GREEN×EXPO 2027とは?|横浜園芸博をわかりやすく解説<随時更新>

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GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)は、2027年3月19日(金)から9月26日(日)までの192日間、横浜市の旧上瀬谷通信施設で開かれる国際博覧会です。愛称は「横浜グリーンエクスポ」。

最上位クラス(A1)の国際園芸博覧会が日本で開かれるのは、1990年の大阪「花の万博」以来、37年ぶりです。このページでは、はじめての方にもわかるように全体像をまとめ、くわしい記事へご案内します。

項目内容
正式名称2027年国際園芸博覧会(略称:GREEN×EXPO 2027)
愛称横浜グリーンエクスポ
テーマ幸せを創る明日の風景
会期2027年3月19日(金)〜9月26日(日)・192日間
会場神奈川県横浜市 旧上瀬谷通信施設の一部(会場区域 約80ha)
目標有料来場者数 1,000万人以上
入場料(大人1日券)5,500円(前売4,900円)
開催者公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会
公式マスコットトゥンクトゥンク

数字は2026年9月30日時点のものです。

GREEN×EXPO 2027の会場イメージ
GREEN×EXPO 2027の会場イメージ|画像:GREEN×EXPO協会(PR TIMESより)

ABOUTどんな博覧会?

GREEN×EXPO 2027は、国際園芸家協会(AIPH)が承認し、博覧会国際事務局(BIE)が認定する、最上位(A1クラス)の国際園芸博覧会です。日本で開かれる主な博覧会の流れは次のとおりです。

  1. 1970年 日本万国博覧会(大阪)
    テーマは「人類の進歩と調和」
  2. 1990年 国際花と緑の博覧会(大阪・花の万博)
    日本初のA1クラスの国際園芸博覧会。テーマは「自然と人間との共生」
  3. 2000年 淡路花博/2004年 浜名湖花博
    国際園芸博覧会(Bクラス)
  4. 2005年 愛・地球博(愛知)
    テーマは「自然の叡智」
  5. 2025年 大阪・関西万博
    テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」
  6. 今回の博覧会2027年 GREEN×EXPO 2027(横浜)
    A1クラス。テーマは「幸せを創る明日の風景」

THEMEテーマと合言葉

テーマ幸せを創る明日の風景Scenery of the Future for Happiness

花や緑、農、食は、わたしたちの命と暮らしを支え、世代や民族を超えて感動や笑顔をもたらしてきました。GREEN×EXPO 2027は、植物が持つさまざまな価値を見直し、持続可能な未来と、誰も取り残されない社会づくりに生かすこと。そして自然との共生や幸福感を、「新たな明日の風景」として目に見える形にすることを目指しています。

サブテーマ内容
自然との調和
Co-adaptation
自然の力を取り入れ、グリーンインフラで持続可能で安全な、魅力ある都市の土台づくりを提案
緑や農による共存
Co-existence
日本の農の心に学び、緑や農を通じて分かち合い、支え合うグリーンコミュニティのあり方を提案
新産業の創出
Co-creation
花き園芸・農の高付加価値化、新技術・新品種、異業種連携による新しい産業を提案
連携による解決
Co-operation
国内外の企業、教育・研究機関、市民との連携で、多文化共生や平和の実現を目指す
合言葉「地球と。咲きに行こう。」のビジュアル
合言葉「地球と。咲きに行こう。」|画像:GREEN×EXPO協会(PR TIMESより)

2026年3月19日の開催1年前記者発表会では、合言葉「地球と。咲きに行こう。」が発表されました。「地球を」ではなく「地球と」としたのは、人がフラットな目線でこれからに向き合い、生き方を見つけるきっかけが花や緑から広がっている、という思いから。会場で咲くのは花や緑だけでなく、訪れる一人ひとりも「咲く」ことができる場を目指すと説明されています。

正式略称の「GREEN×EXPO 2027」は、植物・花・緑をまとめた「GREEN」と、国際的な課題の解決に貢献する「EXPO」を組み合わせたもの。自然と人、社会の持続可能性を追いかけ、世界と共有する場であることを表しています。

WHY何のために開くの?

