カタール|GREEN×EXPO2027パビリオン・展示紹介<2026.10.4更新>
カタール館は「繁栄するフリージ」2026年9月に横浜で起工カタール国
GREEN×EXPO 2027の公式参加契約第一号、カタール国。パビリオンの名前は「The Flourishing Fareej(繁栄するフリージ)」で、カタールの伝統的な街区「フリージ」を現代の建築で表します。デザインはカタール大学の学生コンペで選ばれ、2026年9月28日に横浜の会場で起工式が行われました。ナショナルデーは2027年5月10日(月)です。
| 国・地域 | カタール国 |
|---|---|
| パビリオン名 | The Flourishing Fareej(繁栄するフリージ) |
| 構成 | 4つの棟(The Beginning/The Roots/The Growth/The Bloom)とカタールの在来植物 |
| デザイン | カタール大学の学生コンペ「ムシェイレブ・デザインコンペ2025」の最優秀案 |
| 設計・施工・運営 | Studio Dodici(2026年6月11日に実施契約) |
| 工事 | 2026年9月28日に起工式 |
| 公式参加契約 | 2025年5月13日調印(協会の発表は2025年5月14日)・公式参加契約の第一号 |
| ナショナルデー | 2027年5月10日(月)・主催事場(仮称) |
カタールはどんな国?
カタールは中東のペルシャ湾に突き出た半島に位置する国です。首都はドーハです。
1971年にイギリスから独立しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | カタール国 |
| 位置 | 中東のペルシャ湾に突き出た半島 |
| 首都 | ドーハ |
| 公用語 | アラビア語 |
| 独立 | 1971年(イギリスから) |
カタール館「繁栄するフリージ」とは
カタール館の名前は「The Flourishing Fareej(繁栄するフリージ)」です。「フリージ」は、カタールの昔ながらの街区(近所づきあいのある住宅地)のこと。その考え方を現代の建築で読み直し、建築・自然・コミュニティがひとつにつながる場所としてつくります。
建物は4つの棟で構成されます。名前はそれぞれ、植物が芽を出してから花を咲かせるまでの段階になっています。
| 棟の名前 | 意味 |
|---|---|
| The Beginning | 始まり |
| The Roots | 根 |
| The Growth | 成長 |
| The Bloom | 開花 |
来場者の動線にはカタールの在来の植物や樹木が取り入れられます。設計はカタール建築の原則と現代のサステナビリティ基準にもとづき、横浜の気候に合わせたものになるとされています。建物と植物の空間のバランスを大切にし、緑そのものが展示体験の一部になる計画です。
館で伝えること
- サステナビリティと環境への責任
- 食料安全保障と、水などの資源の持続的な管理
- 園芸分野のイノベーション
- 人を中心にした都市づくりと、暮らしの質
カタールは前回のA1国際園芸博覧会「Expo 2023 Doha」の開催国です。カタールのジャベル・ビン・ジャララ・アル・マッリ駐日大使(カタール館政府代表)は、横浜への参加を「2023年に国際園芸博覧会を開催した経験の延長」と位置づけています。
デザインは学生コンペから
カタール館のデザインは、カタール大学の建築学生によるコンペで決まりました。カタール自治省、カタール大学、ドーハ中心部の再開発を手がけるムシェイレブ・プロパティーズの3者が開いた「ムシェイレブ・デザインコンペ2025(Msheireb Design Competition 2025)」で、カタール大学工学部 建築・都市計画学科の女子学生40人が参加しました。
最優秀に選ばれたのは同学科の学生の案で、2025年11月10日に自治大臣が発表しました。学術面はカタール大学、デザイン面はムシェイレブ・プロパティーズが指導し、出展テーマは「A Vision for the Future of Happiness(幸せな未来へのビジョン)」とされています。

デザインの土台になったのは、ドーハの再開発地区ムシェイレブの建築の考え方です。伝統的なカタール建築の美しさと、最新の環境技術を組み合わせるのが特徴です。若い世代の設計者を育て、国を代表するプロジェクトに参加してもらうことも、コンペのねらいのひとつでした。
区画と面積、完成予想図(パース)はまだ公開されていません。発表されたらこの章に追記します。
これまでの経緯と起工式
カタールは2025年5月13日、GREEN×EXPO 2027の公式参加契約を最初に結んだ国です。その後デザインを決め、2026年6月には設計・施工・運営までを任せる事業者と契約。9月には横浜の会場で工事が始まりました。
| 日付 | できごと |
|---|---|
| 2025年5月13日 | GREEN×EXPO協会と公式参加契約を調印(公式参加契約の第一号) |
| 2025年11月10日 | デザインコンペの最優秀案を発表(ドーハ) |
| 2026年6月11日 | Studio Dodiciと実施契約を調印(東京のカタール大使館)。設計・施工・運営・保守・撤去までを含む。カタール通信の発表は6月13日 |
| 2026年9月15日 | イベントリスト(第一弾)でナショナルデーが2027年5月10日と公表 |
| 2026年9月28日 | 横浜の会場で起工式。敷地がStudio Dodiciに引き渡され、工事の段階へ |
2026年6月11日 実施契約の調印
東京のカタール大使館で、アル・マッリ駐日大使とStudio Dodiciの代表が実施契約に署名しました。契約には、パビリオンの設計・施工・運営・保守・撤去までが含まれます。大使は「学術の創造性と国のビジョンを合わせた、国を挙げての共同作業の成果」と話しています。

