大林組モリソラミライ|GREEN×EXPO 2027パビリオン・展示紹介<2026.10.30更新>
大林組 モリソラミライは「もりの国」と「そらの国」|切り株の形をした仮設材の展示館株式会社大林組|Urban GX Village
大林組がGREEN×EXPO 2027に出展する「大林組 モリソラミライ」。館名は、展示の舞台となる2つの国——自然と共生する理想都市「もりの国」と、宇宙との暮らしが日常になった「そらの国」——に由来します。建物のモチーフは“切り株”で、工事現場で使うリユース可能な仮設材をふんだんに使用。森林と共に生きる街「LOOP50」や宇宙エレベーター構想も紹介される予定です。
| 名称 | 大林組 モリソラミライ |
|---|---|
| 出展者 | 株式会社大林組 |
| 出展コンセプト | New Sustainable Life with MAKE BEYOND |
| メッセージ | 自然で心地よい幸せが続く |
| 建物 | リユース可能な仮設材による“切り株”モチーフの展示館 |
| 位置 | 会場西エリア「Urban GX Village」 |
| 出展意向の表明 | 2024年12月/館名の決定は2026年3月19日 |
| 工期 | 2026年2月 着工/2027年2月 竣工予定 |
| ユニフォーム | 「ミライのアテンダント」/白とオレンジ基調(2026年9月15日にデザイン決定) |
| 特設サイト | expo2027yokohama.obayashi.co.jp |
| 公式Instagram | @obayashi_morisoramirai(2026年10月20日開設) |
「もり」と「そら」と「みらい」
展示館の名前は2026年3月19日に決まりました。「大林組 モリソラミライ」。
この名前は、展示の舞台となる2つの国から来ています。
| 国 | 設定 |
|---|---|
| もりの国 | 自然と共生する理想の都市 |
| そらの国 | 宇宙との暮らしが日常になった国 |
もり+そら+みらい。館名がそのまま展示の構成になっています。訪れた人は、この2つの国を舞台に未来のものづくりを体験することになります。
建設会社が森と宇宙を並べるのは、大林組にとっては自然なことです。地上でつくるものと、宇宙でつくるもの。どちらも同じ「ものづくり」として扱われています。
自然で心地よい幸せが続く
出展コンセプトは「New Sustainable Life with MAKE BEYOND」、未来に向けたメッセージは「自然で心地よい幸せが続く」です。
人類は、ものづくりによって暮らしを便利で豊かにしてきました。しかしその発展の裏側で、地球に大きな負荷をかけてきました。今、私たちにできることは何でしょうか。
かつての美しい地球を取り戻し、人も自然も、我慢しないで心地よい暮らしがずっと続く。そんな未来をつくることはできるのでしょうか。
注目したいのは「我慢しないで」という言葉です。環境の話は、何かを我慢する話になりがちです。そこをあえて否定してから始める——建設会社らしい、つくることを肯定する立場からのメッセージだと思います。
結びはこうです。地球と人の幸せをつなぐ、未来のものづくり。さあ、あなたの手で、理想の未来を描きましょう。
この出展の土台にあるのが、大林グループの長期ビジョンです。2050年のあるべき姿を「地球・社会・人」と大林グループのサステナビリティ実現と定義しており、Urban GX Villageでは未来の期待感を感じられる展示・体験プログラムを通じて、見据える「サステナブルな未来社会」への思いを発信するとしています。
切り株の形をした、仮設材の展示館
建物のモチーフは“切り株”です。Explorer(開拓者)として木を使い未来を切り拓いていく大林組を表しています。
使われるのは、工事現場で使われるリユース可能な仮設材。これをふんだんに使い、大林組の現場(つくる場)とこの空間(未来をつくる場)をシンクロさせるとしています。
展示館をつくるために特別な材料を用意するのではなく、いつもの現場で使っているものを持ってくる。設計者は「規格寸法の制約をデザインに変える」と表現しています。決まったサイズしかない仮設材を、そのまま形の手がかりにするという発想です。
他の出展が「前の万博の資材を再利用する」形でレガシーを語るのに対し、大林組は日常の現場の資材で同じことを言っています。仮設材はもともと何度も使い回されるものなので、会期後もまた現場へ戻ることになります。実際に、木の外装パネルは会期終了後に工事現場の仮囲いなどに加工のうえ転用される予定です。
LOOP50と宇宙エレベーター
森林と共に生きる街「LOOP50」
「LOOP50」は、日本の豊かな森林資源を最大限に活用し、持続可能性と魅力ある暮らしを両立させる、中山間地域の新しい街の提案です。大林組が2017年11月に構想を発表しました。
展示では、この「LOOP50」の世界観を実際に体験できます。「もりの国」の中身にあたる部分です。
宇宙エレベーター
会場では宇宙エレベーターのような未来構想も紹介される予定です。こちらは「そらの国」につながります。
2017年の構想と、宇宙への構想。どちらも実現はまだ先ですが、大林組が長く温めてきたテーマです。それを半年間の展示館で見せることになります。
会場のどこにできる?
