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旧覆土式火薬庫|GREEN×EXPO2027パビリオン・展示紹介<2026.10.9更新>

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施設・その他GREEN×EXPO 2027 パビリオン・展示紹介

旧海軍の火薬庫が、夜のスクリーンになる|横浜銀行プロジェクションマッピング旧覆土式火薬庫|蜷川実花 with EiM

GREEN×EXPO 2027の会場に残る旧覆土式火薬庫。日本海軍の毒ガス保管に関わった施設とされる構造物に、映像を投影するプロジェクションマッピングが行われます。協賛は株式会社横浜銀行、映像・音響は蜷川実花 with EiM。歴史を刻んだ建物が、夜の会場を彩る装置になります。

EXHIBIT DATA|基本情報
協賛横浜銀行
映像・音響蜷川実花with EiM
名称横浜銀行プロジェクションマッピング
会場旧覆土式火薬庫(北エリア・農と食ビレッジ)
協賛株式会社横浜銀行
映像・音響蜷川実花 with EiM
構造物旧上瀬谷通信施設内に残る旧覆土式火薬庫。日本海軍の毒ガス保管に関わった施設とされる
内部公開未定
PROJECTION MAPPING

横浜銀行プロジェクションマッピング

2026年9月15日に公表された会期中のイベントリスト(第一弾)で、株式会社横浜銀行が協賛し、会場内の旧覆土式火薬庫に映像を映し出すプロジェクションマッピングを実施することが明らかになりました。

過去の歴史を刻む構造物に、蜷川実花 with EiMによる映像・音響で、夜のGREEN×EXPO 2027を彩るとされています。

園芸博の開場時間は9時30分から21時30分まで。日没後に4時間近く開いている会期が半年続きます。夜のコンテンツは、来場時間を決めるうえで効いてきます。

蜷川実花 with EiMは会場に2か所

蜷川実花 with EiMは、GREEN×EXPO 2027の公式クリエイターである蜷川実花を中心としたクリエイティブチームです。会場では、大成建設のTAISEI GREEN TERRACEでも花壇・床面のデザインとLEDインスタレーションを手がけます。

テラスのほうが花と写真を重ねて空へつなぐ構成なのに対して、こちらは歴史のある構造物そのものをスクリーンにするという対比になります。同じチームが、会場の中で性格の違う2つの夜景をつくることになります。

横浜銀行も会場に2か所

横浜銀行は、メインゲート正面の「横浜銀行 GREEN WALL」にも協賛しています。すべての来場者が最初に目にするグリーンウォールで、植物の色彩や形が時とともに移ろうという趣旨の展示です。

入口で来場者を迎えるグリーンウォールと、夜の会場を照らすプロジェクションマッピング。来場の最初と最後に横浜銀行の名前が出てくる配置になります。

上映時間、上映内容、実施日については発表されていません。続報が出たらこの記事に追記します。

HISTORY

旧覆土式火薬庫とは

GREEN×EXPO会場の中央には旧覆土式火薬庫があり、日本海軍の毒ガス保管に関わった施設とされています。覆土式とは、建物の上に土を盛って覆う構造のこと。爆発時の被害を抑えるためのつくりです。

会場となる旧上瀬谷通信施設は、戦後に米軍へ接収された土地です。旧日本海軍、そして米海軍と、軍事目的で使われてきた場所が、平和の象徴である国際博覧会の舞台になる。その中央に残る構造物に映像が投影されるというのは、単なる演出以上の意味を持ちます。

建物の内部が一般公開されるかどうかは未定です。今回明らかになったのは外観への映像投影であり、中に入れるかどうかは別の話になります。

海軍道路沿いにあった「引込線」

旧上瀬谷通信施設の跡地を南北に通る直線道路は「海軍道路」と呼ばれています。瀬谷区役所が設置した案内板(令和8年5月)によると、名前の由来は、この道路が旧日本海軍の物資輸送のために建設された海軍用道路だったことです。

案内板には、第二次世界大戦以前の跡地には日本海軍(横須賀海軍軍需部および第二海軍航空廠)の火薬庫や補給工場、倉庫などの海軍施設が置かれていたと書かれています。当時は海軍道路の東側に並行して、物資輸送のための専用線路「引込線」が敷かれ、瀬谷駅と海軍施設を結んでいました。

海軍道路がまっすぐなのは、引込線が海軍施設に向けて直線的に整備され、その線路に沿って車両用の道路も敷かれたためと考えられる、とも案内板は説明しています。現在の環状4号線のうち、瀬谷中学校交差点付近から国道16号線までの約2,850mが、横浜市の道路愛称事業で「海軍道路」と名付けられた区間です。

瀬谷区役所が設置した海軍道路の案内板。由来の説明文と海軍道路位置図
瀬谷区役所が設置した「海軍道路」の案内板(2026.8.31撮影)

国立国会図書館のレファレンス協同データベースでも、地形図や戦後の航空写真で瀬谷駅から延びる鉄道の専用線が確認できると紹介されています。

横浜市によると、この土地は米軍に接収される前は旧日本海軍の倉庫施設でした。1951年3月15日に接収され、返還は2015年6月30日。海軍道路は返還前から通行が認められており、1977年に施設内の道路用地が横浜市へ譲与され、1982年に施設内部分の2車線への拡幅が完成しています。

LOCATION

会場のどこにある?

旧覆土式火薬庫は、北エリアの農と食ビレッジの南側にあります。東にはマクニカ グリーンテック メッセ、南東にはテーマ館「ねっこ」があります。2026年10月9日に協会が更新した会場図では「旧覆土式火薬庫」と書かれています。

北エリア・農と食ビレッジ|歴史的建造物
会場マップ|ドラッグで移動、+−で拡大できます(スマホは2本指)。ピンをタップすると施設の情報が出ます
EXPO OVERVIEW

GREEN×EXPO 2027 開催概要

正式名称2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)
会期2027年3月19日(金)〜9月26日(日)/192日間
開場時間9時30分〜21時30分
会場旧上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区・旭区)
SUMMARY

農と食ビレッジに残る旧覆土式火薬庫に、映像を投影するプロジェクションマッピングが行われます。協賛は横浜銀行、映像・音響は蜷川実花 with EiMです。

日本海軍の毒ガス保管に関わった施設とされる建物が、そのまま夜のスクリーンになります。軍事目的で使われてきた土地が博覧会の舞台になるという経緯を考えると、残した構造物に光を当てるという選択自体にメッセージがあります。

上映時間や内容、内部の一般公開については未発表です。続報が出たらこの記事に追記します。

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