パビリオン・出展情報

「やさしくなりたい。」STUDIO|GREEN×EXPO 2027パビリオン・展示紹介<2026.10.13更新>

mirai
Village出展等GREEN×EXPO 2027 パビリオン・展示紹介

「やさしくなりたい。」STUDIOは万博のファサード736個をドームに|ホップを育て、京都産業大学と展示も東邦レオ株式会社|Urban GX Village

東邦レオがGREEN×EXPO 2027に出展する「やさしくなりたい。」STUDIO。大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」の鉄製ファサードフレーム約736個をリユースし、建築家・永山祐子氏の構想でつる植物を這わせる編み込み構造「Living Lattice」の庭をつくります。ホップを育てて収穫体験とビールづくりにつなげ、夜には盆踊りも。2027年8月には京都産業大学との協働展示も予定されています。東邦レオにとっては1990年の大阪花の万博以来37年ぶり2回目のA1博出展です。

「やさしくなりたい。」STUDIOのイメージ
「やさしくなりたい。」STUDIO|出典:東邦レオ・日本GXグループ・細目大学横断研究室 プレスリリース(2026.5.25)
PAVILION DATA|基本情報
FRAME736個をリユース
AREAUrbanGX Village
A1博37年ぶり2回目
名称「やさしくなりたい。」STUDIO
出展者東邦レオ株式会社
テーマネイチャーポジティブを軸とした、自然の力を活かす社会課題解決技術(Nature-Based Solutions)
建築永山祐子(建築家)/緑化技術は東邦レオ
構造つる植物を這わせる編み込み構造「Living Lattice」
位置会場西エリア「Urban GX Village」
特徴大阪・関西万博「ノモの国」の資材をリユース/ランドスケープに特化
連携「AERAやさしくなりたいプロジェクト」(小山薫堂 氏)/京都産業大学(2027年8月に協働展示)
前回のA1博出展1990年 国際花と緑の博覧会(大阪花の万博)
特設サイトyasashikunaritai.studio(2026年4月19日公開)
REUSE

「ノモの国」のファサードがドームになる

東邦レオは、パナソニックホールディングスおよび永山祐子建築設計との協業により、大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」の建築資材をGREEN×EXPO 2027でリユースすることを決めました。

資材数量
鉄製ファサードフレーム約736個
照明40台
スピーカー12台
ミスト設備一式

ファサードフレームは、建築家・永山祐子氏のデザインによるものです。単なる資材の転用にとどまらず、美しさとテクノロジー、そして環境思想が融合した建築の想いを引き継ぐことで、GX(グリーントランスフォーメーション)がもたらす未来都市の風景を世界に示していくとしています。

リユースの具体像について、永山祐子氏はこう話しています。「8の字形の鉄製フレームでドームを形成し、そこに緑をまとわせていくことを考えている」。

大阪・関西万博 パナソニックグループパビリオン「ノモの国」
2025年大阪・関西万博 パナソニックグループパビリオン「ノモの国」|出典:東邦レオ

大屋根リングの木材や、住友林業の「緑配便®」で運ばれた樹木と並ぶ、万博からのレガシー継承の一つです。ただしこちらは設計者ごと引き継いでいる点が違います。同じ建築家が、同じフレームで、別のかたちを設計し直すことになります。

この象徴的なファサードを継承し、「幸せを創る明日の風景」をテーマに掲げるGREEN×EXPO 2027において、訪れるすべての人に自然の美しさと調和を体感してもらい、自然への理解と愛着を深める機会を提供する予定です。

CONCEPT

植物が構造になる「Living Lattice」

つよさより、やわらかさを。所有より、分かち合いを。完成より、育つことを。 特設サイトに掲げられたコンセプト

2026年4月19日に公開された特設サイトでは、目指す場所を管理された緑ではなく、人と植物が時間をかけて編み合う場所と説明しています。訪れた人が肩の力を抜き、誰かにも自分にもやさしくなれる「実験の庭」です。

東邦レオの緑化技術と、建築家・永山祐子氏の構想を組み合わせ、植物そのものが構造になる建築を目指すとしています。その骨組みが編み込み構造「Living Lattice」。しなやかな線材を編み込んでつる植物を這わせ、時間とともに葉が茂り、骨組みが緑に溶け込んでいく仕組みです。