国際園芸博覧会は、もともと園芸産業の発展を目的に始まりました。今は、博覧会をきっかけにしたまちづくりや社会課題への貢献、植物を使った健康と福祉の向上も目的に加わっています。

  • 世界の課題:SDGs、カーボンニュートラル、ネイチャーポジティブ(自然の損失を2030年までに反転)、サーキュラーエコノミー(循環経済)への取り組みを発信
  • 日本らしい文化の発信:自然との共生、盆栽、生け花、伝統工芸、農と食の文化
  • グリーン技術の見本市:企業の最先端のグリーン技術を見せ、国際的なビジネスにつなげる

会場では、花や緑を「観る」「触れる」「食べる」体験を通して、テーマ「幸せを創る明日の風景」を感じてもらう計画です。

第6回グリーンインフラ大賞 GREEN×EXPO賞の表彰
グリーンインフラ大賞「GREEN×EXPO賞」の表彰|グリーンインフラ産業展2026(2026年1月28日撮影)
鹿島のブースとKAJIMA TREEのパネル
鹿島のブース。KAJIMA TREEのパネルも|グリーンインフラ産業展2026(2026年1月28日撮影)

VENUE会場はどこ?

会場は、横浜市の瀬谷区と旭区にまたがる旧上瀬谷通信施設の一部、約80haです。米軍の通信施設だった土地が2015年に返還され、博覧会のあとは公園などに生まれ変わります。

GREEN×EXPO 2027会場の位置と周辺の鉄道・シャトルバス発着駅
会場の位置と、周辺の鉄道・シャトルバス発着駅(交通アクセスマップ)|出典:GREEN×EXPO 2027 公式サイト
事業内容
土地区画整理事業(横浜市)土地の造成、周辺の道路、基幹インフラ
都市公園事業(横浜市)閉幕後も残る公園の園路・広場・植栽・建物
会場建設事業(協会)博覧会に必要な仮設の施設や演出。最大417億円(国・地方・民間が1:1:1で負担)

このほか、運営費は536億円と見込まれています。

EXHIBITS何が見られる?

出展内容規模
主催者展示テーマ館「ねっこ」、園芸文化館「いろはにわ」、屋内出展施設「はなめぐり」3施設
日本政府苑国の出展。屋内外が一体の約2.5haの庭園と建物—
国際出展世界各国の庭園や農・食、園芸文化74か国・5国際機関
Village出展企業などによる大規模な出展(5つのVillage)12件
花・緑出展庭園・花壇・生け花・盆栽などの作品。全都道府県・全政令市を含む76自治体も参加390件
テーマ営業出店・一般営業出展テーマに合わせた展示と飲食・物販、レストラン・カフェなど4件・32件

国際出展は2026年9月10日更新の数(9月15日時点で目標の70程度を達成)、花・緑出展は屋外179件、屋内(全期間)21件、屋内(短期間)224件の合計です(重複あり、内定者を含む)。会場には1,000万株の花と緑が植えられる計画です。

テーマ館「ねっこ」の鳥観図
テーマ館「ねっこ」の鳥観図|画像:GREEN×EXPO協会 公式サイト
日本政府苑の展示イメージ
日本政府苑の展示イメージ|出典:農林水産省

SEASONいつ行く?花の見ごろ

192日間の会期のあいだに、見られる花は入れ替わっていきます。開幕のころはソメイヨシノなど8種の桜、春はチューリップやネモフィラ、初夏はアジサイやユリ、夏から秋はヒマワリやダリアなどが見頃を迎えます。

桜が咲く日本政府苑のイメージ
桜が咲く日本政府苑のイメージ|出典:農林水産省

LEGACY大阪・関西万博とのつながり

  • 大屋根リングの木材:横浜市のベンチ、神奈川県出展エリアの花壇やウッドデッキ、鹿島建設の「KAJIMA TREE」に再活用
  • 資材・樹木の引き継ぎ:メインゲートや屋内出展施設などに万博で使われた資材を使い、万博会場の樹木は鉄道で運んで移植
  • null⁴(テトラヌル):落合陽一氏の「null²」のコンセプトを受け継ぐ新たな生命彫刻館をSATOYAMA Villageに
大阪・関西万博の大屋根リング
大阪・関西万博の大屋根リング|画像出典:EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト
KAJIMA TREEの完成イメージ
KAJIMA TREEの完成イメージ|出典:鹿島建設

EVENTS会期中の催し

192日間の会期中は、毎日のようにどこかで催しがあります。大きなものを挙げます。

  • ブルーインパルスの展示飛行(2027年3月19日・開幕日):航空自衛隊。時間やルートはまだ発表されていません
  • ナショナルデー・スペシャルデー:参加国などが自国の文化を紹介する日。国ごとに日程が決まっています
  • 大阪・関西万博 開幕2周年イベント(2027年4月13日):2025年日本国際博覧会協会が会場の催事場で開く予定。正式名称は未定
  • グリーンテック集中見本市:最先端のグリーン技術を、4日ごとに入れ替えて紹介
  • おまつり歳時記プロジェクト:青森ねぶたの常設展示など、全国の祭りと連携
  • 自治体の催し:神奈川県のオリジナルミュージカル「Vibrant INOCHI」、横浜市の「YOKOHAMA GREEN CHALLENGE WEEK」(5月26日〜6月1日)など
ナショナルデー・スペシャルデーの日程一覧
ナショナルデー・スペシャルデーの日程一覧(2026年9月15日公表のイベントリスト第一弾より)

