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CREATE A GREEN FUTURE レポート|サカタのタネ・京急・AGC・東京海上日動と神奈川県、園芸博とのつながり

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2026年10月21日(水)、パシフィコ横浜で「CREATE A GREEN FUTURE」が開かれました。GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)をきっかけに、横浜・神奈川の企業や自治体がグリーンな未来への取り組みを持ち寄る共創イベントで、事務局は東京海上日動火災保険 横浜支店です。

東京海上日動、サカタのタネ、京浜急行電鉄、AGCの4社と神奈川県が登壇しました。この記事では、各社の発表のなかから園芸博と関連する内容を中心に、公式サイトの情報とあわせてまとめます。

CREATE A GREEN FUTURE 2026

園芸博とのつながり 早わかり

パシフィコ横浜

01東京海上日動

  • GREEN×EXPO協会と社員向けセミナー
  • サカタのタネと開幕200日前イベント

02サカタのタネ

  • 花・緑出展で5つの展示
  • 「世界を動かす、タネをまこう。」

03京浜急行電鉄

  • 園芸博のプラチナパートナー
  • みうらの森林に東京海上日動が参加

04AGC

  • つなぐ横浜館で水平リサイクルを展示
  • 二俣川小学校の窓ガラスなど

共創のコードネームは「MINATO」|テーマは脱炭素・生物多様性・循環経済

CREATE A GREEN FUTURE 横浜・神奈川で、想いがつながるグリーンな未来への共創がはじまる。地球と横浜の街並みのイメージ
CREATE A GREEN FUTUREの告知画像|画像:横浜みなとみらい21公式ウェブサイト

SECTION 01東京海上日動:園芸博をきっかけに踏み出した一歩

東京海上日動火災保険 横浜支店

1879年に海上保険から始まり、1908年に横浜に出張所を設けた東京海上日動。2026年には2つの支店を統合して新しい横浜支店が発足しました。気候変動、生物多様性の損失、自然災害リスクの増大は「損害保険の持続可能性にも関わる重要な課題」として、グリーンな未来づくりに挑戦すると話しました。

その一歩として紹介されたのが、園芸博を軸にした社内外の取り組みです。

時期取り組み
2025年9月5日BLOOMINGセミナー:GREEN×EXPO協会と共創。神奈川県内の社員が園芸博の意義を学ぶ
2026年8月31日開幕200日前の社内イベント:サカタのタネと共創。ひまわりの種をまき、環境の変化を学ぶ
2026年9月17日みうらの森林ワークデー:京浜急行電鉄と共創。森林保全の活動に参加
進行中山(小田原):小田原市森林組合と森林J-クレジットの創出へ
海(鎌倉):湘南漁業協同組合とブルーカーボンの創出へ
GREEN×EXPOとのつながり
  • GREEN×EXPO協会と社員向けセミナーを開催(2025年9月)
  • サカタのタネと開幕200日前のイベントを開催(2026年8月)
  • 東京海上日動は、三菱グループの出展「三菱みんなの未来館」の構成会社のひとつ
当サイトの記事「三菱みんなの未来館|GREEN×EXPO 2027パビリオン・展示紹介」のアイキャッチ関連記事三菱みんなの未来館|GREEN×EXPO 2027パビリオン・展示紹介東京海上日動・AGCも構成会社。24社の展示テーマと建築。›

SECTION 02サカタのタネ:「世界を動かす、タネをまこう。」

サカタのタネ

1913年に横浜で創業し、いまも横浜に本社を置く種苗会社です。世界で食べられているブロッコリーの種の約65%を供給していて、「研究所が畑、工場が畑」という、自然環境の影響を大きく受ける仕事だと紹介しました。

社会の課題を変えるには一人ひとりの行動の変化が欠かせない一方で、それは簡単ではありません。種をまき、植物が育つのを見ることが、自然の変化に気づき、考えるきっかけになる、という話でした。

