GREEN×EXPO2027(横浜園芸博)

竹中グループ「くるくるく」|GREEN×EXPO 2027パビリオン・展示紹介<2026.10.9更新>

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Village出展等GREEN×EXPO 2027 パビリオン・展示紹介

「くるくるく」は資材の再利用率99%を目指す|花びらの形に切り取られた大地の下へ竹中グループ|Craft Village

竹中グループがGREEN×EXPO 2027のCraft Villageに出展する「くるくるく」。素材のいのちとかたちの循環をテーマに、設計・施工から解体に至る過程で資材の再利用率99%を目指します。舞い降りてきた花びらの形に切り取られた大地の下に、パビリオンが広がる構成。グループ7社が設計・施工から会期中の運営までを一貫して担う、竹中グループとして初の試みです。

展示施設「くるくるく」のイメージパース
竹中グループ展示施設「くるくるく」のイメージパース|出典:竹中工務店「素材のいのちとかたちの循環をテーマにした展示施設『くるくるく』を出展」(2026.3.12)
PAVILION DATA|基本情報
再利用率99%を目指す
敷地面積約1,000㎡
GROUP7社で出展
名称くるくるく
出展者竹中グループ(竹中工務店を代表企業とした7社)
テーマ素材のいのちとかたちの循環
位置会場西エリア「Craft Village」
建築主株式会社竹中工務店
工期2026年6月中旬〜2027年1月末(予定)
規模敷地面積 約1,000㎡/延床面積 約300㎡/高さ 約4.3m
公式ロゴ2026年10月9日発表(監修:クリエイティブディレクター 宮崎 桂氏)
特設サイトtakenaka.co.jp/greenexpo2027
CONCEPT

館名「くるくるく」の意味

素材のいのちとかたちの循環 「くるくるく」のテーマ

館名の「くるくるく」は、このテーマを表現した言葉です。舞い降りてきた花びらの形に切り取られた大地の下に広がるパビリオンをめぐることで、くるくると回りつづける素材の循環を楽しむ——そんな展示体験を意図して名付けられています。

特設サイトには、こう書かれています。

花びらが舞い降りたことによって生まれた「かたち」、ここに集まる様々な素材の「いのち」によってこの建物はできています。この空間では、五感を通じて素材の一生を追いかけます。

「かたち」は花びらから、「いのち」は素材から。館名の3つの「く」が、循環の音そのものになっています。高さは約4.3mと低く抑えられており、大地に切り込みを入れたような構えです。

CIRCULATION

資材の再利用率99%を目指す

この出展のいちばんの数字が再利用率99%です。対象は設計・施工から解体に至る過程の全体。建てるときだけでなく、壊したあとまで含めて99%を目指すということです。

会期は半年。そのあと建物は解体されます。つくる前から、壊したあとの行き先を決めておくという設計になります。展示のテーマである「素材のいのちとかたちの循環」を、建物そのもので実践する形です。

項目内容
建築主株式会社竹中工務店
工期2026年6月中旬〜2027年1月末(予定)
敷地面積約1,000㎡
延床面積約300㎡
高さ約4.3m

敷地約1,000㎡に対して、延床は約300㎡。残りの約700㎡は屋外ということになります。「花びらの形に切り取られた大地」という表現が、この比率と結びついていそうです。

GROUP

グループ7社で、設計から運営まで

出展するのは、竹中工務店を代表企業とした7社です。

  • 株式会社竹中工務店
  • 株式会社竹中土木
  • 株式会社アサヒファシリティズ
  • 株式会社朝日興産
  • 株式会社TAKリビング
  • 株式会社オフグリッドフィールド
  • 株式会社竹中道路

この7社が技術とノウハウを結集し、設計・施工から会期中の運営まで一貫して実施します。竹中グループとして初の試みだとしています。

建設会社が建物をつくるのは当たり前ですが、半年間の運営まで自分たちで担うのは別の話です。使われている様子を最後まで自分たちで見届けることになります。

背景にあるのは、竹中グループの「環境戦略2050」。リジェネラティブでウェルビーイングな未来の実現に向け、脱炭素・資源循環・自然共生を調和させ、地球の恵みを回復・再生し、創造性豊かに暮らす社会を目指す取り組みです。

