スペイン|GREEN×EXPO2027パビリオン・展示紹介<2026.9.20更新>
スペインのナショナルデーは2027年4月16日スペイン王国
南西ヨーロッパのイベリア半島にあるスペイン王国。GREEN×EXPO 2027のナショナルデーは2027年4月16日(金)で、イベントリスト(第一弾)の59件のうち12番目の日程です。公式参加契約は2026年7月31日に調印済み。区画や建物はまだ発表されていませんが、2026年8月にスペインの公的企業トラグサ(Tragsa)が出した映像制作の入札資料から、出展の中身と館の一部が見えてきました。分かっていることを整理します。
| 国・地域 | スペイン王国 |
|---|---|
| 出展の軸 | スペインの灌漑(regadío)の持続可能性/「共有された水から、共有された食へ」 |
| 館の設備 | 多目的ホール(2.5m×4mのスクリーンで映像を上映) |
| 主管 | 農業・漁業・食料省(MAPA)/映像の発注はトラグサ(Tragsa・SEPIグループ) |
| 出展区分 | 未発表 |
| 公式参加契約 | 2026年7月31日調印(協会の発表は8月25日) |
| ナショナルデー | 2027年4月16日(金)・主催事場(仮称) |
スペインはどんな国?
スペインは南西ヨーロッパのイベリア半島に位置する国です。首都はマドリードです。
国王を元首とする立憲君主制の国で、1986年に欧州共同体(現在のEU)に加盟しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | スペイン王国 |
| 位置 | 南西ヨーロッパのイベリア半島 |
| 首都 | マドリード |
| 公用語 | スペイン語(カスティーリャ語) |
| EU加盟 | 1986年(当時は欧州共同体) |
出展について、いまわかっていること
スペインはGREEN×EXPO協会と公式参加契約を結んでいます。2026年7月31日に調印し、協会が2026年8月25日に発表しました。参加表明国の一覧には2026年6月に加わった国のひとつです。
ナショナルデーの日付は、2026年9月15日公表のイベントリスト(第一弾)で明らかになりました。
2026年8月には、スペインの公的企業トラグサがスペイン館で上映する映像の制作を公募しました。その技術仕様書に、出展の考え方と館の一部が書かれています。
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| ナショナルデー | 発表済み:2027年4月16日(金)・主催事場(仮称) |
| 公式参加契約 | 調印済み:2026年7月31日調印(協会の発表は8月25日) |
| 出展の軸 | 判明:灌漑の持続可能性(映像制作の入札資料より) |
| 区画・面積 | 未発表 |
| 展示内容 | 一部判明:多目的ホールで約3分の映像をループ上映 |
出展テーマや区画が発表されたら、この章を書き換えていきます。
ナショナルデーはいつ?
スペインのナショナルデーは2027年4月16日(金)、会場は主催事場(仮称)です。開幕から数えて29日目で、平日にあたります。直前は4/15のパナマ、次は4/19のキルギスです。
| 会場 | 主催事場(仮称) |
|---|---|
| 分類 | 公式式典・文化芸能披露 |
| 時刻・観覧 | 未発表 |
参加の経緯 ― マドリードでのPRから調印まで
スペインの参加は、2026年の春から夏にかけて形になりました。分かっている動きを並べます。
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 2026年3月12日 | マドリードの駐スペイン日本大使公邸で、GREEN×EXPO 2027のPRイベント |
| 2026年5月7日 | プラナス農業・漁業・食料大臣が駐スペイン日本大使と会談し、園芸博への参加を後押しする姿勢を表明 |
| 2026年6月 | 外務省の参加表明国の一覧にスペインが加わる |
| 2026年7月31日 | 公式参加契約を調印(協会の公表は8月25日) |
| 2026年8月 | トラグサが、館で上映する映像制作の入札を公告 |
開幕1年前、マドリードでのPRイベント
2026年3月12日、マドリードの日本大使公邸で、開幕1年前にあわせたPRイベントが開かれました。園芸博の紹介映像が上映され、日本とスペインの農業・食品の企業が登壇。サカタのタネ、日本通運、RUFEPA、EFPOLYMER、San Farm Ibérica、紀州備長炭の工房が発表し、日本香堂とInterporc(スペイン食肉業界団体)は展示ブースを出しました。
その後の交流会では、両国の農業・食品分野での協力の可能性が話し合われました。大使館のシェフによる日本食のふるまいもあり、スペイン産の豚肉を使った料理や、生ハムと日本酒の組み合わせが出されました。2025年11月にスペインでアフリカ豚熱が見つかり、日本への豚肉の輸出が止まっていたことが背景にあります。
大臣が参加を後押し
2026年5月7日には、プラナス農業・漁業・食料大臣が駐スペイン日本大使と会談しました。農産物の貿易について話し合うなかで、横浜の園芸博へのスペインの参加を引き続き進める姿勢を示しています。
スペイン側の発表によると、2025年にスペインは日本の豚肉輸入で最大の供給国で、その額は6億4,800万ユーロ。日本向けの農産食品輸出のおよそ56%を占めます。園芸博への参加が、農産食品の販路という文脈にも置かれていることが分かります。
ちなみにスペインは、2025年の大阪・関西万博にもパビリオンを出していて、約350万人が訪れたとされています。
出展の軸は「共有された水から、共有された食へ」