サカタのタネは園芸博に花・緑出展として参加します。出展コンセプトは「世界を動かす、タネをまこう。」。グループで5つの展示を予定しています。

一粒のタネから花や野菜、まちの暮らしが広がるサカタのタネのキービジュアル。世界を動かす、タネをまこう。
サカタのタネのGREEN×EXPO 2027出展キービジュアル「世界を動かす、タネをまこう。」|画像:サカタのタネ(PR TIMES)
  • 庭園(国際出展ゾーン)「百花菜覧」:まだ世にない花をイメージしたオブジェ「ミライのハナ」を中心に、自社で開発した花や野菜で彩る
  • 特設館(Farm & Food Village)「旅するタネと私」:タネの標本、ショートストーリーの映像、種苗会社の仕事体験など
  • 屋内出展(2027年5月)「幸せの丘・ファームテーブル」
  • 屋内出展(2027年7月)「花と夢のなる木・花の咲く小径」
  • 庭園(Urban GX Village)サカタのタネ グリーンサービス「自然と溶け合う理想の暮らし」
花壇の上に立つオブジェ「ミライのハナ」と、野菜や花の絵が描かれた特設館「SEED JOURNEY 旅するタネと私」のイメージ
「ミライのハナ」(左)と特設館「旅するタネと私」(右)のイメージ|画像:サカタのタネ(PR TIMES)

研究畑出身の登壇者は、園芸博では植物を見て、触れて、かいで、食べて、五感で価値を感じてほしい、そして「私たち自身も生態系の一部」だと気づくきっかけに、と話しました。発表の最後は「グリーンエクスポが終わっても、明日をつくる今日は永遠に終わらない」という言葉で締めくくられました。

GREEN×EXPOとのつながり
  • 花・緑出展として、庭園・特設館・屋内出展など計5つの展示
  • 開幕200日前(2026年8月)に東京海上日動とひまわりの種をまくイベント
当サイトの記事「横浜園芸博のパビリオンは?ビレッジ別 出展企業リスト」のアイキャッチ関連記事横浜園芸博のパビリオンは?ビレッジ別 出展企業リストサカタのタネの特設館は農と食ビレッジ。›

SECTION 03京浜急行電鉄:再エネ100%の電車と「みうらの森林」

京浜急行電鉄

京急グループの3つの取り組みが紹介されました。

  • カーボンニュートラル:京急線の全線で、運行に使う電力を再生可能エネルギー由来に切り替え、CO2排出量を実質ゼロで運行。年間約10万トン(一般家庭約4万世帯分)の削減効果を見込む
  • newcal(ニューカル)プロジェクト:「New」と「Local」を合わせた名前で、沿線の7つのエリアで4つの事業を進めるエリアマネジメント。「CSRではなく沿線への長期投資」と位置づける
  • みうらの森林(もり)プロジェクト:開発用地だった約100haの社有林を、開発せずに保全する方針に転換。間伐材は木質バイオマス発電の燃料などに使い、その電力を葉山マリーナで使っている

みうらの森林プロジェクトでは、企業が「森林共創パートナー」として森づくりに参加できます。この日、東京海上日動が新たに共創パートナーに加わったことも紹介されました。

森の中で倒木の枝を切る参加者たち
みうらの森林プロジェクトの活動(2023年3月)|画像:京浜急行電鉄

発表の最後には、横須賀市・津久井浜海岸で開かれる「ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会」(2026年10月31日〜11月4日)も紹介されました。動力は風だけ、ウインドサーフィンは「究極のエコモビリティ」だそうです。

GREEN×EXPOとのつながり
  • 京急電鉄はGREEN×EXPO 2027のプラチナパートナー(2026年9月発表)。京急線の全駅・全車両でポスターを掲出し、2027年1月からはトレインジャック列車も運行予定
  • ウインドサーフィンW杯の会場では、11月3日に園芸博のPRブースが出る予定
駅の階段の壁に並ぶ「地球と。咲きに行こう。」のGREEN×EXPO 2027ポスター
羽田空港第1・第2ターミナル駅の階段のポスター(2026年10月16日 撮影)
京急の車内に吊られたGREEN×EXPO 2027の1日券の広告
京急車内広告(2026年10月16日 撮影)
当サイトの記事「ウインドサーフィンW杯横須賀2026|11/3は園芸博PRブース」のアイキャッチ関連記事ウインドサーフィンW杯横須賀2026|11/3は園芸博PRブース津久井浜海岸で10/31〜11/4。›