TECHNOLOGY

「調の森」の技術が園芸博に

千葉県印西市の竹中技術研究所でグリーンインフラの実証研究を進めている「調の森 SHI-RA-BE®」。ここで活用されている技術の一部が、園芸博でも実装される予定です。

調の森は第6回グリーンインフラ大賞「国土交通大臣賞」を受賞しています(2026年1月28日)。

技術内容
レインスケープ®雨水を溜めて地下に浸透させるだけでなく、在来種の植物を植えて汚濁物質を除去したり、溜めた雨水を敷地内で利用したりできる、自然の力を活かしたグリーンインフラ技術
いきものアイ竹中工務店と北海道大学農学研究院 山田浩之研究室との共同研究により開発した、AI・IoT技術を活用した生物自動モニタリングシステム
長期実証中のレインスケープ
長期実証中のグリーンインフラソリューションの一つ レインスケープ®(4年目)|出典:竹中工務店「竹中技術研究所『調の森 SHI-RA-BE®』が第6回グリーンインフラ大賞『国土交通大臣賞』を受賞」

研究所で4年かけて実証してきた技術が、そのまま会場に入ることになります。パビリオンの外まわりで、雨水がどう扱われ、どんな生きものが来るのかを見られる形です。

LOCATION

会場のどこにできる?

「くるくるく」があるのは、会場西エリアのCraft Villageです。

Craft Village|敷地 約1,000㎡
会場マップ|ドラッグで移動、+−で拡大できます(スマホは2本指)。ピンをタップすると施設の情報が出ます
GROUP COMPANY

参画する1社、オフグリッドフィールド

「くるくるく」を出展する竹中グループ7社のうちの1社が、株式会社オフグリッドフィールド(OGF)です。2024年12月に竹中工務店の社内ベンチャーとして、トレーラーハウスビルダーのクロコアートファクトリーとの合弁で設立された会社で、本社は神奈川県小田原市にあります。

OFF-GRID FIELDとEXPO 2027のロゴが入ったトレーラー。側面はガラス張り
旧第一銀行横浜支店(Bank Park YOKOHAMA)の横に置かれたトレーラー。「ひとと自然を“つなぐ”モビリティー」の文字とEXPO 2027のロゴ(2026年5月30日撮影)

インフラに頼らない「動く箱」

OGFがつくるのは、移動を前提とした建築の箱として設計したトレーラーハウスやモバイルハウスです。電気や通信の設備を箱そのものに持たせているので、置いた場所でインフラ工事をする必要がありません。2025年日経優秀製品・サービス賞で最優秀賞を受賞しています。

機能内容
自立通信衛星インターネット
自立電源ソーラーパネルと蓄電池
自立移動市販の駆動装置(ムーバー)で、リモコン操作で動かせる。最大傾斜10°まで対応
軽さ木造・FRP・アクリル樹脂などで軽くし、普通車で牽引できる
Bank Park YOKOHAMAの写真で覆われたトレーラーの後ろ側
トレーラーの後ろ側(2026年5月30日撮影)
トレーラーの中。2027年国際園芸博覧会のパネルと活用例のパネルが並ぶ
中には2027年国際園芸博覧会のパネルと、トレーラーの活用例が並んでいた(2026年5月30日撮影)

園芸博の工事現場では「現場救護ステーション」

OGFは、「くるくるく」の出展予定エリアの工事現場で、看護師が常駐するモバイルハウスを使った「現場救護ステーション」を運営しました。工事関係者の熱中症対策が主な目的で、必要に応じて医師がオンラインで診療する体制です。