大林組 モリソラミライがあるのは、会場西エリアのUrban GX Villageです。
着工から竣工まで、工事の歩み
展示館は2026年2月に着工し、2027年2月の竣工を目指して工事が進んでいます。2026年7月31日の工事レポートで、ここまでの経過が3段階に分けて公開されました。
基礎工事とクリーンクリート(2026年2〜4月)
建物を支える基礎土台を地中に構築するため、油圧ショベルで掘削と地盤改良を実施。建物の位置や高さを正確に定めるために捨てコンクリートを打設し、土台の強度を高める鉄筋を組み立て、型枠を設置してコンクリートを流し込むという手順です。
基礎コンクリートには、低炭素型の「クリーンクリート®」が採用されました。大林組が開発したもので、セメントの大部分を高炉スラグ微粉末などの産業副産物に置き換えることでCO2排出量を大幅に削減できるコンクリートです。
山留材を柱と梁に(2026年5〜6月)
鉄骨建方では、山留材を柱・梁に使用しています。山留材は本来、掘削工事のときに周囲の土砂の流入を抑えるために使う仮設の鋼材です。それを建物の骨組みに転用しています。
続いて、外周部のコンクリートの上に、外装材を支持するための足場材をクレーンで組み立てました。これが外装の支持材になります。
山留材が柱と梁、足場材が外装の下地。仮設材をふんだんに使うという説明が、そのまま構造の話になっています。「規格寸法の制約をデザインに変える」という言葉の中身がここにあります。
木の外装パネル(2026年7月〜)
木の外装パネルの取り付けが始まり、建物の輪郭が見え始めました。パネルは1枚1枚、色や模様に違いがあるとされています。
そして会期終了後、このパネルは工事現場の仮囲いなどに加工のうえ転用される予定です。現場の資材で展示館をつくり、終わったら現場の資材に戻る。行き先まで決まっている点が、この出展の特徴です。
2027年2月の竣工に向けて
今後は内装工事と、電気・空調などの設備工事に取り掛かります。冬頃には植栽など外構部の仕上げを進め、2027年2月の竣工を目指します。展示物の制作にも並行して取り組んでいるとのことです。
現場の3人が語る舞台裏(Episode03・2026年10月30日公開)
2026年10月30日、特設サイトのバックステージ連載にEpisode03「仮設材を建築材料として生かす」が公開されました。語るのは、設計本部 建築設計部 課長の陸野 泰寛氏、横浜支店 国際園芸博PV工事事務所 所長の中村 秀太郎氏、横浜支店 建築営業部 エキスパートの本田 直樹氏の3人です。
- 仮設材を構造フレームに:本来は工事中だけ使う足場材や山留材を、建物の構造フレームに採用。足場材の外側に木の外装パネル(ラミナパネル)を貼るため、ミリ単位で納まりを調整しています
- 木のパネルにすき間:ラミナパネルは雨にぬれると伸び縮みする可能性があるため、現場からの提案で部材の間のすき間(クリアランス)を多めにとりました
- 夜は切り株が浮かぶ:パネルとパネルのすき間に、工事現場で使うテープ状のLEDライトを仕込み、夜間に切り株のシルエットが浮かび上がる仕掛けです
- 延べ約15,000人:作業員は1日あたり約50人、実質的な作業日数は約300日。とび職や大工の割合が高い現場です
- 会期後のリユース:ラミナパネルは別の現場で使う予定。3Dプリンターでつくる構造物「The brænch(ザ・ブレンチ)」も他の現場への移転を検討。外壁の継ぎ目にはシーリング材の代わりにテープを使い、部材どうしは溶接せずにつなぐなど、解体しやすさを意識しています
- 木造の現場事務所:別の現場で使った木造の事務所を移築したもので、工事が終わったら解体して別の現場で再び使う予定。工事では蓄電池式の発電機を使い、工事中のCO2排出量の削減にも取り組んでいます
これまでの発表
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2024年12月 | 出展意向を表明 |
| 2026年2月 | 展示館の建設に着工 |
| 2026年3月19日 | 館名を「大林組 モリソラミライ」に決定 |
| 2026年4月15日 | バックステージ Episode02 を公開(意匠・構造・電気・機械の担当者4名が語る) |
| 2026年7月31日 | 工事レポート:建物の輪郭が見え始めた |
| 2026年9月15日 | ユニフォームのデザインを決定 |
| 2026年9月18日 | 公式Xで工事の様子の動画を公開 |
| 2026年9月28日 | 国内30の建設現場と各拠点での機運醸成の取り組みを発表 |