SECTION 04AGC:窓ガラスを窓ガラスへ、つなぐ横浜館で展示

AGC

建物を解体したあとの窓ガラスはどこへ行くのか、という問いから始まりました。建物から出る廃ガラスは年間50万トン以上とされ、その多くが埋め立てられたり、別の用途に回されたりしています。ガラスびんは約8割が元の製品に戻るのに対し、建築用の板ガラスはほぼ戻っていないそうです。

理由は、ガラスの製造工程が異物に弱いことと、分別・回収の仕組みが定着していないこと。そこでAGCは、窓の解体から分別・回収、中間処理、板ガラスの製造を経て、ふたたび建物の窓に戻す「窓から窓へ」の水平リサイクルに取り組んでいます。

横浜市とは、市立二俣川小学校の旧校舎を解体する際に出た窓ガラスを、新しい窓ガラスの原料にする実証を行いました。公共建築物の窓ガラスでの水平リサイクルは全国初とされています。

横浜市の公共建築物の解体から、廃サッシの回収・分解、ガラスカレット製造、AGCの板ガラス製造を経て新たな建物へ戻る流れの図
横浜市×AGC 公共建築物の窓ガラスの水平リサイクルの流れ|画像:横浜市・AGC(2025年11月21日発表資料)

園芸博では、横浜市の出展「つなぐ横浜館」で、この小学校の窓ガラスや太陽光パネルの水平リサイクルを、実物とカレット(細かく砕いたガラス)で紹介する予定です。AGCは2026年9月に横浜市と協賛契約を結んでいて、水平リサイクルの展示物を貸し出すほか、横浜のガラス資源と園芸博会場の土を素材にした賓客向けの記念品も提供します。目指すのは「横浜の建物のガラスを、横浜の建物へ」。建物のオーナー、建設・解体・物流、金融・行政・地域がそれぞれの役割でつながることが大切だと呼びかけました。

GREEN×EXPOとのつながり
  • 横浜市の出展「つなぐ横浜館」と連携。窓ガラスの水平リサイクルなど、ガラス素材のリサイクルの展示物を貸し出す(2026年9月24日 協賛契約)
  • 横浜のガラス資源と会場の土を素材にした、地域の循環を象徴する賓客向けの記念品を提供
  • AGCは「三菱みんなの未来館」の構成会社のひとつ
当サイトの記事「つなぐ横浜館|GREEN×EXPO 2027パビリオン・展示紹介」のアイキャッチ関連記事つなぐ横浜館|GREEN×EXPO 2027パビリオン・展示紹介AGCのほか、YKK APの内窓、三菱ガス化学のペロブスカイト太陽電池など協賛企業の展示。›

SECTION 05神奈川県:脱炭素の支援と県の出展

神奈川県 脱炭素推進局担当局長 前田優さん

神奈川県は2019年に「2050年脱炭素社会」の実現を表明し、2023年2月には2030年度までに温室効果ガスを50%削減(2013年度比)する目標を掲げました。2023年度の県内の排出量は5,015万トンで、2013年度から31.5%減っています。

企業向けには、取り組みの段階に合わせた支援パッケージを用意しています。

  1. 知る情報の収集と方針の検討。神奈川産業振興センターのカーボンニュートラル相談窓口で伴走支援
  2. 測るCO2排出量の算定と削減ターゲットの特定
  3. 減らす削減計画の策定と実行。省エネ設備や太陽光発電の導入などを補助

今年度の補助事業はすでに予算の上限に達していて、来年度分は年明けに発表したいとのことです。薄くて軽く、曲げられるペロブスカイト太陽電池など「かながわ発」の次世代型太陽電池の普及にも力を入れています。