場所横浜市瀬谷区瀬谷町の一部(GREEN×EXPO 2027会場区域内)
期間2026年8月17日〜9月30日(月〜金 11:00〜16:00)
体制竹中工務店の作業所から業務委託。OGFがモバイルハウスを提供し、ジェイエムインテグラルが統括・連携、日本橋クラウドクリニックコンソーシアム(一般社団法人誠雲会)がオンライン診療

園芸博に向けては、GREEN×EXPO 2027のキャラバントレーラーも製作しています。2025年にはTECH HUB YOKOHAMAに展示したほか、旧第一銀行横浜支店(Bank Park YOKOHAMA)の横やみなとみらいのイベントなどに出没しました。

EXPO OVERVIEW

GREEN×EXPO 2027 開催概要

正式名称2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)
会期2027年3月19日(金)〜9月26日(日)/192日間
開場時間9時30分〜21時30分
会場旧上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区・旭区)
VILLAGE

Craft Villageとは

「Craft Village」は、自然と共に育まれた日本の伝統的なものづくりが一堂に集まるエリアです。2つのVillage出展が予定されています。

出展者名称・内容
竹中グループくるくるく/素材のいのちとかたちの循環。資材の再利用率99%を目指す
住友林業100の森

どちらも木と素材を扱う会社です。ものづくりのエリアに、つくる側の会社が2社並ぶ構成になります。このエリアには、初亀の一般ショップも出店予定です。

SUMMARY

「くるくるく」は、竹中グループによるCraft VillageへのVillage出展です。テーマは素材のいのちとかたちの循環。舞い降りた花びらの形に切り取られた大地の下にパビリオンが広がり、五感を通じて素材の一生を追いかけます。

いちばんの数字が資材の再利用率99%。設計・施工から解体までが対象なので、つくる前から壊したあとの行き先を決めておくことになります。

竹中工務店を代表企業とするグループ7社が、設計・施工から会期中の運営まで一貫して担う初の試み。研究所で4年実証してきたレインスケープ®やいきものアイも実装される予定です。

2026年10月9日には、屋根の形をモチーフにした公式ロゴマークが誕生しました。ロゴを使ったオリジナルグッズの製作・販売も予定されています。

グループ7社のうちのオフグリッドフィールドは、インフラに頼らない「動く箱」をつくる会社で、園芸博の工事現場では看護師が常駐する「現場救護ステーション」を運営しました。続報が出たらこの記事に追記します。

あわせて読みたい
・100の森|Craft Villageのもう一つのVillage出展(住友林業)
・シミズ 森のまち|大屋根リングの木材で敷地全面を覆う(清水建設)
・【レポート】グリーンインフラ展2026
・【保存版】横浜園芸博のパビリオンは?|Village別 出展企業リストと最新情報

出典・関連リンク
・竹中グループ GREEN×EXPO 2027 特設サイト
・「竹中グループ くるくるく」公式ロゴマークを制作|竹中工務店(PR TIMES・2026.10.9)
・株式会社オフグリッドフィールド 公式サイト
・GREEN×EXPO 2027工事現場で「現場救護ステーション」を運営しています|オフグリッドフィールド(2026.9.28)
・GREEN×EXPO2027 キャラバントレーラー 横浜みなとみらい各所に出没します!|オフグリッドフィールド(2025.10.3)
・素材のいのちとかたちの循環をテーマにした展示施設「くるくるく」を出展|竹中工務店(2026.3.12)
・2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)Village出展内定のお知らせ|竹中工務店(2024.10.1)
・「GREEN×EXPO 2027 推進室」を設置|竹中工務店(2025.5.29)
・竹中技術研究所「調の森 SHI-RA-BE®」が第6回グリーンインフラ大賞「国土交通大臣賞」を受賞|竹中工務店(2026.1.28)
・雨水貯留浸透技術 レインスケープ®|調の森
・AI・IoT活用の生物自動モニタリングシステム「いきものアイ」を開発|竹中工務店
・環境戦略2050|竹中工務店
・GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)オフィシャルサイト

※2026年10月時点の公開情報にもとづく内容です。展示内容は今後変更される可能性があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
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