花・緑出展

横浜植木|GREEN×EXPO 2027 パビリオン・展示紹介

mirai
花・緑出展GREEN×EXPO 2027 パビリオン・展示紹介

横浜植木|GREEN×EXPO 2027 パビリオン・展示紹介横浜植木株式会社|屋外出展・屋内出展(短期間)

明治時代に横浜で生まれ、日本人の手で初めて植物の輸出入を始めた横浜植木株式会社が、GREEN×EXPO 2027の花・緑出展に参加します。屋外では、キッズビレッジの「⑤伝統と歴史の庭②」に庭をつくり、屋内出展施設では6〜7月の2つの週に展示します。2026年5月の横浜フラワー&ガーデンフェスティバルのブースでは、横浜生まれのクインシーメロンをはじめとするメロンの展示があり、GREEN×EXPO 2027でもこのような展示を予定しているという話がありました。

横浜植木のブースの壁。「横浜植木株式会社は、2027年国際園芸博覧会 花・緑出展の準備を進めております。」と書かれたパネルと、トゥンクトゥンクのバルーン
横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2026の横浜植木のブース。「2027年国際園芸博覧会 花・緑出展の準備を進めております。」(2026年5月4日撮影)
GARDEN DATA|基本情報
SINCE1890(明治23年創業)
OUTDOOR⑤の4番伝統と歴史の庭②
INDOOR2週第⑮・⑱週
出展者横浜植木株式会社/横浜市南区(種苗・園芸・造園)
区分花・緑出展(企業・団体・個人)/屋外出展・屋内出展(短期間)
屋外キッズビレッジ「⑤伝統と歴史の庭②」の4番(協会の花・緑出展 配置図・2026年10月9日時点)
屋内第⑮週 6月26日(土)〜7月4日(日)A棟「自然と循環する暮らし」
第⑱週 7月17日(土)〜7月25日(日)C棟「盛夏を彩る花から考えるサステナブル」
展示内容未発表(2026年5月のブースではメロンを中心に展示)
PREVIEW

5月のブースで見えたもの

展示の内容はまだ発表されていません。2026年5月4日に横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2026の横浜植木のブースを訪ねると、主役はメロンでした。ブースでは、GREEN×EXPO 2027でもこのような展示を予定しているという話がありました。

横浜生まれのクインシーメロン

入口のサイネージには「横浜生まれのメロン、クインシーメロン。」の文字。赤肉のメロンの断面と一緒に、「帰り道に、スーパーか果物屋さんへ。」と呼びかけていました。

「帰り道に、スーパーか果物屋さんへ。横浜生まれのメロン、クインシーメロン。」と表示されたサイネージと、横浜植木のブース
「横浜生まれのメロン、クインシーメロン。」のサイネージ(2026年5月4日撮影)

クインシーメロンは、横浜植木が1989年(平成元年)に発表したメロンです。名前は、女王を意味する「クイーン」と、健康的な「ヘルシー」を組み合わせた造語です。

  • 果肉:オレンジ色(サーモンピンク)の赤肉で、厚くてなめらか。赤肉のメロンに多いβ-カロテンを含む
  • 見た目:果皮に細かい網目(ネット)が入るネットメロン
  • 味:糖度は15〜17度ほどと高く、果汁が多い。それまでの赤肉メロンにあった独特の香りや日持ちの短さ、糖度の低さを改良した品種とされる
  • 扱いやすさ:実がしっかりしていて、切っても汁が出にくく、カットフルーツにも向く
  • 産地と旬:熊本県・茨城県・山形県などが主な産地。旬は4〜7月ごろで、5〜6月にいちばん多く出回る

横浜植木は1965年ごろからメロンの品種開発に取り組んできました。横浜の会社が育てた品種が、全国の産地で作られ、店頭に並んでいます。

日本と世界のメロンを食べ比べるように見る

壁には「日本のメロン」「メロンの歴史」「世界のメロン」の3枚のパネル。その下に、本物のメロンが種類ごとに並んでいました。

  • アールス系メロン:立体栽培で1株に1果。アンテナ(つる)付きで贈答用が多く、芳醇な香りが特徴
  • 地這(じばい)メロン:1株に3〜4果。アンテナなしで、品種名で売られることが多い
  • 黄肌ノーネット系メロン・ノーネット系メロン:網目のないメロン
  • マクワウリ:弥生時代から日本で栽培されてきた、東洋のメロンの仲間
「日本のメロン」「メロンの歴史」「世界のメロン」のパネルと、その下に並ぶアールス系メロン、地這メロン、黄肌ノーネット系メロン、ノーネット系メロン、マクワウリの実物
3枚のパネルと、種類ごとに並ぶメロンの実物(2026年5月4日撮影)

