インド|GREEN×EXPO2027パビリオン・展示紹介
インド館は276㎡のほとんどが庭|建物は面積の2割まで、外壁は垂直庭園India Garden & Pavilion|インド共和国
インドの国立園芸委員会(NHB)が2026年6月17日に出した入札公告から、インド館の中身が分かってきました。総面積は276㎡で、建物はそのうち最大20%(約55㎡)まで。残りはすべて庭園です。建物は協会が用意する「GXハウス」方式かコンテナ方式のプレファブで、外壁は植栽と一体化した垂直庭園にするとされています。ナショナルデーは2027年8月18日(水)。この記事では、公告から読み取れる計画をまとめます。
| 国・地域 | インド共和国 |
|---|---|
| 主管 | 国立園芸委員会(NHB/農業・農民福祉省) |
| 案件名 | India Garden & Pavilion |
| 発注方式 | 設計・施工・運営・保守(6か月)・撤去までの一括(ターンキー) |
| 建物 | プレファブ(GXハウス方式またはコンテナ方式)/恒久構造物にしない |
| 公告 | NHB/ExpoGreen2027/2026-27(2026年6月17日)/提出期限 2026年7月7日 |
| ナショナルデー | 2027年8月18日(水)・主催事場(仮称) |
主役は庭 ― 建物は面積の2割まで
公告の「About the Project」には、総面積276㎡、パビリオンは最大20%(約55㎡)、残りは造園された庭園、と書かれています。建物を中心に据えるのではなく、庭を主役にして、その中に小さな展示棟を置くという組み立てです。
建物はプレファブで、恒久的な構造物にはしないと明記されています。外装は植栽と一体化した垂直庭園のファサード。庭と建物の境目をあいまいにする考え方で、園芸博らしい構成といえます。
NHBは、インドの園芸の多様性、技術の進展、文化的な蓄積を国際の場で見せる旗艦的な取り組みと位置づけています。
庭に置かれるもの
公告に挙げられている構成要素は次のとおりです。
- テーマ別の植栽ゾーン:日本でも入手できるインド原産の植物を優先し、横浜の気候に合う種を選ぶ
- 小さな円形劇場:文化プログラムやヨガに使う
- 新技術のデモンストレーション区画:ドローンなどを想定した屋外の開けたスペース
- エントランスの造形物(彫刻・アートインスタレーション)
- フードトラック用のスペース(場所の確保のみ)
- 来場者の待機・回遊スペース、園路
- 灌漑、排水・雨水管理、持続可能な水利用の仕組み
建物の中には、展示スペース、会議室、給湯スペース(コーヒーマシン込み)、デジタルサイネージ、インタラクティブなキオスク端末、映像・音響設備が入ります。
入口と出口を分けること、建物の周囲に3m以上の空きを取ることなど、協会側のルールに沿った動線設計も条件に入っています。
運営とスタッフ、素材
受注者は会期の6か月間、庭と建物の維持管理まで担当します。植物の管理・植え替え・灌漑・施肥、病害虫対策、清掃、照明やデジタル機器・灌漑設備の保守が含まれ、植物の生存率が90%を下回ると減額という条項も置かれています。
スタッフとして求められているのは、英語と日本語のバイリンガル案内2名、園芸の技能者、技術要員、清掃要員。会期後は解体して敷地を原状回復するところまでが契約の範囲です。
使う予定の素材
公告に添付された資材リストからは、庭の雰囲気が見えてきます。
- 防炎処理した竹(パーゴラ、アーチ、門、格子)
- 防炎認証の膜材・再生可能なUV対応メッシュ
- FSC認証材や再生木材のベンチ・デッキ
- テラコッタや自然石(縁石、プランターの見切り、水景のディテール)
- 砂利・再生骨材・自然石による透水性の園路
- 点滴灌漑、水景の低消費電力ポンプ(太陽光併用も想定)
- 小規模な太陽光モジュール
受粉を助ける植物を入れて生物多様性に配慮する、ココヤシ繊維や堆肥などの有機的な培地を使う、といった記述もあります。いずれも最終的には日本の法令・防火認定・構造審査を経て決まるとされています。
ナショナルデーはいつ?
インドのナショナルデーは2027年8月18日(水)、会場は主催事場(仮称)です。2026年9月15日に公表されたイベントリスト(第一弾)で日程が明らかになりました。開幕から数えて153日目で、8月に予定されている6件のうち2番目。8月のナショナルデーで、アジアの国はインドだけです。
| 会場 | 主催事場(仮称) |
|---|---|
| 分類 | 公式式典・文化芸能披露 |
| 時刻・観覧 | 未発表 |
インド館の庭には、文化プログラムやヨガに使う小さな円形劇場が計画されています。ナショナルデーの当日に館でどんな催しがあるかは、まだ発表されていません。式典の時刻や観覧の方法が発表されたら、この章に追記します。
会場のどこにできる?
公告には区画番号の記載がなく、区画図は入札参加者向けの添付資料に含まれる形になっています。ただし、2026年3月時点の国際出展の区画図で276㎡という面積に当てはまるのは6Bだけです。イタリアが入る6Aの隣にあたります。
面積が一致するというだけで、区画番号が公表されたわけではありません。イタリアが512㎡から660㎡に変わったように面積は動くので、確定情報が出しだい更新します。
GREEN×EXPO 2027 開催概要
| 正式名称 | 2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027) |
|---|---|
| 会期 | 2027年3月19日(金)〜9月26日(日) |
| 会場 | 旧上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区・旭区) |
| 全体テーマ | Scenery of the Future for Happiness(幸せを創る明日の風景) |
8月にナショナルデーを迎える国
8月は6か国のナショナルデーが予定されています。インドの翌日19日はギニア、20日はジンバブエと、アフリカの国が続きます。国名から、それぞれの紹介記事に移動できます。
インド館は総面積276㎡で、建物は最大20%(約55㎡)まで。残りはすべて庭園という、庭が主役の構成です。
建物はGXハウス方式かコンテナ方式のプレファブで、外壁は植栽と一体化した垂直庭園。庭には円形劇場、ドローンなどの実演スペース、エントランスの造形物が置かれます。植物の生存率90%という維持管理の条件も設けられています。
ナショナルデーは2027年8月18日(水)、会場は主催事場(仮称)です。入札は2026年7月7日に締め切られました。区画番号は未公表ですが、面積からは6Bが該当します。確定情報が出しだい追記します。
・【保存版】横浜園芸博のパビリオンは?|Village別 出展企業リストと最新情報
・GREEN×EXPO 2027 公式参加国・国際機関まとめ
・GREEN×EXPO 2027 ナショナルデー・スペシャルデー一覧
・イタリア館|「麦の建築」でGXハウスを包む
出典・関連リンク
・National Horticulture Board「Notice Inviting Tender(NHB/ExpoGreen2027/2026-27)」PDF|在日インド大使館(2026.6.17)
・在日インド大使館
・GREEN×EXPO協会「会期中のイベントリスト(第一弾)を公表」(2026.9.15)
※2026年9月時点の公開資料にもとづく内容です。区画・面積・計画は今後変更される可能性があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。