| 2026年10月20日 | 公式Instagram(@obayashi_morisoramirai)を開設。同日、横浜市と「つなぐ横浜館」への協賛契約を締結 |
| 2026年10月30日 | バックステージ Episode03 を公開(設計・施工・営業の担当者3名が語る) |
| 2027年2月 | 竣工予定 |
特設サイトにはティザー動画と、プロジェクトメンバーによるバックステージのインタビュー(Episode01〜03)も公開されています。
開幕半年前、工事の様子が公開
2026年9月18日、大林組の公式Xが開幕半年前にあわせて、工事の様子をスライドショーの動画で公開しました。社内や現場が盛り上がっていることを伝える投稿です。
動画では次のような場面が見られます。
- 工事事務所:木造の建物で、室内も木があらわしになっている。看板には「国際園芸博PV工事事務所」
- 模型:円筒をいくつも寄せ集めた白い模型。切り株が集まった全体の構成が分かる
- 建設中の外観:木の縦板で覆われた円筒が立ち上がり、上端から緑が垂れ下がる。クレーンが入っている段階
- 現場のスタッフ:全員で建物を指さしている
- 他の現場でのPR:江戸川水閘門など大林組の工事現場の仮囲いに「地球と。咲きに行こう。」のポスターが貼られ、「大林組は、GREEN×EXPO 2027のVillage出展パートナーです」と記されている
模型と現場を並べて見ると、切り株のモチーフが実際に立体になっていることが分かります。上端から垂れる緑も、すでに取り付けられていました。
最後の1点が目を引きます。園芸博とは関係のない工事現場の仮囲いが、そのままPRの面になっている。会場の外で園芸博の名前を見る機会が、こういう形でも増えていることになります。
国内30の建設現場と各拠点でPR(2026年9月28日発表)
2026年9月28日、大林組は建設現場・拠点におけるGREEN×EXPO 2027の機運醸成に向けた取り組みを発表しました。
- 建設現場:東京23区、横浜市をはじめ、大阪市、名古屋市など国内30の建設現場で、通りに面した仮囲いに、GREEN×EXPO 2027のキービジュアルを用いたポスターを掲出
- 拠点:大林組の国内の各拠点にもポスターやデジタルサイネージを設置。発表では大林組名古屋支店のデジタルサイネージと大林組東日本ロボティクスセンターのポスター掲出が写真で紹介されている
仮囲いのポスターは、通行する人や地域の人に向けて開催を広く知らせるためのもの。拠点での掲出は、社内外に向けて開催への期待感を高める取り組みとされています。なお、掲出を始めた日付は発表には記載されていません。
9月18日の動画にも、工事現場の仮囲いに園芸博のポスターが貼られた様子が写っていました。今回の発表で、仮囲いへの掲出が国内30の建設現場で行われていることが公表されました。
横浜市「つなぐ横浜館」にも協賛(2026年10月20日)
2026年10月20日、横浜市はUrban GX Village内の横浜市出展「つなぐ横浜館」での先進技術の展示体験について、大林組と協賛契約を締結しました。協賛内容は「宇宙との繋がりが日常になった未来の実現に向けた技術や構想に関する展示物の貸与」。来館者が、地球から月・火星へと広がる未来の宇宙輸送や宇宙開発の構想を楽しみながら学べるようにするとしています。
モリソラミライの「そらの国」と同じく、宇宙を扱う展示です。自社の展示館とは別に、横浜市の発信拠点にも展示物を出すことになります。
関連記事つなぐ横浜館|GREEN×EXPO 2027パビリオン・展示紹介横浜市の発信拠点と26社・グループの協賛›
GREEN×EXPO 2027 開催概要
| 正式名称 | 2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027) |
|---|---|
| 会期 | 2027年3月19日(金)〜9月26日(日)/192日間 |
| 開場時間 | 9時30分〜21時30分 |
| 会場 | 旧上瀬谷通信施設(横浜市瀬谷区・旭区) |
Urban GX Villageとは
「Urban GX Village」は、グリーン社会を実現する最新テクノロジーと出会えるエリアです。8つのVillage出展と、横浜市の出展が予定されています。
同じエリアにあるのは、とうきゅうグループ館、Mobi+、NTT EAST館、KAJIMA TREE、エンドレスハートパーク、三菱みんなの未来館、「やさしくなりたい。」STUDIOなど。
