パビリオン・出展情報

フィリピン|GREEN×EXPO2027パビリオン・展示紹介<2026.10.11更新>

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フィリピン館
国際出展GREEN×EXPO 2027 パビリオン・展示紹介
フィリピン共和国の国旗

フィリピン館は「Bukás(開かれた)」|ランと棚田の庭で園芸を売り込むPhilippine Pavilion|フィリピン共和国

フィリピンは2026年5月25日、マルコス大統領の訪日にあわせて東京でGREEN×EXPO 2027の公式参加契約を結びました。割り当てられたのは庭園とパビリオンで436㎡。テーマは「Bukás: Gardens of the Bayanihan Spirit」です。7月には設計・施工を一括で担う事業者も決まり、ナショナルデーは2027年6月12日(土)に決まりました。10月11日には農業省が、ランの展示や棚田をモチーフにした庭など、館の中身を発表しています。この記事では、公表資料から分かっている内容をまとめます。

PAVILION DATA|基本情報
AREA436㎡
CONTRACT2026.5.25 調印
THEMEBukás開かれた
国・地域フィリピン共和国
主管農業省(DA)
陳列区域政府委員フランシスコ・ティウ・ラウレル・ジュニア 農業長官(フィリピン組織委員会 委員長を兼任)
出展テーマBukás: Gardens of the Bayanihan Spirit
施工BEYOND LIMITS K.K.(ターンキー契約・2026年7月7日付で決定)
ナショナルデー2027年6月12日(土)・主催事場(仮称)
CONCEPT

テーマ「Bukás」とバヤニハンの精神

Bukás: Gardens of the Bayanihan Spirit 開かれた ― バヤニハンの精神の庭

タガログ語の「Bukás」は「開かれた」という意味で、協働・イノベーション・連携に対して開かれている姿勢を表すとされています。副題の「バヤニハン(Bayanihan)」は、地域のみんなで助け合うフィリピンの相互扶助の精神を指す言葉です。

博覧会全体のテーマ「幸せを創る明日の風景」に合わせたもので、庭園とパビリオンを合わせて436㎡の区画に展開されます。

EXHIBITION

気候変動に強い農業を見せる

農業省の発表によると、展示ではフィリピンの文化、在来の知恵、熱帯の生物多様性、持続可能な農法を取り上げ、あわせて気候変動の影響を受けやすい国で、技術が農業をどう変えつつあるかを示すとしています。

ティウ・ラウレル農業長官は、今回の出展を「生きたビジネス・イノベーションの場」とも位置づけ、日本の投資家・技術提供者・小売・物流企業と、フィリピンの生産者・輸出企業をつなぐ役割を期待していると述べています。日本はフィリピンにとって農産物輸出の第2の市場で、2025年の輸出額は11億ドルでした。コーヒー、カカオ、ドリアン、アボカド、カラマンシー、アバカなどの高付加価値品目のほか、花き・観葉植物・天然繊維の販路拡大も視野に入れています。

GARDEN

ランと棚田の庭、商談の場も

農業省は2026年10月11日、園芸・都市農業のサミット「Pagsibol 2026: Philippine Horticulture and Urban Agriculture Summit」の場でGREEN×EXPO 2027への参加を打ち出し、館のテーマ「Bukás: Gardens of the Bayanihan Spirit」をあらためて披露しました。発表された展示の中身は次のとおりです。

Pagsibol 2026で「Prelude to Green Expo 2027」を発表する農業省のデ・サグン局長
「Pagsibol 2026」で「Prelude to Green Expo 2027」を発表するデ・サグン局長。会場はランや観葉植物で飾られていました(画像:フィリピン農業省)
項目発表の内容
植物・産品ラン「ワリンワリン(Waling-waling)」などフィリピンのラン、高級な熱帯果実、日本や海外の市場に売り込める高付加価値の園芸産品
庭のモチーフバナウェの棚田(Banaue Rice Terraces)とチョコレート・ヒルズ(Chocolate Hills)
祭りの要素パヒヤス(Pahiyas)、パナグベンガ(Panagbenga)、ディナギャン(Dinagyang)の3つの祭り
ビジネス産品の展示、ビジネスマッチング、海外商談ミッション(Outbound Business Mission)。生産者・農業起業家・中小企業と、海外のバイヤー・投資家・流通業者をつなぐ

力を入れるのは観賞用の園芸(花き・観葉植物)です。農業省によると、フィリピンは果実の輸出では強い立場にある一方、観賞用植物の存在感はまだ小さいとしています。農業省 農業マーケティング支援局(DA-AMAS)のジュニバート・デ・サグン局長は、サミットで「出展を通じて、この分野の成長と多角化の大きな可能性を示したい」と述べました。