MASCOT公式マスコット「トゥンクトゥンク」

トゥンクトゥンク
トゥンクトゥンク|画像:GREEN×EXPO協会(PR TIMESより)

GREEN×EXPO 2027の公式マスコットは「トゥンクトゥンク」。はるか宇宙から地球に憧れてやってきた精霊で、胸には仲間から贈られた小さな地球を抱えています。植物や生きものの気持ちに共鳴して、その想いを人間に伝えるコミュニケーターです。

名前一般公募の6,076件から選ばれ、2024年6月22日の開催1000日前記者発表会で発表。「トゥンク」はときめいたときの心臓の音
デザイン映像ディレクター・アートディレクターの牧野惇 氏(指名コンペティションで選定)
会える場所各地のイベントでグリーティングを実施。グッズは公式ストアなどで販売

ACCESS会場への行き方

会場の最寄り駅からは距離があるため、4つの駅からシャトルバスが出ます。シャトルバスと駐車場は予約制です。

乗り場会場までの目安
瀬谷駅(相鉄線)約2km・10分程度
三ツ境駅(相鉄線)約4km・15分程度
南町田グランベリーパーク駅(東急田園都市線)約4km・15分程度
十日市場駅(JR横浜線)約6km・20分程度

シャトルバスの運賃は大人200円・小児100円。会場の駐車場(約6,540台)は、自家用車が平日5,000円、土休日・繁忙期7,000円です。横浜市は、横浜都心臨海部と会場を結ぶ直行バスも運行する予定です。

会場までの主な移動経路と所要時間
会場までの主な移動経路と所要時間(想定)|「GREEN×EXPO 2027 来場者輸送実施計画 第3版」より

TICKETチケットと予約

券種大人中人小人
1日券(前売)4,900円3,000円1,400円
1日券(会期中)5,500円3,300円1,500円
夜間券(会期中・17時以降)3,500円1,900円900円
通期パス28,000円16,000円6,500円
夏パス(7月1日〜8月31日)12,000円7,000円3,000円
特別割引券2,800円1,700円800円
  • 来場日時の予約:2026年9月18日に受付開始。入場の時間は9時半〜17時の7つの枠から選び、予約した時間以降ならいつでも入場できる
  • 施設の予約:抽選はなく当日予約のみ。1人1枠まで、8時・11時半・16時半の3回に予約できる
  • コンビニでも販売:セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンで1日券・特別割引券・夜間券(夜間券は会期中のみ)

ROADMAP開幕までの予定

開幕までの発表会やイベント、チケットの節目は、別の記事で時系列にまとめています。毎日のニュースはカウントダウン記事で紹介しています。

FAQよくある質問

  • 万博とは違うの?:花と緑をテーマにした「国際園芸博覧会」です。A1クラスは、博覧会国際事務局(BIE)の認定も受ける最上位の園芸博で、日本では1990年の大阪「花の万博」以来です
  • チケットはどこで買える?:公式チケットサイトのほか、2026年9月18日からはコンビニでも買えます。どのチケットも、来場日時を予約してから来場します(コンビニで買うチケットは来場日時の予約付き)
  • 車で行ける?:会場の駐車場は予約制です。4駅からのシャトルバスも予約制です
  • 公式マスコットは?:地球をモチーフにした「トゥンクトゥンク」です

SUMMARYまとめ

  • GREEN×EXPO 2027は、2027年3月19日〜9月26日に横浜の旧上瀬谷通信施設で開かれる、A1クラスの国際園芸博覧会
  • 日本でのA1クラスは1990年の大阪「花の万博」以来37年ぶり。テーマは「幸せを創る明日の風景」
  • 主催者展示3施設、日本政府苑、74か国・5機関の国際出展、Village出展12件、花・緑出展390件が並ぶ
  • 会場へは4駅からのシャトルバス(予約制)。チケットは来場日時の予約とセット
  • 大阪・関西万博の大屋根リングの木材や樹木が、横浜の会場に引き継がれる

出典:2027年国際園芸博覧会協会 公式サイト、横浜市 記者発表資料。各節の詳細は、リンク先の記事の出典をご覧ください。

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