入札資料によると、スペインは灌漑(regadío)を単なる農業技術ではなく、文化的で人間的な景観として見せるとしています。水が乏しい土地で暮らしてきた国が、その乏しさを分かち合いの文化に変えてきた、という語り口です。
水を分ける水路(acequia)から、畑、段々畑、水田、ヤシ園、そして水利組合や当番の決まりごとまで。資料はこれを「景観と、それを支えてきた人びと」と呼び、歴史ある水路から精密灌漑までを一本の線でつなぎます。
日本との接点も意識されています。スペインの灌漑の景観を日本の里山にあたるものと位置づけ、地中海食と和食がどちらもユネスコの無形文化遺産であることにも触れています。「みんなで食べること」をスペイン流の幸福の形として示す、という組み立てです。
資料には、太陽とビーチや絵はがき的な民俗芸能に頼らない「ステレオタイプでないスペイン」を見せたい、とも書かれています。
多目的ホールで上映する「5つの景観」の映像
公募されたのは、スペイン館の多目的ホールで上映する映像です。約3分の映像を、35秒ほどの独立した5本で構成し、1本だけ見ても分かるように、続けて見れば1つの物語になるようにつくります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 上映場所 | スペイン館の多目的ホール(2.5m×4mのスクリーン) |
| 上映 | 会期192日間、1日およそ12時間のループ上映 |
| 構成 | 約3分/35秒前後の5本立て |
| 音声 | ナレーションなし、音楽のみ(オリジナルの楽曲を制作) |
| 字幕 | 最小限。入れる場合は日本語・英語・スペイン語の3言語 |
| 発注 | トラグサ(Tragsa)/2026年8月の技術仕様書 |
来場者の多くが日本語話者であることをふまえ、文字や語りではなく映像で伝える方針です。館の建築と庭のデザインとも合わせるよう求められていて、受注者は建築チームと連携して進めます。
5つの景観と、そこに生きる人びと
資料では、5本それぞれの題材の案が示されています。最終的な選定は、受注者と関係機関とのあいだでこれから決まります。
| 映像 | 景観 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | バレンシアの水辺の畑 | ユネスコに登録された「水の裁判所」など、毎週の水の分配を口頭で裁く千年来の仕組み。登場するのは水利権者と組合の代表 |
| 2 | シエラネバダの水路 | 雪どけ水を山に「まいて」数か月後に泉や畑で受け取る、ヨーロッパで最も古い地下水かん養の技。気候変動への対策としても研究されている |
| 3 | 水田 | アルブフェラやエブロ川デルタの水田。食料をつくる場であり、湿地であり、鳥の生息地でもある。日本の稲作の風景とも重なる |
| 4 | エルチェのヤシ園 | 世界遺産。水を分け合うことで乾いた土地を緑地に変えた、畑とヤシの林の仕組み |
| 5 | これからの灌漑 | 千年の水路の上で使われるセンサー・衛星・精密灌漑。水が足りない側からだけでなく、多すぎる水をどう扱うかという視点も入る |
映像は会期後も、スペイン農業・漁業・食料省の行事やSNSで使われる予定です。スペインのナショナルデーでの使用も想定されています。
会場のどこにできる?
出展区画は発表待ちです。国際出展エリアの区画図を先に載せておき、決まり次第スペインの場所を追記します。
GREEN×EXPO 2027 開催概要
| 正式名称 | 2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027) |
|---|---|
| 会期 | 2027年3月19日(金)〜9月26日(日) |
| 会場 | 旧上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区・旭区) |
| 全体テーマ | Scenery of the Future for Happiness(幸せを創る明日の風景) |
4月にナショナルデー・スペシャルデーを迎える国
4月は10件のナショナルデー・スペシャルデーが予定されていて、スペインはその6番目です。
スペインは南西ヨーロッパのイベリア半島にある国です。ナショナルデーは2027年4月16日(金)、会場は主催事場(仮称)です。
公式参加契約は2026年7月31日に調印済み。出展の軸は灌漑の持続可能性で、「共有された水から、共有された食へ」という物語を、多目的ホールで上映する5本立ての映像で見せます。区画や建物はまだ発表されていないので、発表があればこの記事に追記します。
・GREEN×EXPO 2027 ナショナルデー・スペシャルデー一覧
・主催事場(仮称)は約500席|ナショナルデーとテーマフォーラムの舞台
・横浜園芸博・公式参加国がさらに拡大|74カ国・5機関公表へ
出典・関連リンク
・GREEN×EXPO協会「会期中のイベントリスト(第一弾)を公表」(2026.9.15)
・ESJAPON「Impulso en Madrid a la Expo Internacional de Horticultura GREEN×EXPO 2027 de Yokohama」(2026.4.10)
・スペイン農業・漁業・食料省(MAPA)「プラナス大臣が駐スペイン日本大使と会談」(2026.5.7)
・Tragsa「スペインの灌漑の持続可能性を紹介する映像制作の技術仕様書」(2026年8月・PDF)
・GREEN×EXPO協会「スペインと公式参加契約を調印」(2026.8.25)
・GREEN×EXPO 2027 公式サイト
※2026年9月時点の公開資料にもとづく内容です。日程は今後変更される可能性があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。









