Earth Saver Farm<花・緑出展>|GREEN×EXPO 2027 パビリオン・展示紹介

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花・緑出展GREEN×EXPO 2027 パビリオン・展示紹介

子どもたちが主役の「最高の秘密基地」― 育てる時間そのものを展示するEarth Saver Farm|CLASS EARTH × プランティオ

GREEN×EXPO 2027の花・緑出展に内定しているプロジェクト「Earth Saver Farm(アースセイバーファーム)」。CLASS EARTH株式会社とプランティオ株式会社が共同で、放置竹林を活用した秘密基地やIoTセンサーを使った野菜づくりを通じて、子どもたち自身が世界へ発信します。この記事では、出展の全貌と2026年8月22日のイベント情報をご紹介します。

grow × Earth Saver PROJECT「食と農を、テクノロジーでつなぐ。」出展内定ビジュアル
「食と農を、テクノロジーでつなぐ。」grow × Earth Saver PROJECT|出典:CLASS EARTH株式会社
PAVILION DATA|基本情報
出展区分花・緑出展(内定)
主役子どもたち
キーワード育てる時間そのものを展示
プロジェクト名Earth Saver Farm(アースセイバーファーム)
出展者CLASS EARTH株式会社/プランティオ株式会社
設計・建築株式会社HAGISO/桃山建設株式会社
内定発表2026年3月19日(花・緑出展内定)
主なテーマIoTテクノロジー × 食農教育 × ネイチャーポジティブ
CONCEPT

「育てる時間」を展示する、食農教育プログラム

Earth Saver Farmは、子どもたちが主役となって、IoTテクノロジー×食農教育で「ネイチャーポジティブ」を世界へ発信する実践プロジェクトです。掲げるメッセージは、地球を守ることは「義務」じゃない、世界一楽しいアクティビティ

最大の特徴は展示の考え方にあります。美しく育った植物を展示するのではなく、次世代の担い手である子どもたち自身が「種をまき、育て、収穫し、食し、学ぶ」というプロセスそのものをメイン展示とする食農教育プログラムなのです。

花とみどりのその先にある「農」を「食」へと変換していく営みは、決して特別なことではなく“誰もができる”アクション。その変換を体験し、共有し合う場として「縁側」をモチーフにした空間を設け、未来を創る子どもたち自身が主役となって発信していきます。

そもそも「Earth Saver」とは

Earth Saver PROJECT(アースセイバープロジェクト)ロゴ
Earth Saver PROJECT ロゴ|出典:CLASS EARTH株式会社

Earth Saver(アースセイバー)とは、アニメ『地球のラテール』から生まれた地球の救世主のこと。Earth Saverプロジェクトでは、生物多様性の中で自分にできることを考え、子どもたちが主体となり、いきものや自然を守るために活動しています。

Nature Positive教育、SDGs推進イベント、学校・自治体との協創を通じ、歌やダンス、プレゼンテーションなどの「学びと表現」で、未来へのメッセージを世界へ届けています。GREEN×EXPO 2027の「Earth Saver Farm」は、この活動の集大成となる舞台です。

背景にある3つの課題意識

  • 食料安全保障の危機:気候変動による高温化で和歌山の南高梅は収穫量が80%減少。石油高騰で農業用資材は数倍に。化石燃料に頼らない持続可能な農業へのシフトが急務
  • テクノロジーで農業をアップデート:プランティオ開発の世界唯一のIoTセンサー「グローコネクト」が、土壌の温度・水分、外気温、外湿、日照、イメージセンサー(カメラ)の6つのデータを取得。「なぜ枯れたのか」「なぜ成長したのか」をデータから紐解く探求型学習を可能にします
  • ネイチャーポジティブへ:2030年までに陸地と海の30%を保護地域として守る国際目標に向け、子どもたちが英語で世界へ直接発信できるリーダーを育成
EXHIBITION

展示の見どころ ― 最高の秘密基地で何をするの?

竹の秘密基地 ― 放置竹林で建てる特別なハウス

日本全国で問題になっている放置竹林の竹を、子どもたちが大人と一緒に切り出して、世界一ハッピーな秘密基地を建設。未利用資源を最高の遊び場に変えます。最新パースでは、屋根部分を子どもたちと一緒に創り上げる構想が示されました。設計・建築は、東京・谷中を拠点とする株式会社HAGISOと、1954年創業で自社木材工場を持つ桃山建設株式会社が手がけます。

公開されたパースでは、竹を組み上げたアーチ状の骨組みに色とりどりの屋根がかかり、内部にはたくさんのプランターが並ぶ様子が描かれています。トンネルのような開放的な空間で、まさに「秘密基地」と呼ぶにふさわしい佇まいです。

