関西万博 イタリア館の外観
大阪・関西万博 イタリア館(2025.8撮影)
TOPICS

建設準備も始動 ―「GX House」で建てるイタリア館

在日イタリア貿易促進機関(ICE東京)は2026年6月18日、イタリア館の建設に向けた「GX House」供給事業者の市場調査を公示しました。公示文書からは、建設計画の輪郭が見えてきます。

  • イタリア館は、博覧会主催者が提供する建設システム「GX House+オプション」をベースに建設
  • GX Houseの施工は、GREEN×EXPO協会の公募で認定された「GX Houseサプライヤー」に限定
  • そこに、イタリア側が指名するイタリア人設計者が建築・機能・設備のカスタマイズを加える
  • 工事費の想定規模は約2億5,000万円(税抜・目安)
  • 外構・植栽(ランドスケープ)工事も対象に含まれる見込み

入札手続きはイタリアの調達プラットフォーム「Traspare」上でのみ実施され、関心表明の期限は2026年7月5日でした。調印に先立って建設準備が動き出しており、出展への本気度がうかがえます。

日伊外交関係160周年 ― 1月の首脳会談での表明から半年で調印

イタリアの参加は、2026年1月16日の日伊首脳会談で、メローニ首相から高市総理大臣に表明されていたものです。日伊外交関係樹立160周年の節目の年に、表明から約半年というスピードで公式参加契約の調印に至りました。公式参加契約の締結が公表された国は2026年1月9日時点で9か国(カタール、ネパール、スーダン、ケニア、コートジボワール、マラウイ、モザンビーク、タイ、アゼルバイジャン)となっており、イタリアはこれに続く調印国となります。

用語メモ ― 「陳列区域政府委員」とは

協会発表によると、日本国政府から本博覧会への公式の参加招請を受諾した外国政府及び国際機関を「公式参加者」と呼称し、「陳列区域政府委員」は本博覧会においてそれぞれの公式参加者を代表する役職です。今回イタリアの陳列区域政府委員を務めるのは、大阪・関西万博でイタリア政府代表(コミッショナー)を務めたヴァッターニ駐日イタリア大使。大阪の経験が横浜にそのまま受け継がれる体制です。なお、調印に同席した「博覧会政府委員」(新美潤氏)は、臨時措置法に基づき日本政府により任命され、本博覧会について日本国政府を代表する役職です。

LOCATION

会場のどこにできる?

イタリア館は、国際出展エリアに位置する見込みです。詳しい区画は、今後の発表を待って追記します。

国際出展エリア(区画は今後発表)
EXPO OVERVIEW

GREEN×EXPO 2027 開催概要

正式名称2027年国際園芸博覧会(International Horticultural Expo 2027, Yokohama)
会期2027年3月19日(金)〜9月26日(日)
会場旧上瀬谷通信施設(横浜市)
全体テーマScenery of the Future for Happiness(幸せを創る明日の風景)
SUMMARY

イタリア館は、大阪・関西万博で愛されたイタリア館の建築・展示要素を横浜に受け継ぎ、循環経済と持続可能性を自らの建物で体現するパビリオンです。テーマ「自然・伝統・革新の調和を設計するイタリア」のもと、水の効率利用や気候変動に強い作物など、園芸博ならではの農業イノベーション展示にも注目です。

2027年の開幕に向けて、これからも各パビリオンの続報を追いかけていきます。

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