ティウ・ラウレル農業長官は「私たちの園芸の伝統、生物多様性、グリーンイノベーション、そしてフィリピン人の創意とバヤニハンの力を見せたい」と語っています。

TOPICS

施工事業者が決定

農業省の入札委員会(DA-BAC)は2026年7月7日付で、フィリピン館のターンキー事業者にBEYOND LIMITS K.K.を決定したと公告しました。契約額は68,805,600.87ペソ。応札が1者で、要件を満たす見積として採用された形です。

項目内容
公告Notice of Award(2026年7月7日付)
調達番号PR No. 26-0276-AMAS-MDD/NP-001-26
受注者BEYOND LIMITS K.K.
契約額68,805,600.87ペソ

協会は国際参加者向けの資料で、設計から建築・造園の施工までを一括で請け負えるターンキー事業者の活用をすすめています。会期までの工期が短く、日本の一級建築士の関与が必要になるためです。フィリピンはその形を選んだことになります。

NATIONAL DAY

ナショナルデーはいつ?

フィリピンのナショナルデーは2027年6月12日(土)、会場は主催事場(仮称)です。2026年9月15日に公表されたイベントリスト(第一弾)で日程が明らかになりました。開幕から数えて86日目の土曜日で、6月に予定されている7件のうち3番目。アジアの国では、6月1日のベトナムに続く日程です。

NATIONAL DAY 2027 6/12 土
会場主催事場(仮称)
分類公式式典・文化芸能披露
時刻・観覧未発表
2026年9月15日に公表されたイベントリスト(第一弾)より。内容は今後変更される可能性があります。

週末にあたるので、来場の予定を合わせやすい日程です。式典の時刻や観覧の方法が発表されたら、この章に追記します。

PAST 2025年 大阪・関西万博の記録

大阪・関西万博でのナショナルデー(2025年6月7日)

フィリピンは2025年の大阪・関西万博にも参加し、2025年6月7日(土)にナショナルデーを迎えました。16時30分からEXPO ナショナルデーホール「レイガーデン」で公式式典が開かれました。万博会場には、フィリピンパビリオンがありました。

項目大阪・関西万博(2025年)
ナショナルデー2025年6月7日(土)
公式式典16:30〜 EXPO ナショナルデーホール「レイガーデン」
パビリオンフィリピンパビリオン
大阪・関西万博 フィリピンのナショナルデー 会場内で披露された伝統舞踊
会場内で披露された伝統舞踊(2025年6月7日)
大阪・関西万博 フィリピンのナショナルデー 会場内での伝統楽器の演奏
会場内での伝統楽器の演奏(2025年6月7日)

画像・出典:大阪・関西万博 公式ブログ「6月7日は『フィリピン』のナショナルデー!」(2025年日本国際博覧会協会)

大阪・関西万博からおよそ2年。フィリピンは2027年6月12日(土)、GREEN×EXPO 2027でもナショナルデーを迎える予定です。

LOCATION

会場のどこにできる?

区画番号は公表されていません。ただし2026年3月時点の国際出展の区画図で、436㎡に当てはまるのは2Aだけです。

面積が一致するというだけで、区画番号が公表されたわけではありません。区画割りは検討中の段階で、面積も変わる可能性があります。確定情報が出しだい更新します。

国際出展エリア|436㎡
国際出展エリアの区画図|ドラッグで移動、+−で拡大できます(スマホは2本指)。区画のピンをタップすると面積などが表示されます
EXPO OVERVIEW

GREEN×EXPO 2027 開催概要

正式名称2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)
会期2027年3月19日(金)〜9月26日(日)
会場旧上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区・旭区)
全体テーマScenery of the Future for Happiness(幸せを創る明日の風景)
6月のナショナルデー

6月にナショナルデーを迎える国

6月は7か国のナショナルデーが予定されています。アジアからはベトナム、フィリピン、ラオスの3か国です。国名から、それぞれの紹介記事に移動できます。

日付国
6/1(火)ベトナム社会主義共和国
6/11(金)コートジボワール共和国
6/12(土)フィリピン共和国
6/15(火)中央アフリカ共和国
6/18(金)エスワティニ王国
6/22(火)ラオス人民民主共和国
6/25(金)モザンビーク共和国
SUMMARY

フィリピン館は庭園とパビリオンで436㎡。テーマは「Bukás: Gardens of the Bayanihan Spirit」で、開かれた姿勢と相互扶助の精神を庭にする構成です。

展示ではフィリピンの文化・在来知・熱帯の生物多様性・持続可能な農法に加え、気候変動に強い農業技術を取り上げます。日本市場への販路づくりの場という位置づけも明確です。

10月11日には農業省が館の中身を発表しました。ワリンワリンなどのランや熱帯果実を並べ、バナウェの棚田とチョコレート・ヒルズをモチーフにした庭で、観賞用の園芸を日本市場に売り込みます。

ナショナルデーは2027年6月12日(土)、会場は主催事場(仮称)です。設計・施工は2026年7月にBEYOND LIMITS K.K.へ。区画番号は未公表ですが、面積からは2Aが該当します。確定情報が出しだい追記します。

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