開館は開幕日と同じ2027年3月19日。会期の半年をかけて、緑が骨組みを覆っていく過程そのものが見どころになります。

PROGRAM

ホップを育てて、ビールにする

植栽として検討されているのが、つる性植物のホップです。ホップは1年で成長し、収穫してビールの原料になります。2026年5月のキックオフイベントでも、パビリオンの象徴となるホップの苗が植えられました。

夏ごろには来場者が収穫体験に参加できるようにし、その収穫物を使ったビールづくりへとつなげる構想があります。

会期が3月から9月という長さだからできることです。開幕時に植えたものが、会期中に収穫できる。植物の一年と、博覧会の半年が重なります。

夜には盆踊りも

夜には盆踊りなどのイベントも予定されています。夕日を背景にした空間で、大人も子どもも楽しめる「公園のようなパビリオン」を目指すとしています。

大人はビールを楽しみながら、子どもたちの遊ぶ様子をやさしく見守る。そんな光景そのものが「やさしさ」を体現する場になることが期待されています。

COLLABORATION

京都産業大学と協働展示(2027年8月)

2026年6月19日、京都産業大学は、GREEN×EXPO 2027で「やさしくなりたい。STUDIO」との協働展示を行うと発表しました。学生も準備と運営に加わります。

項目内容
テーマ自然との対話 ―植物・生態系との会話を通じて、環境と人の未来を考える―
特別展示2027年8月7日(土)〜8月20日(金)/「やさしくなりたい。STUDIO」
屋内展示2027年8月7日(土)〜8月15日(日)/屋内展示ブース「花・緑出展(自然から学ぶ・体験する)」

夏のこの時期は、ホップの収穫体験が構想されている季節とも重なります。8月に訪れると、STUDIOと屋内出展施設の両方で同じテーマの展示を見られることになります。

LANDSCAPE

5社共創会議で通りをつくる

東邦レオは1990年の「大阪花の万博」以来、37年ぶり2回目となるA1クラスの国際博覧会への出展にあたり、ネイチャーポジティブを軸とした自然の力を活かす社会課題解決技術(Nature-Based Solutions)の発信を掲げています。

本出展はランドスケープに特化した内容となる予定で、企業の枠を超えた景観づくりに挑戦します。

同じエリアに出展する鹿島建設、竹中グループ、大和ハウス工業、住友林業の4社とともに「5社共創会議」を立ち上げ、各社が集う通りをいかに魅力的に演出するか、議論を重ねています。

パビリオンは自社の敷地のなかで完結しがちですが、こちらは敷地と敷地のあいだ、つまり通りをどうつくるかという取り組みです。

出展のイメージ
出展のイメージ|出典:東邦レオ プレスリリース(2026.5.25)
PROJECT

地域の自然資本を事業と共創へつなぐ

東邦レオ、日本GXグループ、細目大学横断研究室の3者が進めるのが「地域の自然資本を事業と共創へつなぐプログラム」です。2027年の開幕に向けて、地域に根ざした実践を段階的に育て、社会にひらかれた取り組みとして進められます。

時期内容
2026年度企業・自治体・研究者・地域の担い手との対話を重ねながら、各地のフィールドで先行的な実践や研究連携を立ち上げる。得られる知見を整理し、地域の自然資本を政策・事業・市民参加へと接続する枠組みとして発信する
2027年3月〜「やさしくなりたい。STUDIO」を拠点に、会期前から育まれてきた取り組みを紹介し、来場者や参画主体との新たな対話と連携を生み出す
会期後各地での実践へとつながる継続的な枠組みとして展開していく

会期前・会期中・会期後の3つが最初から設計されています。パビリオンを終点ではなく中継点として置くという構えです。

LOCATION

会場のどこにできる?