Earth Saver Farm のブースパースと活動の様子
ブースパースと活動の様子|出典:CLASS EARTH株式会社

未来へのワイン ― 外壁に日本のブドウを栽培

ハウスの外壁に日本のブドウを栽培。園芸博の最後にみんなで収穫して、育てた子どもたちが大きくなった時にワインとしてプレゼントする計画です。時間をかけて味わう、この出展ならではの仕掛けです。

いのちをつなぐ ― 絶滅危惧野菜をみんなで守る

生産者があと1人になってしまったような野菜が日本にはたくさんあります。IoTシステム「grow」を活用して、子どもたちが一緒に育て、未来へつなぎます。デジタル栽培ガイド「grow」によるデータ分析技術を応用し、絶滅が危惧される伝統野菜などを生育し、そのデータを探求して次の栽培へと生かすという実践的な教育構想です。

ここで育てるのは、その土地に古くから伝わる「在来野菜」です。画一化された流通野菜とは異なり、地域の風土と共に生きてきた在来種は、その土地の昆虫たち、昆虫をエサとする鳥類など生態系と深いつながりを持っています。CLASS EARTHはこれを「絶滅危惧菜™」と名づけ、食農プロジェクトの軸に据えました。

growのアプリを使えば、自分が育てているベランダの一鉢が街のどこにつながっているのかを仲間と共有することもできます。一人の「育てる」が、テクノロジーを介して地域全体の自然を守る活動へとつながっていく。かつて里山が持っていた共有地(コモンズ)という考え方を、子どもたちの日常に呼び戻す試みです。

背景には、日本の野菜の種の多くが海外輸入に依存しているという現状があります。プランティオの芹澤氏は、都市農園で種取りを3世代ほど交配していくことで「大手町野菜」のように在来化し、それが気候変動に強い未来の食文化(種の多様化)につながると説明しています。

世界へ発信 ― Earth Saver Family English

英語を共通言語に、自然・環境について世界へ直接発信。オンライン・オフラインで対話し語学力と課題解決力を養います。2027年の展示ではアテンダントとして活躍する予定です。

公式ユニフォームも初解禁

2026年7月11日、子どもたちが2027年の本番で着用する公式ユニフォームが初めて解禁されました。ネイビーの襟がさわやかなアクセントとなるポロシャツで、本体にはGOTS認証オーガニックコットン100%を使用した、肌にも環境にも優しいサステナブルな一着です。

GOTS認証とはGlobal Organic Textile Standardの略で、オーガニック・テキスタイルの世界基準。原材料がオーガニックであるだけでなく、生産・加工や保管・流通のすべての過程において環境的・社会的な基準を満たした商品に与えられます。さらにトップボタンには、アニメ『地球のラテール』の地球をモチーフにしたオリジナルデザインが採用されています。

Earth Saver Farm 公式ユニフォームを着た子どもたち
公式ユニフォーム|出典:CLASS EARTH株式会社

Earth Saver Family Englishで学んだ子どもたちが、このユニフォームを着て、2027年の会場で世界へ向けて自らの言葉で発信します。

HISTORY

プロジェクトのこれまで ― 内定からキックオフ、パース公開へ

  • 2026年3月19日:GREEN×EXPO 2027 花・緑出展の内定を発表
  • 2026年5月8日:東京・大手町の「スマートコミュニティ農園」でキックオフイベント&機運醸成体験イベントを開催
  • 2026年7月11日:「東京JCネイチャーポジティブツアー」成果発表会で最新パースとユニフォームを初公開
Earth Saver Farm キックオフイベントの様子(2026年5月8日・大手町)
キックオフイベントで公開されたブースパースと登壇者・Earth Saverの子どもたち(2026年5月8日)|出典:CLASS EARTH株式会社

河森正治監督が語る「解体・変容」と竹の生命力

スーパーバイザーの河森正治監督は、2025年の大阪・関西万博「いのちめぐる冒険館」で掲げた「いのちは合体変形だ」(受精や食べることで命が合体・変形していく連鎖)というコンセプトの次のフェーズとして、本プロジェクトでは「解体・変容」のプロセスを進めていると語りました。大きく育った植物が枯れて土に還り、新しい種が次の未来を担っていくという自然のサイクルです。

また、放置され厄介者扱いされている竹の「ものすごい生命力と成長力」に着目し、「子どもたちが共に成長していく、そんなエネルギーを感じる展示になる」と期待を寄せています。

「地球を守ることは義務じゃない」― 子どもたちの宣言

キックオフイベントの最後、Chief Earth Saverの楓さんはこう宣言しました。「地球を守ることは義務じゃなくて世界一楽しいアクティビティです」。そして「日本中の放置された竹林も、絶滅危惧になっている野菜たちも、私たちの手で最高にワクワクする未来へと変形させていきます」と力強く語りました。