最後に、園芸博は「脱炭素に向けた重要なきっかけ」とし、県出展エリアで脱炭素に関する常設展示を予定していると紹介しました。

GREEN×EXPO 2027の神奈川県出展エリアのイメージパース
神奈川県出展エリアのイメージ|画像:神奈川県(2026年1月28日発表)
GREEN×EXPOとのつながり
  • 神奈川県の出展テーマは“Vibrant INOCHI”一人ひとりの“いのちが輝く”
  • 県出展エリアで脱炭素に関する常設展示を予定(この日の発表から)
  • 屋外庭園の花壇やデッキに、大阪・関西万博の「大屋根リング」の木材を再活用する計画

SECTION 06結び:共創のコードネームは「MINATO」

東京海上日動火災保険 常務執行役員 渡部光明さん

「GREEN×EXPO 2027を一過性のイベントで終わらせず、グリーンな未来を未来世代につないでいきたい」。結びのあいさつでは、脱炭素・生物多様性・循環経済の3つのテーマを掲げ、勉強会や人材交流、フィールドワークを通じて共創を社会実装につなげていくと話しました。

この動きのコードネームとして発表されたのが「MINATO(みなと)」。多様な人・文化・技術が集まってきた横浜港のように、企業や自治体、大学、NPO、市民が集い、グリーンな未来へ船出する場にしたい、という思いが込められています。スライドには「集い、つながり、グリーンな未来へ船出する。」と添えられていました。

  • 01横浜港に重ねる、多様性と価値創造
  • 02企業・団体が集い、つながるターミナル
  • 03グリーンな未来へ、ともに船出する

SECTION 07当日のプログラム

時間内容
10:00開会・来賓あいさつ
横浜市 行財政局 共創・ファシリティマネジメント推進室長 喜多麻子さん
10:10基調講演「横浜の未来を拓く共創のカタチ ~次世代に何を遺すのか~」
木村 尚さん(NPO法人海辺つくり研究会 理事・事務局長)
11:00各社の取り組み紹介
東京海上日動火災保険 横浜支店/サカタのタネ/京浜急行電鉄/AGC
 神奈川県の脱炭素施策の紹介
神奈川県 脱炭素推進局担当局長 前田優さん
 閉会あいさつ・共創のコードネーム「MINATO」の発表
東京海上日動火災保険 常務執行役員 渡部光明さん
〜11:45集合写真・閉会

会場はパシフィコ横浜 会議センター5階 503。事務局は東京海上日動火災保険 横浜支店です。

SUMMARYまとめ

  • 10月21日、パシフィコ横浜で横浜・神奈川の共創イベント「CREATE A GREEN FUTURE」(事務局:東京海上日動 横浜支店)
  • 東京海上日動:GREEN×EXPO協会とのセミナー、サカタのタネとの開幕200日前イベント、京急の「みうらの森林」への参加
  • サカタのタネ:花・緑出展で計5つの展示。コンセプトは「世界を動かす、タネをまこう。」
  • 京急:全線で再エネ由来の電力。みうらの森林に東京海上日動が新たに参加。園芸博のプラチナパートナー
  • AGC:窓ガラスの水平リサイクル。つなぐ横浜館で二俣川小学校の窓ガラスなどを展示する予定
  • 神奈川県:県出展エリアで脱炭素の常設展示を予定
  • 共創のコードネームは「MINATO」。テーマは脱炭素・生物多様性・循環経済

どの会社も口をそろえたのは「一過性のイベントで終わらせない」ということ。開幕まで149日、園芸博のあとまで続く仲間づくりが横浜から始まりました。

2026年10月21日 オンライン参加。出典:サカタのタネ(PR TIMES・2026年9月15日、ニュースリリース・2026年3月19日/7月8日)、京浜急行電鉄(2024年9月4日、2026年9月8日)、横浜市・AGC(2025年11月21日)、神奈川県(2026年1月28日)。画像:横浜みなとみらい21(告知画像)、サカタのタネ、京浜急行電鉄、横浜市・AGC、神奈川県。羽田空港第1・第2ターミナル駅と京急車内の写真はfutureearth撮影(2026年10月16日)。

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