「やさしくなりたい。」STUDIOがあるのは、会場西エリアのUrban GX Villageです。

Urban GX Village
会場マップ|ドラッグで移動、+−で拡大できます(スマホは2本指)。ピンをタップすると施設の情報が出ます
ARCHIVE

これまでの動き

九段ハウスでキックオフイベント(2026.5.27)

「やさしくなりたい。STUDIO」の始動を記念して、2026年5月27日(水)に東京・九段の九段ハウス(山口萬吉邸)でキックオフイベントが開かれました。登壇者がパビリオンの象徴となるホップの苗を植える植樹セレモニーと、特別トークセッションが行われています。

登壇者肩書き
小山薫堂 氏「AERAやさしくなりたいプロジェクト」スペシャルオーガナイザー
永山祐子 氏建築家
木村恵子 氏「AERAやさしくなりたいプロジェクト」統括
三田豊 氏東邦レオ株式会社 GREEN×EXPO 2027推進室ディレクター

このプロジェクトは、小山薫堂氏が率いる「AERAやさしくなりたいプロジェクト」と連携しています。

キックオフイベントの様子
「やさしくなりたい。STUDIO」キックオフイベント(2026.5.27撮影)

初期のイメージパース

ARCHIVE
初期のイメージパース
初期に公開されていたイメージパース|出典:東邦レオ
EXPO OVERVIEW

GREEN×EXPO 2027 開催概要

正式名称2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)
会期2027年3月19日(金)〜9月26日(日)/192日間
開場時間9時30分〜21時30分
会場旧上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区・旭区)
VILLAGE

Urban GX Villageとは

「Urban GX Village」は、グリーン社会を実現する最新テクノロジーと出会えるエリアです。

このエリアには横浜市の「建物空間を活用した発信拠点」があるほか、とうきゅうグループ館、Mobi+、NTT EAST館、KAJIMA TREE、エンドレスハートパーク、大林組モリソラミライ、三菱みんなの未来館など、Village出展が集まります。飲食の営業出店も多いエリアです。

SUMMARY

「やさしくなりたい。」STUDIOは、東邦レオによるUrban GX VillageへのVillage出展です。大阪・関西万博「ノモの国」の鉄製ファサードフレーム約736個をリユースし、永山祐子氏の構想で、つる植物を這わせる編み込み構造「Living Lattice」の庭をつくります。

植栽にはホップが検討されており、夏の収穫体験からビールづくりへつなげる構想も。夜には盆踊り。「公園のようなパビリオン」を目指します。2027年8月7日〜20日には京都産業大学との協働展示も予定されています。

同じエリアの4社と「5社共創会議」を立ち上げ、通りの景観づくりにも取り組んでいます。開館は2027年3月19日。続報が出たらこの記事に追記します。

あわせて読みたい
・【レポート】「やさしくなりたい。STUDIO」キックオフイベント
・【GREEN×EXPO DiRECT #4】東邦レオのビレッジ出展
・シミズ 森のまち|大屋根リングの木材で敷地全面を覆う
・住友林業館「ひゃくの森」|トンネルからデッキへ、100の視点で森を見る
・【保存版】横浜園芸博のパビリオンは?|Village別 出展企業リストと最新情報

出典・関連リンク
・やさしくなりたい。STUDIO|東邦レオのVillage
・「やさしくなりたい。」STUDIO|Instagram
・京都産業大学、GREEN×EXPO 2027、東邦レオ Village出展「やさしくなりたい。STUDIO」にてコラボレーション決定!(PDF)(2026.6.19)
・東邦レオ・日本GXグループ・細目大学横断研究室、GREEN×EXPO 2027「やさしくなりたい。STUDIO」を起点に、地域の自然資本を事業と共創へつなぐプログラムを始動(2026.5.25)
・【5/27開催】大阪・関西万博のレガシーを、横浜の地で育む「循環型」の新プロジェクト「やさしくなりたい。STUDIO」(2026.5.8)
・東邦レオ、GREEN×EXPO 2027でパナソニックパビリオン「ノモの国」をリユース(2025.7.29)
・持続可能な街づくりに取り組む東邦レオ 37年ぶり2回目の国際園芸博覧会(A1クラス)GREEN×EXPO 2027 Village出展内定決定(2024.10.1)
・大阪・関西万博「ノモの国」の外装が横浜花博へ、東邦レオが緑のドーム状施設で再利用(2025.9.1)
・【GREEN×EXPOのキーパーソン】グリーンを活用したイノベーションへ 東邦レオ・小山田哉氏|JAcom(2026.2.12)
・東邦レオ株式会社
・GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)オフィシャルサイト

※2026年10月時点の公開情報にもとづく内容です。展示内容・プログラムは今後変更される可能性があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
ABOUT ME
ミライ
ミライ
地球のミライについて考える個人サイト。大阪・関西万博やGREEN×EXPO(横浜園芸博)を応援しています。
記事URLをコピーしました