ゼネコンが並ぶエリアでもあります。鹿島建設は60mの木造タワー、大林組は切り株の仮設材。同じ建設業でも、見せ方がまったく違います。
アテンダントの募集(終了しました)
展示館で来館者を迎えるアテンダントの募集は、終了しました(大林組 モリソラミライ特設サイトのスタッフ募集ページより)。雇用会社は株式会社KOmAでした。ここでは、ユニフォームと募集時の要項を記録として残しています。
ユニフォームは「ミライのアテンダント」
2026年9月15日、開催半年前を迎えるなかで、スタッフ向けユニフォームのデザインが決定しました。コンセプトは「ミライのアテンダント」です。
展示館を大きな乗り物に見立て、来場者を乗り物の中へ案内し、「もりの国」「そらの国」、そして理想の「ミライ」へといざなう案内人(アテンダント)をイメージしてデザインされています。
アクセントのオレンジ色は、大林組の職員が工事現場で着用しているサイトウェア(作業服)の色がモチーフです。前述の工事の様子の動画にも、このオレンジの作業服を着たスタッフが写っています。
展示館を乗り物に見立てるという設定が効いています。来場者は「見に来た人」ではなく「乗る人」で、スタッフはその案内人。切り株が並ぶ建物の中で、どう動線が組まれるのかが気になります。
募集時の要項(募集は終了)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集職種 | 大林組展示館「モリソラミライ」アテンダント |
| 雇用形態 | 有期契約社員(雇用会社:株式会社KOmA) |
| 業務内容 | 来館者の案内・屋内外誘導・説明・演出パフォーマンス、館内簡易清掃、その他付随する業務 |
| 契約期間 | 2027年2月中旬〜9月26日(研修期間:2027年2月中旬〜3月18日) |
| 給与 | 時給2,000円(月給目安 約440,000円/出勤日数・時間により変動) |
| 勤務時間 | 8:30〜21:00の間でシフト制(11時間程度の拘束・実働8時間以内) |
| 休日 | 週2日程度 |
| 手当 | 住宅手当+交通費:月額7万円を上限に実費支給 |
| 応募資格 | 契約期間中フル勤務可能な方(副業不可)/公共交通機関で通勤可能な方(引越し時は住宅手当あり)/日常英会話ができる方を歓迎 |
目を引くのが住宅手当です。引越しを伴う応募も想定されていて、遠方から来る人を受け入れる構えでした。業務内容に「演出パフォーマンス」が入っていた点も、他の出展の募集とは違うところです。
創エネ・あかりパーク2026で紹介
大林組は、東京・上野恩賜公園の噴水広場で開かれる「創エネ・あかりパーク2026」(2026年10月30日〜11月3日)に出展します。昨年に続いて2回目の出展です。出展テントでは、木造循環型都市の構想「LOOP50」、建築部材のリユースへの挑戦とあわせて、「大林組 モリソラミライ」の建設を模型やパネルで紹介します。
| 期間 | 2026年10月30日(金)〜11月3日(火・祝) |
|---|---|
| 時間 | 14:00〜20:00(11月3日は18:00まで) |
| 会場 | 上野恩賜公園 噴水広場(入場無料) |
| 体験 | さまざまな樹種のつみきを1分以内に積む「つみきタワーチャレンジ」。参加者などに木のステッカーや傘マーカー(なくなり次第終了) |
上野の出展テントで聞いたこと(10月30日)
初日の10月30日、上野の出展テントで、モリソラミライの設計に携わった方に話を聞きました。
- 見学時間:館内は約30分で回れる構成
- 予約:予約制になる予定
- 「もり」と「そら」:館名の「もり」は森林と共に生きる街「LOOP50」、「そら」は宇宙エレベーターを表しています
予約の方法や開始時期は、まだ発表されていません。
上野の出展テントの展示
テントの壁には、モリソラミライとLOOP50を紹介するパネルが並んでいます。パネルでは、2つの展示館のうち、自然と共生する理想の都市「もりの国」でLOOP50を、宇宙との暮らしが日常になった「そらの国」で宇宙エレベーターを舞台に、未来のものづくりを体験できると紹介されていました。
- 切り株のモチーフ:展示館は木の切り株の形で、「未来を切り拓く」イメージを表しています
- 会期後の使い道:外装の木のパネルは工事現場の仮囲いに、建物を支える骨組みは工事現場の仮設足場として使われます
- 大阪・関西万博からのリユース:パナソニックグループパビリオン「ノモの国」で使われた機械や建材など約180点を、大林組技術研究所「オープンラボ3(OL3)」へリユース。このテントでもリユースした建材が使われています