MEMBERS

メンバー紹介 ― Earth Saverを支える仲間たち

役割氏名・紹介
Chief Earth Saver楓|本プロジェクトのリーダー。イベントの司会進行も担当し、日本語・英語でプロジェクトを世界に届ける
CLASS EARTH 代表取締役高岸 遥|生物多様性×Nature Positive教育×エンターテインメントを統合するクリエイティブカンパニーの代表
プランティオ 代表取締役CEO芹澤 孝悦|農をエンターテインメントと捉える「アグリテイメント」を提案。IoTセンサー「grow」を開発
アドバイザー小原 壮太郎|一般社団法人the Organic代表、環境省 森里川海アンバサダー
スーパーバイザー河森 正治|アニメーション監督。2025年大阪・関西万博「いのちめぐる冒険館」プロデューサー。「いのちは合体・変形だ」のコンセプトを軸に本展示を監修
スペシャルゲスト谷江 玲音|声優。アニメ『地球のラテール』カナデ役

2026年7月11日の成果発表会には、2027年国際園芸博覧会 日本政府苑ディレクターの保清人氏もアドバイザーとして登壇し、子どもたちが主役となる出展の実現に向けた期待が寄せられました。

EVENT

【8月22日】TOKYOクリーンアップアクションに登場

Earth Saverの子どもたちが、東京都主催のイベントのステージに立ちます。GREEN×EXPO 2027の本番に向けた活動を、実際に見られる機会です。

TOKYOクリーンアップアクション オープニングイベント(2026年8月22日・表参道ヒルズ)
2026年8月22日 表参道ヒルズで開催|出典:CLASS EARTH株式会社
項目内容
イベント名「TOKYOクリーンアップアクション」オープニングイベント
日時2026年8月22日(土)11:00〜17:00(ステージイベントは13:00から)
会場表参道ヒルズ 地下3階 スペース オー(東京都渋谷区神宮前4-12-10)
入場無料
主催東京都

Earth Saverの出番は16:00〜16:30

ステージのトリを飾るのが、16:00〜16:30の河森正治氏(アニメ監督)・谷江玲音氏(声優)による枠。アニメ『地球のラテール』でカナデ役を務める谷江氏が司会を務め、河森監督とアースセイバーによるトーク&パフォーマンスステージが展開されます。

その他のステージは次のとおりです。

  • 13:00〜13:30 オープニングステージ/KEEP TOKYO CLEAN トークセッション(小池百合子 東京都知事、井上咲楽氏、石川直宏氏)
  • 14:00〜14:30 サステナビリティスペシャルステージ(仮)(モデル・高山都氏)
  • 15:00〜15:30 KEEP TOKYO CLEANトークステージ(仮)(株式会社ピリカ代表・小嶌不二夫氏)
  • 16:00〜16:30 河森正治氏・谷江玲音氏+アースセイバー

会場では、スマートごみ箱体験、清掃ロボットの展示・実演、再生素材を使ったキーホルダーづくりワークショップ、風呂敷使い方講座、自治体・団体の活動紹介展示なども予定されています。

JOIN

参加するには ― あなたもEarth Saverに

  • Earth Saver Family English:自然や環境について英語で対話し、語学力と地球への思いを育むプログラム。育った子どもたちが2027年の展示でアテンダントとして活躍します
  • grow アグリテイメント体験:IoTセンサーを使ったスマート農業体験。都市のどこでも農に触れるタッチポイントが広がっています
  • お問い合わせ:プロジェクトへの参加・協賛・メディア取材などの相談も受け付けています

これまでに子どもたちは、新宿御苑でのいきもの観察、大手町での竹プランター制作と在来種の栽培、サンシャイン水族館での生態系観察など、フィールドワークを重ねてきました。2027年に向けて、活動は続いていきます。

LOCATION

会場のどこにできる?

Earth Saver Farmは、GREEN×EXPO 2027の花・緑出展として出展予定です。会場内の区画などの詳細は、今後の発表を待って追記します。

花・緑出展(区画は今後発表)
EXPO OVERVIEW

GREEN×EXPO 2027 開催概要

正式名称2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)
会期2027年3月19日(金)〜9月26日(日)
会場旧上瀬谷通信施設(横浜市)
全体テーマScenery of the Future for Happiness(幸せを創る明日の風景)
SUMMARY

Earth Saver Farmは、完成した美しさではなく「育てる時間」そのものを展示するという、園芸博では異色の出展です。放置竹林の秘密基地、外壁のブドウ、絶滅危惧野菜、そして英語で世界に語る子どもたち。会期後にワインとして届くという長い時間軸まで含めて、「幸せを創る明日の風景」を体現しています。

まずは8月22日、表参道ヒルズのステージで、その活動の一端に触れてみてください。

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