「メロンの歴史」のパネルでは、東アフリカ・インド周辺の原産地から西洋と東洋へ広がり、南北アメリカ、そして日本へ伝わった道のりを紹介。最後は「未来へ」として、各地の風土や嗜好に合い、栽培の課題を解決する品種の開発が続いていることを伝えていました。

ブースの奥には巨大なメロン

ブースの奥には、人の背丈ほどのメロンのバルーン。網目は麻の葉の模様で描かれ、横にはメロンの苗も置かれていました。

麻の葉模様の網目が描かれた大きなメロンのバルーンと、支柱を立てたメロンの苗
麻の葉模様の巨大メロンと、メロンの苗(2026年5月4日撮影)

ペチュニア「ヨコハマシリーズ」

花の展示では、横浜植木のペチュニア「ヨコハマシリーズ」が並んでいました。案内には「ブルーシャトー」「レモーネ」「レッドマジェスティ」「ムーンライト」「トワイライト」「レザン」などの名前。鉢には、トゥンクトゥンクとGREEN×EXPO 2027のバルーンが立てられていました。

ペチュニア ヨコハマシリーズの鉢植えと品種の案内。鉢にトゥンクトゥンクとGREEN×EXPO 2027のバルーン
ペチュニア「ヨコハマシリーズ」とトゥンクトゥンクのバルーン(2026年5月4日撮影)
LOCATION

会場のどこにできる?

屋外の出展場所は、キッズビレッジの「⑤伝統と歴史の庭②」です。協会が2026年10月9日に公開した花・緑出展の配置図では、出展者は2件。横浜植木は4番で、隣の5番はTEAM OSAKA(大阪府大阪市・共同出展)です。

⑤伝統と歴史の庭②|4番
会場マップ(花・緑出展)|横浜植木の区画番号が光っています。ドラッグで移動、+−で拡大できます(スマホは2本指)
INDOOR

屋内出展(6月・7月)

屋内出展施設では、9日ごとに入れ替わる短期間の展示に2回参加します。テーマと棟は、協会が2026年10月9日に公開した「出展週別リスト」のものです。

  • 第⑮週 2027年6月26日(土)〜7月4日(日)|A棟「自然と循環する暮らし」
  • 第⑱週 2027年7月17日(土)〜7月25日(日)|C棟「盛夏を彩る花から考えるサステナブル」

同じ週のほかの出展者は、花・緑出展<屋内出展(企業・団体・個人)>一覧で見られます。

EVENT

イベントでのPR

横浜植木は、開幕に向けて横浜のイベントにもブースを出しています。

横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2026(5月2日〜4日)

5月2日(土)〜6日(水・休)に開かれた日本最大級の園芸イベント「横浜フラワー&ガーデンフェスティバル2026」に、2日(土)〜4日(月・祝)の3日間出展しました。横浜植木は「1人でも多くの方に『みどり』の体験を持ち帰っていただく」ことを目的にブースを用意し、「せっかく横浜来たんだし、ウエキに寄らなきゃ損じゃん!」と呼びかけていました。ブースの様子は、この記事の「5月のブースで見えたもの」で紹介しています。

新横浜パフォーマンス2026(10月17日・18日)

10月17日(土)・18日(日)の「新横浜パフォーマンス2026」では、GREEN×EXPO PRエリアに出展。横浜植木の公式Instagramをフォローした人に、横浜植木が育てた神戸ビオラの苗をプレゼントしました(2日間で限定1,000ポット)。

白いテーブルに並ぶビオラの苗のポット。ラベルにはうさぎの絵と「GRAND BUNNY」「BUNNY」の文字
新横浜パフォーマンス2026でプレゼントされた神戸ビオラの苗(10月17日)

当日の会場の様子は、新横浜パフォーマンス2026のレポートで紹介しています。

ABOUT

横浜植木とは?

本社は横浜市南区唐沢。種苗・園芸・造園の3つの事業を手がける会社で、1890年(明治23年)2月に「有限責任横浜植木商会」として創業し、1891年6月に「株式会社横浜植木商会」を設立しました。英語の社名はThe Yokohama Nursery Co., Ltd.です。

  • 種苗:静岡県菊川市の研究農場で野菜や花の品種を開発。世界で初めての種なしピーマン「タネなっぴー」(2010年開発)、2019年の大嘗祭で献上したダイコン「武虎」など
  • 園芸:花苗や園芸用品。1927年発売のロングセラー殺蟻剤「アリメツ」も
  • 造園:公園の工事や管理。港の見える丘公園の工事で建設省都市局長賞(2009年)