- 鉄道での運搬:資材を鉄道でも運ぶことで、車だけで運ぶ場合と比べてCO₂の排出を約75%減らしたと紹介されています
LOOP50のパネルでは、上から見ると輪の形をした「木でできた街」が紹介されています。
- 大きさ:直径850m、1周2km、高さ120m。東京ドーム16個分の大きさで、15,000人が暮らす街。学校や病院、ショッピングセンターもある構想です
- 50年で1周建て替わる:街は50の区画に分かれ、1年に1区画ずつ増築と解体を行います。植えた木が育つまでの50年に合わせて、街が1周建て替わる仕組みです
- 解体した木の行き先:できるだけリユース・リサイクルし、最後はバイオマスプラントの燃料として街の熱や電力になります
- グリーンテラス:5階ごとに庭が広がっています
「Circular Timber Construction」の動く模型では、黄色いボールが炭素の動きを表しています。空気中の炭素を森の木が吸収し、伐採した木は工場で柱や床に加工され、建物の中で炭素が長く都市に留まります。解体後は使える木材を再利用し、再利用できない木材はバイオマスプラントで燃やしてエネルギーにする、という循環が一目でわかる展示です。
「大林組 モリソラミライ」の館名は、展示の舞台となる2つの国——自然と共生する理想都市「もりの国」と、宇宙との暮らしが日常になった「そらの国」——に由来します。もり+そら+みらい、です。
建物のモチーフは“切り株”。工事現場のリユース可能な仮設材をふんだんに使い、大林組の現場とこの空間をシンクロさせます。規格寸法の制約を、そのままデザインに変える発想です。
2026年2月に着工し、2027年2月の竣工を目指して工事が進んでいます。基礎には低炭素型のクリーンクリート、柱と梁には山留材。木の外装パネルは会期後に工事現場の仮囲いへ転用されます。10月30日公開のバックステージEpisode03では、延べ約15,000人が働く現場の工夫や、夜に切り株のシルエットが浮かぶ照明の仕掛けも語られました。展示では2017年構想の街「LOOP50」の世界観や、宇宙エレベーターの構想も紹介される予定。アテンダントの募集も始まっており、2026年9月にはユニフォームのデザインも決まりました。9月28日には、国内30の建設現場の仮囲いや各拠点でのポスター掲出など、会場の外でのPRも発表されています。10月30日に上野の出展テントで設計に携わった方に聞いたところでは、館内は約30分で回れて、予約制になる予定です。続報が出たらこの記事に追記します。
・KAJIMA TREE|大屋根リングの木材で建つ高さ約60mの木造タワー
・三菱みんなの未来館|1970年から続く系譜と、3Dプリント再生資材
・横浜園芸博で働くには?|求人まとめ
・【保存版】横浜園芸博のパビリオンは?|Village別 出展企業リストと最新情報
出典・関連リンク
・大林組 モリソラミライ GREEN×EXPO 2027 特設サイト
・スタッフ募集|大林組 モリソラミライ
・展示館「大林組 モリソラミライ」の建物の輪郭が見え始めました(工事レポート)|大林組(2026.7.31)
・展示館「大林組 モリソラミライ」のユニフォームのデザインが決定しました|大林組(2026.9)
・バックステージ Episode01|大林組 モリソラミライ
・技術力を結集し、規格寸法の制約をデザインに変える仮設材でつくる「切り株」の展示館|バックステージ Episode02
・仮設材を建築材料として生かす 大林組 モリソラミライを形にする連携と工夫|バックステージ Episode03(2026.10.30)
・開幕半年前の工事の様子(動画)|大林組 公式X(2026.9.18)
・大林組の建設現場・拠点におけるGREEN×EXPO 2027機運醸成に向けた取り組み|大林組(2026.9.28)
・大林組 モリソラミライ 公式Instagram(2026.10.20開設)
・株式会社大林組と協賛契約を締結|横浜市(2026.10.20)
・森林と共に生きる街「LOOP50」を構想|大林組(2017.11.30)
・GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)オフィシャルサイト
※2026年10月時点の公開情報にもとづく内容です。展示内容は今後変更される可能性があります。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