2026年9月28日 横浜で起工式
横浜の会場で起工式が行われ、カタール館の工事が正式に始まりました。カタール側からはアル・マッリ大使、カタール参加委員会の委員長を務めるファイカ・アブドゥッラー・アシュカナニ副政府代表、自治省のプロジェクト管理責任者が、日本側からはGREEN×EXPO 2027の新美潤 政府代表と協会の小村事務総長が出席しました。敷地は施工を担うStudio Dodiciに引き渡されています。

| 項目 | 状況 |
|---|---|
| パビリオン名・構成 | 発表済み:The Flourishing Fareej(4つの棟) |
| 設計・施工・運営 | 決定:Studio Dodici |
| 工事 | 2026年9月28日に起工 |
| ナショナルデー | 発表済み:2027年5月10日(月)・主催事場(仮称) |
| 区画・面積 | 未発表 |
| 完成予想図 | 未公開 |
ナショナルデーはいつ?
カタールのナショナルデーは2027年5月10日(月)、会場は主催事場(仮称)です。開幕から数えて53日目で、平日にあたります。直前は5/9のボリビア、次は5/11のブータンです。
| 会場 | 主催事場(仮称) |
|---|---|
| 分類 | 公式式典・文化芸能披露 |
| 時刻・観覧 | 未発表 |
大阪・関西万博でのナショナルデー(2025年7月8日)
カタールは2025年の大阪・関西万博にも参加し、2025年7月8日(火)にナショナルデーを迎えました。11時からEXPO ナショナルデーホール「レイガーデン」で公式式典が開かれました。万博会場には、カタールパビリオンがありました。
| 項目 | 大阪・関西万博(2025年) |
|---|---|
| ナショナルデー | 2025年7月8日(火) |
| 公式式典 | 11:00〜 EXPO ナショナルデーホール「レイガーデン」 |
| パビリオン | カタールパビリオン |


画像・出典:大阪・関西万博 公式ブログ「7月8日は『カタール』のナショナルデー!」(2025年日本国際博覧会協会)
大阪・関西万博からおよそ2年。カタールは2027年5月10日(月)、GREEN×EXPO 2027でもナショナルデーを迎える予定です。
会場のどこにできる?
カタールの展示が入る区画は、まだ発表されていません。区画図には、国際機関や国ごとの屋外展示区画と、国際庭園の区画があります。
GREEN×EXPO 2027 開催概要
| 正式名称 | 2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027) |
|---|---|
| 会期 | 2027年3月19日(金)〜9月26日(日) |
| 会場 | 旧上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区・旭区) |
| 全体テーマ | Scenery of the Future for Happiness(幸せを創る明日の風景) |
5月にナショナルデー・スペシャルデーを迎える国
5月は10件のナショナルデー・スペシャルデーが予定されていて、カタールはその3番目です。
カタール館は「The Flourishing Fareej(繁栄するフリージ)」。伝統的な街区「フリージ」を現代の建築で表し、4つの棟と在来の植物で、サステナビリティや食料安全保障を伝えます。デザインはカタール大学の学生コンペで選ばれました。
2026年9月28日に横浜で起工し、ナショナルデーは2027年5月10日(月)です。区画・面積と完成予想図が発表されたら、この記事に追記します。
・GREEN×EXPO 2027 ナショナルデー・スペシャルデー一覧
・主催事場(仮称)は約500席|ナショナルデーとテーマフォーラムの舞台
・横浜園芸博・公式参加国がさらに拡大|74カ国・5機関公表へ
出典・関連リンク
・GREEN×EXPO協会「会期中のイベントリスト(第一弾)を公表」(2026.9.15)
・GREEN×EXPO協会「初の公式参加契約調印 国際出展第一号としてカタール国と調印式を実施」(2025.5.14)
・Qatar News Agency「Minister of Municipality Reveals Winning Design for Qatar Pavilion at Expo 2027 Yokohama」(2025.11.10)
・Qatar News Agency「Qatar Signs Contract for Implementation of Its Pavilion at Expo 2027 Yokohama」(2026.6.13)
・Qatar News Agency「Katar legt Grundstein für Pavillon auf GREEN×EXPO 2027」(2026.9.28)
・Gulf Times「Qatar lays foundation stone for its pavilion at ‘GREEN×EXPO 2027’」(2026.9.28)
・GREEN×EXPO 2027 公式サイト
※2026年10月4日時点の公開資料にもとづく内容です。日程は今後変更される可能性があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。