企業理念のビジョンには「幸せを育む。」を掲げ、「グローバル・グリーン企業として地球環境の向上に寄与し美しい緑と笑顔を世界中に発信し続けます」としています。会社のサイトには「横浜植木は2027年国際園芸博覧会の横浜開催を応援しています」のバナーもあります。

HISTORY

「花と緑で世界を結んだ」歩み

創業者は鈴木卯兵衛。明治のはじめ、植物の貿易は居留地の外国人商人が握っていました。会社の「歩み」によると、卯兵衛は日本人の手で日本の園芸・庭園文化を欧米へ伝え、欧米の園芸・造園文化を日本に持ち帰りたいと考え、日本人の商社として初めて植物類の輸出入を始めました。創業と同時に、サンフランシスコに支店を開いています。

ピンクの斑点のあるユリなど、色とりどりのユリが描かれた「LILIES OF JAPAN」の表紙
海外向けの商品カタログ「Lilies of Japan」|画像:横浜植木「Since 1891 横浜植木の歩み」

明治の横浜からは、ヤマユリやカノコユリなど日本のユリの球根(ユリ根)が欧米へ輸出されました。横浜植木も海外向けのカタログ「Lilies of Japan」をつくり、ユリをはじめ日本の植物を世界に届けました。

  • 1890年 有限責任横浜植木商会を創業。日本人商社として初めて植物類の輸出入を始める。サンフランシスコ支店を開設
  • 1897年 輸出用の花菖蒲を育てるため、磯子に花菖蒲園を開設
  • 1898年 ニューヨーク事務所を開設
  • 1907年 ロンドン支店を開設。草花の種子を小袋で国内でも売り始める
  • 1912年 東京市がワシントンに贈った桜の輸出業務を手がける。いまのポトマック河畔の桜
  • 1913〜1939年 英国のチェルシーフラワーショーに毎年出展し、多くの賞を受ける
  • 1945年 敗戦で海外の支店・出張所を閉鎖
  • 1965年〜 静岡県に菊川研究農場を開き、野菜・花の品種開発に力を入れる

2021年には創立130周年を迎え、記念の本『百花繚乱「横浜植木物語」〜花と緑で世界を結んだ先駆者の歩みを追憶〜』(誠文堂新光社)を出しています。会社のYouTubeでも、歩みを紹介する動画を公開しています。

横浜植木物語【歴史編】〜明治から未来へ、緑を繋ぐ軌跡〜|動画:横浜植木チャンネル(YouTube)

EXPO

博覧会とのかかわり

横浜植木は、明治・大正の万国博覧会に盆栽と日本庭園を出品してきました。

  • 1893年 シカゴ:コロンブス世界博覧会に盆栽と日本庭園を出品し、好評を得る
  • 1910年 ロンドン:日英博覧会に盆栽と日本庭園を出品し、名誉大賞。英国王立園芸協会からも銀製の大盃2個
  • 1915年 サンフランシスコ:パナマ太平洋万国博覧会に盆栽や日本庭園を出品し、名誉大賞1、名誉賞1、金牌6、銀牌5
鉢に植えられたヒノキの盆栽の古い写真
1910年の日英博覧会に出品したヒノキの盆栽|画像:横浜植木「Since 1891 横浜植木の歩み」

海外の博覧会で日本の庭を見せてきた会社が、今度は地元・横浜の国際園芸博覧会に出展します。出展場所の「伝統と歴史の庭②」は、協会の説明では「培われてきた歴史と伝統を礎に、幸せを創る明日の風景を創造する作品」が集まる庭です。

EXPO OVERVIEW

GREEN×EXPO 2027 開催概要

正式名称2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)
会期2027年3月19日(金)〜9月26日(日)
会場旧上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区・旭区)
全体テーマScenery of the Future for Happiness(幸せを創る明日の風景)
SUMMARY

横浜植木は、キッズビレッジ「⑤伝統と歴史の庭②」の4番に屋外の庭をつくり、屋内出展施設では6月26日〜7月4日と7月17日〜7月25日に展示します。

展示の内容はまだ発表されていませんが、2026年5月の横浜フラワー&ガーデンフェスティバルのブースでは、横浜生まれのクインシーメロンや日本と世界のメロン、巨大なメロンのバルーン、ペチュニア「ヨコハマシリーズ」が並び、GREEN×EXPO 2027でもこのような展示を予定しているという話がありました。

1890年に横浜で創業し、日本人の商社として初めて植物の輸出入を始めた会社です。シカゴ、ロンドン、サンフランシスコの博覧会に盆栽と日本庭園を出品してきた会社が、地元・横浜の国際園芸博覧会に出展します。

ABOUT ME
ミライ
ミライ
地球のミライについて考える個人サイト。大阪・関西万博やGREEN×EXPO(横浜園芸博)を応援しています。
記事URLをコピーしました